東日本大震災:ツイッターを活用した東村山関係者の積極的な情報発信と、そして・・・
東日本大震災で犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された皆さんにお見舞いを申し上げます。まだまだ混乱や不自由が続いているようですが、私も微力ながら自分に出来ることをやっていくつもりです。
あまりにも甚大な被害に「幸いにして」という言葉を使うのも憚られますが、東村山市では大きな被害が出ることもなかったようで、ひとまず胸をなでおろしました。市も地震発生後の15時25分に「東村山市災害対策本部」を設置し、ホームページや市長のツイッター等で情報発信を続けています。今後のため、市長・市議会議員のツイート、その他市民向けに発信された有用と思われるツイートをまとめておきました(随時追加中)。
- 〈東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)・そのとき東村山は〉
- 〈東北地方太平洋沖地震・その後の東村山は(3月15日)〉(3月15日追加)
- 〈東日本大震災・その後の東村山は(3月16日)〉(3月16日追加)
- 〈東日本大震災・その後の東村山は(3月17日)〉(3月17日追加)
渡部市長は、地震発生当日(3月11日)の夜9時過ぎからツイッターで発信を開始し、公共施設の開放状況、保育園等の子どもたちの状況、公共交通機関の運行状況、輪番停電の計画等について報告を続けています。もちろん多少の情報の錯綜はありますが、関係する機関に直接連絡をとって正確な情報の提供に最善を尽くしていることがうかがえ、ツイッターの利用者にとっては非常に役に立っているようです。
もちろん市のホームページ、防災無線、広報車による情報提供も行なわれているとのことですが、ホームページはつながりにくいことが多い、無線・広報車は聴きとりにくいことがある等の問題も指摘されていました。必要な情報を必要な人にあらゆる手段で届けるための体制整備は大前提ですが、ツイッターの安定性や速報性に鑑み、渡部市長が表明しているように「災害時のTwitterのオフィシャルな活用」を今後検討することも有用かと思われます。
市長以外のツイートについては前掲Togetterまとめをご覧いただければと思いますが、印象的だったことのひとつは、東村山市立第八保育園(運営は社会福祉法人ユーカリ福祉会)が地震発生直後から刻々と園および園児らの状況を報告していることです。もちろん市内のすべての保育園で適切な対応がとられたことと思いますが、保育園の状況に関する渡部市長のツイートとあわせ、保護者にとっては大きな安心感につながったのではないでしょうか。
もうひとつ、東村山市内のイベント情報を発信する非公式アカウント・東村山市内情報(@hmurayamaevent)でも積極的な情報発信が続けられていて、頭が下がります。ことに、地震発生当日の夕方からコミュニティFM「FM西東京」の情報をツイートしていたのは、コミュニティFMとツイッターの有機的連携の可能性を示すものとして注目しました(東村山におけるコミュニティFMの状況についてはもちろん言いたいことがありますが、後に回します)。
市議会議員の皆さんはブログでも地震に関する記事をそれぞれアップしていますので、それもまとめておきましょう(順不同・随時追加。ツイッターでのつぶやきについては前掲Togetterまとめを参照)。
【追記】(3月17日)市議会議員の関連ブログエントリー一覧は、情報提供よりも記録の意味合いが強くなってきたので、文末資料に移しました。(追記終了)
さて、このような状況の中、矢野穂積・朝木直子両「市議」が運営する「東村山市民新聞」は、東村山市民に対する彼らの無関心を象徴するかのように、淡々と「最終更新日」を修正するのみでした。
- 3月12日付(2011/03/11 21:56:41)
- 3月13日付(2011/03/12 15:28:49)
- 3月14日付(2011/03/13 23:35:47)
- 3月15日付(2011/03/14 16:55:19)(追記:その後、トップページに加筆がありましたが、別のエントリーで取り上げます)
「東村山市民新聞」が独自に何かを発信しようとしてもかえって混乱のもとになった可能性が高いのでそれはよいのですが、被災者のために祈る言葉も市民にかける言葉も持たないのなら、せめて完全に沈黙していればよかったのではないか。考えたくはありませんが、市内保育園で起きたノロウイルス集団感染事故の時のように、市長攻撃のネタを虎視眈々と探しているのではないかと勘繰ってしまいます。
[http://togetter.com/li/110587:title=前掲Togetterまとめ]を作成した動機のひとつは、そうした非建設的なプロパガンダを封じることでもあったのですが。
