過ちを認めない人々、子どもでもわかる道徳にさえ従えない公職者


昨日(17日)行なわれた京都朝鮮学校襲撃事件徳島県教組襲撃事件の第3回刑事公判については、傍聴されたyamtomさんが詳細な報告を行なってくれました。Togetterまとめ〈【在特会】京都朝鮮学校襲撃事件:刑事裁判第3回公判レポ〉にまとめてあります。中谷辰一郎被告人だけはある程度反省の意を示しているようですが、他の3人については果たして執行猶予がつくかどうか危うくなってきたという印象です。桜井誠在特会会長も、15日夜に行なわれた生放送
「何人逮捕者を出しても運動方針を変えるつもりはない」
再犯可能性を示唆していたことですし、ここは再び被害者を出さないためにも厳しい対応を望まざるを得ません。


さて東村山の話題ですが、大塚市議などが報告している通り、自治基本条例市民参画推進審議会では自治基本条例について「策定する必要がある」旨の答申を行なったそうです。「東村山市の『(仮称)自治基本条例』をみんなで考えるための手続に関する条例」に反対し、昨年12月12日の市民討議会を市長攻撃のネタに利用した「草の根」矢野穂積朝木直子両「市議」は、4月の市議選で再選したら、自治基本条例策定の動きに対していつものようにあれこれとイチャモンをつけ続けるのでしょうか。


そんな両「市議」が運営する東村山市民新聞は、昨日も「最終更新日」を修正しただけでした(2月18日付、2011/02/17 16:36:14)。3月定例会の一般質問ではそれぞれ以下のような問題を取り上げるようですが、果たして何が飛び出してくるのやら。


一方、佐藤市議が矢野・朝木両「市議」を訴えていた裁判に関するエアフォースの連載〈「越境通勤市議」事件〉が完結しました(まとめWiki「越境通勤市議」問題〉も参照)。

  • 第1回:当選の適法性を認めた判決/日野でもまかれたビラ/おそろしい本音
  • 第2回:裁決取消訴訟における判断/きわめて重い事実認定
  • 第3回:表現の違法性を認定/一定時期までの相当性を認定/なくなった「合理的な理由」/おそろしい発想


1月30日付〈勝訴したのに珍しく割と淡々とした報告しかしない矢野穂積・朝木直子両「市議」〉で
「今回の判決で、誤信相当性がどの時点まで、そしてどのような理由で認められたのかにもよりますが、矢野・朝木両『市議』にとってあまり“使える”判決でなかったのは間違いないようです」
と書いておきましたが、宇留嶋さんが抜粋している地裁判決を素直に読む限り、矢野「市議」らが佐藤まさたか「市議」本人を取り調べなどとはしゃいだ佐藤市議の証人尋問(平成20〔2008〕年3月21日)以降は、相当性は認められないと判断できるように思われます。


矢野「市議」らは、証人尋問直後に言い逃れしても、最高裁判決の壁!などと騒ぎ、同年4月15日付の更新
〈越境通勤「市議」はダメ!電車通勤でも、ダメなものはダメ!〉
と意味不明なことを書いていましたが、2008年4月30日の東京高裁判決で自分達の主張が否定されると、1カ月以上に渡って実質的更新を行ないませんでした。東京高裁判決が同年12月8日の最高裁決定で確定した後も、自分達の主張が間違っていたことを公には一切認めず、裁判の結果についてまともな報告を行なっていません。


こんな人達が「東村山市民オンブズマン」とか「清瀬市民オンブズマン」を名乗って刑事告発を行なうわけですから、眉をつばでびっしょり濡らさなければならないのも当然というべきでしょう。ちなみに、その刑事告発については鈴木市議が次のようにつぶやいていました。


結局、東京都市議会議員研修をさぼってまで開いた記者会見は功を奏せず、東京新聞の記者を一本釣りしたようですが、この記者も後々社内で怒られるようなことにならなければいいですけどね。


ところで、その刑事告発に関する記事でも触れた天目石要一郎・武蔵村山市議は、「官製談合」疑惑に関する一連の記事(仮処分申立てを受けて削除)をあらためて次のようにまとめ直していました。


特別養護老人ホームに関する談合疑惑 まとめ〉というエントリーも登場しています。


内容についてはコメントを控えるとして、天目石市議が次のように書いている点には注目しておきましょう。


 なお、A建設からは、東京地裁立川支部に対し、ブログの記事の抹消を求める仮処分が申し立てられました。
 しかし、裁判所を巻き込んだこのやり方は適切ではないと思います。
 私は、大手マスコミでもなければ、著名人でもありません。
 私が発するブログ記事は、決して大きな影響力を持つものではありません。
 一個人が開設しているブログに過ぎないのですから、その反論があるのであれば、私のブログに反論を出すか、みずからホームページを開設している以上、そこで反論をすればいいと思います。
〔後略〕


なるほど、一般論としてはそのような対応が望ましいと言えるでしょう。であれば、自分達に対して請願で正当な批判を行なった市民を、対抗言論の機会も放棄していきなり提訴し、4年近くも裁判に振り回して数十万円の裁判費用の負担を余儀なくさせている矢野・朝木両「市議」に対しても、厳しい批判を行なってほしいものです。両「市議」が深く関与しているりんごっこ保育園グループも、ホームページを開設して容易に反論できる状態であるにも関わらず、一個人が開設しているブログに対する発信者開示情報請求等を複数回行なってきました。


まあ、矢野「市議」らと手を組めるような人達には、自分がやられたら嫌なことは他人にもやらない(やらせない)というごく単純な道徳律にしたがって行動することさえ、とうてい期待できません。それどころか、朝木直子「市議」など、佐藤市議を「越境通勤市議」などと攻撃していた際、
「私たちがやられたことを、やり返しているのよ」
という趣旨の回答をしていたと言います(エアフォース〈「越境通勤市議」事件 第1回〉)。


したがってこのような諫言をしたところで無駄であることは百も承知ですが、それでも、こういう人達が公職に就いているという事実を有権者に広く知ってもらうためには、言い続けなければならないのでしょう。4月の市議選で少しは楽にしてほしいものです。