国家権力による表現の検閲・弾圧を要求する自称ジャーナリスト・瀬戸弘幸サンが「ユーチューブの言論弾圧」などと騒ぐ茶番


「自作自演」裁判控訴審は、残念ながら宇留嶋さん側の逆転敗訴となったようです。もっとも、「殺人未遂事件」などと騒いだ矢野穂積朝木直子両「市議」にとってはむしろ痛手となる事実認定が行なわれたようで、果たしてどんな反応を示してくれるでしょうか。


なお東村山市民新聞は、まだ判決を入手していないのか、「最終更新日」の修正のみでした(6月18日付、2010/06/17 22:45:24)。そういえば、明日18日は東村山市議会6月定例会の最終日で、「朝木明代議員殺害事件に関する請願」に関する報告が本会議で行なわれます(6月11日付〈「朝木明代議員殺害事件に関する請願」、そろそろ決着か【結果を追記】〉、佐藤市議の不採択討論全文も参照)。「草の根」が本会議でどのような反応を示すのか(あるいは示さないのか)、こちらも要注目です。


さて、主権回復を目指す会をはじめとする「襲撃する運動」の『ザ・コーヴ』上映粉砕運動問題ですが、主権回復を目指す会の掲示板で、〈これはカルトだ!虐日映画『ザ・コーヴ』全訳〉と題して『ザ・コーヴ』のスクリプトが全文掲載されたものの、ほどなくして削除されるという一件がありました。




あえて冒頭と末尾のスクリーンショット画像しか示しませんが、この調子で全編のスクリプトが掲載されており、明々白々な著作権侵害です。私が掲載を確認したのは6月17日午前11時40分ごろですが、午後7時12分ごろにあらためて確認したところ、すでに削除されていました(6月17日のTwilog参照)。著作権者から警告があったのか、誰かから指摘を受けたのかは知りませんが、さすがにこれは訴えられたらえらいことになると思ったのでしょう。すぐに削除して逃亡を図ったのは賢明な判断ですが、彼らの独善性や遵法意識の欠如を象徴している出来事だとは言えそうです。


一方、主権回復を目指す会がまたYou Tubeのアカウントを削除されました。どうせ肖像権侵害や差別的発言などの規約違反が問題にされたのではないかと思いますが、瀬戸弘幸サンなどはまた妄想全開で言論弾圧などと騒いでいます。



ちなみに、当初はこの記事に「緊急抗議の呼びかけ」も掲載されていましたが、「内部情報」であることに気付いたのか、その後削除されてしまいました。もちろん[http://megalodon.jp/2010-0617-1952-03/blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52505536.html:title=魚拓]はとってあります。


[f:id:three_sparrows:20100618055905j:image:w700]


呼びかけの趣旨は下記の通り。

YouTubeのアカウントをまた削除されました。
この度の削除は相当な分量の英語字幕を入れていたのと、シーシェパード裁判や映画『ザ・コーヴ』の抗議など、740以上の動画が削除されました。
欧米白人の偽善、人種差別を彼らの言語でもって反撃をした結果ですが、これまでの我々の動画発信が如何に連中を震撼させているかの証です。
乗り込んでいって、グーグルの言論弾圧を徹底糾弾しましょう。
◆なお、抗議文への回答がグーグルから未だ来ていません。回答次第では街宣中止としますが、その節は必ず20日夕刻までは連絡します。
◆この案内は否告知、内部情報です。転載しないでください。
呼び掛け:主権回復を目指す会 せと弘幸Blog『日本よ何処へ』 NPO外国人犯罪追放運動
※雨天決行 プラカードの持参歓迎
連絡:西村〔携帯電話番号略〕


前にも「誅殺」などという物騒な言葉を使いながらグーグル日本支社に抗議に赴いていましたが、まったくいろいろと笑わせてくれるものです(主権回復を目指す会の報告、C.I.L〈※本文の後に重大な追記あり 『維新政党新風 Googleを創価認定して押しかける』〉なども参照)。



(瀬戸弘幸ブログ〈<活動報告>第二回西村裁判・八王子駅前街宣〉)


他方、自称非情なまでの裁判魔(笑)のよーめんは、「これ損害賠償行きたいね」と裁判を提案しています。



「批判は見てから」という主張にかみついた記事の数日後に
「まずい動画があるのならそれこそたくさんの人に見てもらって判断してもらえば良いのではないか?主権や在特のような悪い人達がいるぞと!/それが何か困るか?」
と見事なブーメランを飛ばすのですから呆れたものですが、自分達の主張に正当性があると考えているなら、よーめんの言う通り損害賠償請求を提起すればいいと思います。ま、You Tubeの利用規約では次のように書かれていますから、請求が認められることはなかなか難しいでしょうけれども。

7.アカウントの終了に関する方針
A.YouTubeは、状況に照らして、本ユーザーが常習的な違反者であると判断した場合は、本ユーザーの本サービスへのアクセスを終了します。
B.YouTubeは、本コンテンツ又は本コンテンツが本サービス条件(ポルノ、猥褻なマテリアル、又は過度の長さなどを含みますが、これらに限られません。)を遵守しているか否か(著作権侵害に関するものを除く)を判断する権利を留保します。 YouTubeは、いつでも事前の通知なく、かつ単独の裁量により、本サービス条件に違反する当該本コンテンツを削除することができ、また、及び/又は当該マテリアルを投稿するための本ユーザーのアカウントを終了することができます。


最後に、「言論弾圧」が云々と騒ぐ瀬戸弘幸サンは、自分が気に食わない表現活動に対しては国家権力による検閲・弾圧を要求していることも書き添えておきましょう(1月24日付〈国家権力による検閲を求め、ヘイトスピーチ規制の道を開こうとする瀬戸弘幸〉参照)。今更ではありますが、ご都合主義にもほどがあるというものです。