排外主義を公然と打ち出し始めたアニマル集団「襲撃する運動」
忙しいやら連休ボケやらで少々更新が滞ってしまいましたが、東村山市議選まで１年を切ったこともあり、ぼちぼち気合いを入れ直そうかと思います。なお「東村山市民新聞」では、１日おきに「最終更新日」のみが修正されるという状況が続いています（５月６日付、2010/05/05 15:32:55／５月８日付、2010/05/07 20:13:29）。
さて、西村修平・主権回復を目指す会代表による「チーム関西」切り捨て宣言については、いまのところ瀬戸弘幸サンからも桜井誠・在特会会長からも特に反応がありません。少なくとも在特会は、どうやら左翼側に対応措置をとられて肩透かしに終わってしまったらしい「水曜デモ」フンサイ行動の際に「チーム関西」と共同行動をとっていることから、今後も密接な関係を保っていくようです。
他方、すっかり「日蓮正宗日護講」化しつつある日護会が仮処分を食らいながら行なった５・３「カルト撲滅・課税デモ」には、このところ同会とすっかり仲良くなった「チーム関西」関係者らとともに西村修平も参加しており、「チーム関西」を激励する寄せ書きに「七転び八起き」という言葉まで記しています。これでは「茶番」「偽装絶縁」等の声が出るのも仕方がありませんが、「チーム関西」のメンバーが逮捕・起訴されることになったら、果たしてこれらの関係はどのように変わるのでしょうか。
ところで、「チーム関西」のメンバーであり、徳島県教組襲撃事件のときもハッスルしていたクロエは、一度は次のような言葉を残してブログをやめると宣言しましたが、やっぱり気が変わったらしく、すぐに削除して何事もなかったかのように更新を続けています（以下、ＲＳＳリーダーに残っていた文面）。
「私のこと何も知らない奴がいろんなところで嘘ばっかり書いてるらしい。もうこのBlogやめます。そして、私の信頼している人だけ新しいBlog教えます。嫉妬と怨念だらけの女や左翼を相手してる暇ないから!! 巧妙な工作も増えてきてるしサヨナラ。」
今日（５月７日）はこんなことを書いていました。
報道では、「差別は良くないこと」としてよく言われていますが、昔ではここまでの犯罪率は類をみなかったといいます。私も差別は本来ならしません。
しかし、たとえると、もともと通常ある生態系における生物群は他の生物間や環境とバランスのとれた関係になっています。しかし、新たな環境因子や生物種などの導入は著しい変化を及ぼし、生態系の崩壊や在来種の絶滅などを引き起こす事も考えられる。民族問題というのもこれと同じなのです。
どうやらホモ・サピエンスとしての知恵を欠いていることは自覚しているようですが、それでも差別主義者・排外主義者等の批判を受けることは気にしているようで、今回のエントリーでも「これ（在日中国人批判）は排外主義でもなんでもないんですよ」という水島総・チャンネル桜社長の言葉を引用しています。
これに対し、何かやけになることでもあったのか、公然と排外主義の唱道を開始し、何かにとりつかれたように煽動エントリーをアップし続けているのが有門大輔です。
- 〈民族問題こそ国民が直面する試練！〉
- 〈排外的民族主義のススメ！〉
- 〈排外的民族主義のススメ！ その２〉
- 〈排外的ナショナリズムという必然性！〉
- 〈排外的ナショナリズムという必然性！ その２〉
- 〈在日問題を派生させる根元絶て！〉
- 〈在日問題を派生させる根元絶て！ その２〉
- 〈排外主義という叡智！〉
- 〈排外思想が日本の治安を救う！〉〔追加〕
いちいちつっこみは入れませんが、これでは「民族差別を許さない」と声明している維新政党・新風にいられなくなったのも不思議ではありません。
<維新政党・新風>声明 via kwout
ところが、このような見解をとっている維新政党・新風の金友隆幸・東京都本部世田谷支部長が、次のように人種主義・排外主義丸出しの発言をしているのですから困ったものです。
「排外というのは主義や思想ではないんです！ その民族が自然に持つ、要素として備えた反応です！ 身体が悪い病気に冒されればそれを排除しようと体内で抵抗が作用する！ それと同じことが日本という民族についても言えます！ 『害人』とも言うべき外国人という悪い病原菌が増えればそれを排除しようとする作用が必ず働く！ 支那人、朝鮮人を叩き出せは当然の反応じゃないですか！
動物学でもそうです！ シマウマがライオンの子を育てますか？ イルカがサメの子を育てますか？ 絶対にあり得ません！ 日本という民族においても支那人や朝鮮人など異民族を育てる道理はないし、それを排除する動きが起きるのは当然のことでしょう！」
（有門大輔ブログ〈排外的ナショナリズムという必然性！ その２〉より）
クロエと同様、自分達はシマウマかイルカ程度の頭と社会性しか持っていないと自覚しているようですが、維新政党・新風は、一刻も早くこのような「卑小なる民族差別主義者とは一線を画す」べきでありましょう。
なお、主権回復を目指す会も、この金友発言を紹介した有門のエントリー抜粋を「お知らせ」に掲載しており、排外主義を公式に標榜するようになったと考えてよさそうです。
一方で、「[http://otakuofantifainfo.blog49.fc2.com/:title=OTAKU OF ANTIFA]」（表現規制と排外差別主義に反対するヲタクの会）という会も結成されました（エクストラレポート・ルーム〈[http://blog.livedoor.jp/baisemoi_bullet/archives/65337821.html:title=５月５日、「OTAKU OF ANTIFA !」胎動集会 出席レポ]〉等も参照）。なるほど、
「悪い病原菌が増えればそれを排除しようとする作用が必ず働く！」（金友）
というのはあながち間違いではなさそうです。
〔この記事は５月８日のお昼前にアップしたものです。〕
