いきなり「保健福祉行政」をほとんど取り上げなくなった矢野穂積・朝木直子両「市議」(NPO法人「林檎の木」理事・監事)


このところ怒涛のような忙しさが続き、東村山市民新聞も、西村修平・街宣名誉毀損裁判での完全敗北の影響もあってか「最終更新日」の修正*1が黙々と続けられているだけなので、すっかり更新をさぼってしまいました。


そうこうするうちに東村山市議会6月定例会も始まりましたが、東村山市民新聞は、矢野穂積朝木直子両「市議」の一般質問が終わった今日も「最終更新日」を修正しただけ(6月4日付、2010/06/03 21:23:18)。3月定例会については、2月28日付更新で佐藤市議の悪口を言い、4月3日付更新で佐藤・薄井両市議らの悪口を言っただけでしたが、さて今回はどうなるでしょうか(3月31日付〈矢野穂積・朝木直子両「市議」の2010年(1)〉も参照)。


矢野・朝木両「市議」の一般質問の内容については、薄井市議がいつものようにブログで(他の議員の質問通告書とともに)掲載してくれていますので、まとめWiki矢野穂積・朝木直子両「市議」の一般質問(平成22年)〉に取り急ぎ転載しておきました。質問項目は以下の通りです。

朝木直子
1.市役所のバリアフリーについて
2.教育行政の諸問題について
3.渡部市政の問題点
矢野穂積
1.入札・契約等と市長の責任
2.庁舎管理と社会的弱者への配慮
3.議員年金は即時廃止を


この数年、必ずと言っていいほど取り上げてきた「保健福祉行政」についての質問が、いきなり影を潜めています(2009年3月8日付〈矢野・朝木両「市議」は「女性蔑視追及」を実践しているか(いやない)〉のほか、まとめWiki一般質問:保育問題(1)〉〈一般質問:保育問題(2)〉など参照)。りんごっこ保育園の分園が無事に開設の運びとなったことで、これ以上市議会で騒ぐ必要もなくなった、というところでしょうか。もっとも、「《3》渡部市政の問題点」(朝木「市議」)として、
「6.市長が市議時代に上げた決議によって発生した損害賠償金400万円を市民に押し付けた政治的責任はどのように考えているか。法的に問題ないとの答弁であったが、市民に対しての政治的・道義的責任はないと考えているか」
という質問はしつこく行なわれています(まとめWiki一般質問:保育問題(2)〉参照)。


また、「教育行政の諸問題について」(朝木「市議」)の冒頭では、「1.児童相談所について」として、
「(1)児童相談所で、保護者に何の説明もないまま、また具体的な虐待の証明もないまま、児童を一時保護のまま、長期に渡って保護者に面会もさせないままの状態であることについて所管は現状を把握しているか」
という質問が通告されているのが目を引きます。教育行政というより児童福祉行政の問題ですが、これは、矢野「市議」が3月定例会で
「児童が児相の勝手な判断で、・・・事実上、児相により監禁され、保護者及び当該児童は権利侵害を受けている」
などと質問していた件の続きですね。東村山市民新聞」には依然として次のような扇情的な囲み記事(4月12日付更新)が踊っていますが、その割に、朝木「市議」の質問はずいぶん大人しくなっている印象です。



この件についてはあらためて取り上げるとして、とりあえず4月12日付〈矢野穂積・東村山「市議」が児童相談所「攻撃」勢力に合流か?〉を参照してください。


その他、市庁舎のスロープ設置問題について、朝木「市議」(1.市役所のバリアフリーについて)と矢野「市議」(2.庁舎管理と社会的弱者への配慮)がともに取り上げています。これも、両「市議」が繰り返し取り上げてきた問題です(平成21年3月4日の一般質問同6月2日の一般質問等参照)。


この問題をどのように解決すべきかという点についてはともかく、朝木明代市議万引き被疑事件・転落死事件をめぐって「一番弱い」洋品店に「抗議」することが「最も効果的だ」などと「襲撃する運動」一派を煽り、その後も彼らの行動を一切やめさせようとしてこなかった(それどころか、襲撃事件の際に洋品店を口汚く攻撃した西村修平の全面的支援者である)矢野「市議」に、「社会的弱者への配慮」などとは口にしていただきたくないものです。この件についても、千葉英司さんから訴えられた瀬戸弘幸サン洋品店店主を法廷に引きずり出そうとしているようなので、あらためて取り上げるつもりです(とりあえず2008年10月3日付〈市民の「恐怖心」に想像力を働かせようとしない公職(志願)者たち〉など参照)。


他に、「《3》渡部市政の問題点」(朝木「市議」)では、
「1.今年の1月から2月12日までに新年会に50回も出席しているが、1件あたりの出席時間」
を教えろと要求しています。そんなことより、自分達が月にどのぐらい裁判所に通っているのかを公表していただきたいものです。


なお、「1.入札・契約等と市長の責任」をめぐる矢野「市議」の質問については、議会運営委員会で次のような対応がとられたそうです。

今日は、矢野議員の質問通告書内に、市内の建設業者を名指しした上で「悪質業者」と表記した個所があったため、削除措置が取られました。書いた本人が訴えられるだけなら構いませんが、万が一、議会としての責任を問われた場合に耐えられるか、という判断の上です。
(佐藤市議ブログ〈6月定例市議会に向けて…議運&代表者会議報告〉)


それでも矢野「市議」は議会で企業名を出した上で「悪質業者」などと騒ぎ、会議録で伏字にされてしまうのでしょうか。


ところで、今回は3月定例会の会議録がネット上で公開されるまでにずいぶん時間がかかりました。通常、次の定例会が始まる直前にはアップされるのですが、今回は、6月定例会が始まった翌日、6月2日の午後にずれ込む始末。紙の会議録が議員に配布されたのも5月31日の夕方だったそうで、これでは質問の準備をするのにも不便でしょう。所管の答弁内容に関わらず、何度も同じ質問を繰り返して平気の平左でいる一部の議員は別ですが。いろいろ事情はあるのでしょうが、もう少し何とかしてほしいものです(Togetterまとめ〈東村山市議会の会議録アップが遅すぎるのではないかと思われる件〉も参照)。

*1:5月25日付(2010/05/24 19:04:55)、5月26日付(2010/05/25 20:41:24)、5月29日付(2010/05/28 18:42:25)、5月31日付(2010/05/30 16:08:33)、6月1日付(2010/05/31 18:30:13)、6月2日付(2010/06/01 16:32:10)、6月3日付(2010/06/02 18:34:03)。