矢野・朝木両「市議」がいつまでも「襲撃する運動」と公式に絶縁しない中、主権回復を目指す会が「チーム関西」を完全に切り捨て


東村山市民新聞は、1日空けて「最終更新日」が5月4日付に修正されたのみでした(5月4日付、2010/05/03 14:23:33)。


いくつか記事を書きかけなのですが、3・28京都デモ徳島県教組襲撃事件をめぐって西村修平主権回復を目指す会代表が興味深い対応をとりましたので、取り急ぎ拾っておき、瀬戸弘幸サンや桜井誠在特会会長の反応を見守りたいと思います*1


<再び告知 主権は一切関知せず>
 徳島日教組糾弾で県教組は4月21日、糾弾活動に参加した「チーム関西」の不特定多数を威力業務妨害で、また在特会京都支部を組織的威力業務妨害でそれぞれ刑事告発した。とりわけ、この「組織的」とは、解釈次第では他の組織に否応なく波及する深刻な意味を含んでいる。
 当会は刑事告発される前日に、下記の内部通達を出して今回の件に関する見解を述べた。先に行われた徳島日教組糾弾は代表の指示又は了解を得ないまま行った当会の活動方針と異なる手法であり、会の方針に背く行為である。さらに、代表の指示又は了解を得ないまま記者会見に出席するなどは他者にとんでもない誤解を与え得かねない。
 因って、徳島日教組糾弾に関わった西村 斉、荒巻靖彦、永山 嵩の各氏、会の承諾を得ないで記者会見に出席した山道哲也氏を除名とします。
平成22年5月3日
主権回復を目指す会代表 西村修平


主権回復を目指す会は『チーム関西』を切り捨てかという観測はやはり正しかったようで、上記除名宣言の下には4月20日付の内部通達全文も掲載されています。
主権回復を目指す会は3・28カウンターデモと徳島日教組糾弾に一切関知していません。またチーム関西にはこれまでも関知していないが、今後も一切関知しません」
と、見事なまでの切り捨てぶりです。それにしても、西村修平から次のように指摘されるのですから、よほどのことと言わざるを得ません(太字は引用者=3羽の雀)。

 3・28カウンターデモと徳島日教組糾弾は警察がまともであれば逮捕者が出た行動であった。
 前者に関して言えば、デモ隊の行進ルートに躍り出て妨害を加える、機動隊の盾をつかんで揺さぶる、体当たりをを加えるなどなど、本来なら全てが威力業務妨害若しくは公務執行妨害に該当する現行犯で逮捕されていた。
 後者は私的施設に押し入り、制止を無視してトラメガで咆吼する、受話器を取り上げ通話を妨害する、書類などをまき散らすなどなど、全て現行犯で逮捕されていたはずである。
 よくぞ逮捕されなかったが何故か。警察の能力が想像を絶するほど低下しているだけの話である。
 これらの映像は無編集でネット上にYouTube等で紹介されているが、刑事事件の取り調べではまたとない証拠資料として採用され、妨害事実を証明することになる。自らの映像で自らが起訴される格好の証拠を自慢げにネットに挙げたままにしているのは笑止の沙汰でしかない。愚かの限りである。
 以上は、もし逮捕者が出た場合、不当逮捕にはあたらない。れっきとした現行犯逮捕である。この点を深刻に考えなければならない。
〔中略〕
 ケジメをつけなければ組織が壊滅の憂き目に遭うのは必然、単に組織ばかりではなく<『語る』運動から『行動する』運動へ>の前進に大きなダメージを与えかねない。不当な国家権力の弾圧には毅然として闘うのは言うまでもないが、ストレス発散・鬱憤晴らしの無責任がもたらす結果に、我々は余分なコストを負担する体力はない。


5月3日午後9時現在、チーム関西の公式サイトでは特に見解は発表されていないようです。


チーム関西の行動について、MBSニュース
「抗議されるようなことをやるほうに問題があると私は思いますね。あくまでもですね、メガホン一つかかえて持っていっただけの話であってですね、まあそれがあのー、何かの形で法に触れるってんであればですね、彼らも刑事告訴すればよろしいんですね」
とコメントしていた桜井誠在特会会長は、ブログで次のように述べて、チーム関西の行動を基本的に擁護・支持していました。



瀬戸弘幸サンも、“義憤”から発せられた行動を断固支持するなどと、逃走マスターらしからぬ対応で徳島県教組襲撃に支持を表明しています。



「逮捕すべき案件などではない」という[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20100424/p1:title=瀬戸サンの認識]は、西村修平の見解とはだいぶ異なるようですが、さて今回の[http://www.shukenkaifuku.com/info/main.cgi?mode=thr&no=15:title=「チーム関西」切り捨て宣言]に対してどのような反応を見せて下さるでしょうか。矢野・朝木両「市議」は、このまま彼らを批判することも公式に絶縁することもなく、ダンマリを決め込み続けるのだろうと思いますが。


ちなみに、『ザ・コーヴ』上映をめぐって西村修平らが(株)アンプラグド前および同社社長宅前で展開してきた街宣を禁ずる仮処分決定については、[http://www.shukenkaifuku.com/info/main.cgi?mode=thr&no=14:title=保全異議申立てを受けた審尋が5月11日(火)に行なわれる]模様です。西村修平は、自分は逮捕スレスレでやっていると自信を持っているのかもしれませんが、悪質さにおいてはどっちもどっちですので、警察はきっちり対応した方がよろしいかと思います。