一般質問で「建設業者が自分から市議会議員と言う公職者を提訴するというのは極めて異例」「場合によっては返り討ちにあって自爆しかねない」とブーメランを飛ばしていた矢野穂積「市議」


昨日(8日)は最後の「秋水園リサイクルセンター計画調査特別委員会」が開かれ、改選後にさらに議論を詰めるべきという結論で「草の根」以外の会派は合意に至ったようです。傍聴していた矢野穂積「市議」は佐藤まさたか市議に向かって
玉虫色が!
という捨て台詞をかましていったそうですが、東村山市民新聞は「最終更新日」さえ修正されませんでした。この件については折を見て取り上げたいと思っていますが、とりあえず東村山(笑)劇場(会議録抜粋ブログ)の関連カテゴリーなど参照。


さて、東村山市議会3月定例会の一般質問の動画がアップされました。矢野「市議」の質問のみざっとチェックしてみましたが、これについては後述するとして、引き続き紙版東村山市民新聞」169号(2月20日付)の話題です。3月6日付エントリーでも紹介したように、矢野・朝木両「市議」は、自分達の主張の真実性を否定された「越境通勤市議」名誉毀損裁判の判決について、次のような記事を堂々と1面トップに掲載しています。



〈提訴してはみたが、草の根・矢野、朝木議員の返り討ちで、墓穴!
佐藤まさたか「越境通勤議員」、敗訴に
公選法違反の疑いを指摘した記事も、名誉毀損は成立せず!〉


記事本文はりゅうさんがほぼテキスト化してくれていますが*1東村山市役所内でばらまかれた紙版東村山市民新聞」速報版・再刊第1号(2011年2月18日付)とおおむね同じ内容・表現です。


ただ、
「佐藤市議が(日野市内でもPTA役員を引き受けたり駐車場を借りたりしていたこと)などから、東村山市民新聞の掲載記事は、・・・佐藤市議の社会的評価は低下しない、として、発行人の矢野議員と編集長の朝木議員を勝訴させた」
という虚偽宣伝については、さすがに問題があると思ったのか、
「佐藤市議は(日野市内でもPTA役員を引き受けたり駐車場を借りたりしていた)などの事実から、東村山市民新聞の掲載記事は、名誉毀損には当たらないとして矢野議員と朝木議員を勝訴させた」
と修正されました。ついでに、
「朝ごみ出しにマンションを出たところを調査していた朝木議員に現認されて逃げるように車で姿を消した」
という「事実」も追加されています。今回は〈妻子のマンションから逃げるように〉というキャプション付の写真まで掲載していますから、このストーカーまがいの張り込み活動がよほどご自慢なのでしょう。


いずれにせよ、そこに書かれている内容については2月19日付〈自分達の主張の真実性を否定された「越境通勤市議」名誉毀損裁判判決の内容を歪めて宣伝するのに必死な矢野穂積・朝木直子両「市議」〉でつっこんでおきましたので、いちいち繰り返しません。なお、りゅうさんの記事では判決の「事実経過」も一部抜粋されており、
「原告(佐藤市議)の次女は、暗がりから再びI清瀬市オンブズマン・石田敏雄)が姿を現すのを恐れ、精神的に不安定になり、平成18年11月、頻繁に原告に電話をするようになったため、そのたびに原告は(※妻子の日野市の住居)に行っていた」
ことをはじめとするどん引き必至の事実認定が行なわれていますので、そちらもお読みください。


次に、昨日付の記事で触れた菊池建設vs天目石・武蔵村山市議がらみの話ですが、矢野穂積「市議」の一般質問を一通り聴いてみたところ、動画の11分あたりからその話を取り上げていました。


内容は紙版東村山市民新聞」169号で書いていることをやや具体的にした程度で、それほど新味はありません。菊池建設が天目石市議に対してブログの記事削除を求める仮処分申立てを行なったことについて、
「建設業者が自分から市議会議員と言う公職者を提訴するというのは極めて異例でありますし、場合によっては返り討ちにあって自爆しかねない、そういう事態も起こりうるわけですね」
などと演説をぶっているのですが、市議会議員という公職者が自分を批判した市民を提訴するというのはそれ以上に異例ですし、結局返り討ちにあって自爆してしまった人間が何をおっしゃっているのやら。


天目石市議が自主的にブログの関連記事を削除したことにはまったく触れず、「本年の2月10日、菊池建設は裁判を取り下げた」と印象操作を図っているのも紙版東村山市民新聞」の記事と同様です。そして、天目石市議ブログの下記エントリーから緑色の部分(「さて、今後、どうするかです。」は除く)を抜粋して読み上げ、総務部長に対して調査を迫っていました。



読み上げた箇所の前段には
「菊池建設関連のブログを削除しましたので、『天目石は裁判に負けたのか!』と思われるかもしれませんが、そうではありません。こちらが、自主的にブログを削除しましたので、裁判を行う理由がなくなり、裁判自体がなくなってしまうのだそうです」
としっかり書いてあるのですが、それは完全にスルーしています。本当に矢野「市議」らしいやり方です。


この問題を取り上げた主な目的のひとつは公明党議員を攻撃することにあるようで、一般質問では都議・市議の名前が具体的に挙げられていますが、ここでは触れません。明日(10日)から始まる予算特別委員会でも取り上げるそぶりを見せていますが、さてどんなふうに話を転がすのでしょうか。

*1:りゅうさんはあえて省略したようですが、末尾には、「なお、佐藤さんは、東村山市内の転入の理由を『妻とは別居を前提に話し合いをしていた』などという陳述書を裁判所に提出していたのだが、昨年3月からは、廻田町内で妻子と同居している」という、矢野・朝木両「市議」の人格をよく象徴する一文も置かれています。