明日は「自作自演」裁判控訴審判決:妄想の犯人像に基づいて騒ぐ人々


東村山市民新聞では黙々と「最終更新日」の修正が続けられています*1。7月に入ったらまた四半期ごとのまとめをやるつもりですが、ずいぶん楽な作業になりそうです。平成22年3月定例会のときは2回だけ、その前の平成21年12月定例会のときは1回だけしか市議会の話題を出さなかった東村山市民新聞」ですが、平成20年12月定例会のときと同様、市議会の話はまったくしないで終わるのでしょうか。


さて、今日は西村修平・第3次「御用ライター」裁判控訴審)の口頭弁論でしたが、『ザ・コーヴ』関係でいろいろ忙しそうなこともあってか、裁判所前での街宣も行なわれないままあっさり結審したようです。7月28日(水)が判決言い渡し期日ですが、西村側の主張内容(WAW〈【控訴】ジャーナリスト氏の取材は「街頭活動」〉および〈【結審】反対者に肖像権無し?〉参照)を見ても、西村敗訴の判断が覆る可能性は低いと言えるのではないでしょうか。


一方、明日17日には、矢野穂積朝木直子両「市議」が宇留嶋瑞郎さんを訴えていた「自作自演」裁判控訴審判決が言い渡される予定です。宇留嶋さんが自ら報告しているように、宇留嶋さんの逆転敗訴判決が言い渡される可能性もあり、そうなれば、矢野・朝木両「市議」はここぞとばかりに東村山市民新聞」上で騒ぎ立てるのでしょう。もちろん、
「問題となった事件が、単なる酔っ払いによる不法侵入事件ではなく『朝木直子議員殺人未遂事件』であった(またはそう考えるに足る相当な理由があった)ことが認定されなければ本当の意味で矢野・朝木両『市議』の勝利とは言えない」
ことは、4月20日付〈大事なことには触れようとせず、どうでもいいことで騒ぐ人々〉でも指摘した通りです。


ところで、この件を直前に思い出したのは、三原まさつぐ都議の事務所が「襲撃」されたという話をツイッターで知ったからでした。


 昨日6月13日(日曜)、朝9時すぎに出勤した秘書から、「事務所がやられました」との電話。急いでかけつけてみると、事務所の正面の大型ガラス窓に、コブシ大の石が投げつけられて穴があき、ガラスは大破し、石は室内にあった。
 千住警察署の捜査員の人から、「何か心当たりは?」と聞かれたが、私も秘書も「何もありません」と答えた。
 しかし、私には一つ不安があった。それは都議会で「青少年健全育成条例改正案」を審議中で、「改正賛成」の私には、反論の手紙・電話・ホームページの書き込み等が、たくさんきている。最近は少しエスカレートして、「もう自民党は応援しない」と意味のない反論も多い。「応援しない」は政治家への最大の圧力で、これ以上の不安感をあおるものはない。まさかさらにエスカレートしたのでは・・・。
 どうみても、通りがかりの犯行とは思えないし、私的な恨みとも思えない。


このような嫌がらせがあったのは事実なのでしょうが、現段階で、これが都青少年健全育成条例反対派の仕業であるかのような印象操作を行なうのはいささか勇み足というべきでしょう。また、支持できない政治家・政党に対して「応援しない」と表明することは有権者の当然の権利であり、この権利を踏みにじるかのように
「政治家への最大の圧力で、これ以上の不安感をあおるものはない」
などと書き記すのは、政治家としての自覚を欠いていると見なされてもしかたがありません。何様でしょうか。


もっとも、三原都議は翌日次のような記事をアップし、条例改正反対派の犯行ではないかという主張に根拠がないことを明らかにしました。


 「事務所襲撃される」の発信をみて、さっそくお見舞いの電話を、有り難う。
 ある人から親切なご注意もあったので、重ねて書いておくが、「条例改正反対派では・・・」というのは、私の気持で、推測です。なぜなら、ある種の圧力・不安を感じて、秘書にも「書き込みに注意を」と言っていたからです。
〔後略〕


この点、議題とは何の関係もないのに
「諏訪町の朝木直子議員自宅敷地内に暴漢が侵入し、・・・殺人未遂事件が起きた」
「朝木明代議員の事件に犯人がいることは明らかになった」

などと市議会で騒いだ矢野穂積「市議」よりは、まだ常識をわきまえた人物だと言えるかもしれません。


そういえば、徳島県教組襲撃事件に参加したクロエも社民党員に暴行された」などと騒いでいましたな。


この件については「ここが変だよ在特会(仮)」というブログで検証の試みが行なわれていますので、そちらを参照。


おそらく何かあったのだろうとは思いますが、ベランダウンコ事件といい、雨具傷害疑惑事件といい、東アジア反日武装戦線「雷」を名乗る者による「殺害予告」事件といい、勝手に妄想した犯人像に基づいて騒ぐだけ騒ぎ、後は知らんぷりという連中の言うことですから、それなりの見方しかされないのは自業自得というものです。

*1:6月14日付(2010/06/13 20:03:02)、6月15日付(2010/06/14 20:11:34)、6月16日付(2010/06/15 15:47:39)、6月17日付(2010/06/16 19:55:06)。