同様に、矢野穂積「市議」が監事を務め、事実上「草の根」のプロパガンダ放送局となっていると言っても過言ではない[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/26.html:title=多摩レイクサイドFM]は、何をしていたのか。私は聴取可能地域外に住んでいますので推測するほかありませんが、ツイッターでも全く言及されることがありませんし、いつもと同じような番組を垂れ流していたのではないかと思われます(追記(3月15日):[http://twitter.com/three_sparrows/status/47648341407956992:title=案の定だった]ようです)。
日本コミュニティ放送協会(多摩レイクサイドFMは非加入)も「[http://www.jcba.jp/community/index.html#07:title=コミュニティ放送は災害時には地域にとって有効な情報収集・伝達の手段としてお役に立てます]」と書いているように、またWikipedia「コミュニティ放送」で[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3%E6%94%BE%E9%80%81#.E7.81.BD.E5.AE.B3.E6.83.85.E5.A0.B1.E7.95.AA.E7.B5.84:title=多くの実例]が挙げられているように、本来はこういう時こそコミュニティFMの本領発揮の時です。前述したように、[http://842fm.west-tokyo.co.jp/:title=FM西東京]は西東京市内の被災状況をきめ細かく放送していたことが報告されています。[http://www.chofu-fm.com/:title=調布FM]や[http://www.fm844.co.jp/:title=FMたちかわ]も、ホームページを見る限り、番組を変更して災害情報を放送しているようです。[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/26.html:title=NPO法人多摩レイクサイドFM]の活動分野には「災害救援」も挙げられていますが、一体その役割を少しでも果たそうとしたのでしょうか。
2008年9月には多摩のコミュニティFM5局が共同で防災番組を制作するという初の試みを行ないましたが、多摩レイクサイドFMは参加していません。[http://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/gikai/gikaijoho/kensaku/h16_iinkai/416_11251501.html:title=2004年11月25日の東村山市議会・議会運営委員会]では、これらの局(当時開局していなかったFMたちかわを除く)はいずれも災害時に緊急放送を行なう方針を表明していることが報告されていましたが、多摩レイクサイドFM(当時は「ひがしむらやまFM」)だけは「不明」と報告されていました(2008年9月24日付〈[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20080924/p1:title=株式会社より地域から遊離しているNPO法人「多摩レイクサイドFM」]〉参照)。
私の推測が間違っていれば幸いですが、もし今回の災害に際して[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/26.html:title=多摩レイクサイドFM]が何の役割も果たさずにいつものようなプロパガンダを垂れ流していたのであれば、もはや公共の電波を占有する資格はないものとして免許を返上してほしいところです。電波帯が空けば、代わって名乗りを上げる事業者等もあるかもしれませんし。
ちなみに、今回ツイッターで積極的な情報発信を行なっている東村山市立第八保育園をめぐっては、かつて矢野・朝木両「市議」が「官製談合疑惑」などと騒いでいたことについてもついでに想起しておきます(2010年11月17日付〈[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20101117/p1:title=「25億円リサイクルセンター疑惑」(東村山市民新聞)という表現で直ちに思い浮かぶ2年前の「官製談合疑惑」騒動]〉も参照)。
- 〈第八保育園・指定管理者選定問題も他人の攻撃材料に過ぎないのか〉(2008年9月15日付)
- 〈「官製談合疑惑」は5年前の出来事の繰り返し?〉(同9月16日付)
- 〈指定管理者問題を考える市議たち/利用する「市議」たち〉(同9月17日付)
なお、矢野・朝木両「市議」とことのほか仲の良かった日護会のクロダイくん(行政書士・黒田大輔)もろくでもないことをやっていたようですが、それについては機会があればまた触れることにします。
【資料】震災に関する市議会議員のブログエントリー(3月21日夜の分まで)
- 佐藤まさたか市議
- 薄井政美市議
- 福田かづこ市議
- すずき忠文市議
- 大塚恵美子市議
- 島崎よう子市議
- くまきとしみ市議
- 北久保まさみち市議
- 〈震災〉
- 〈間接災害被害者が大い〉
- 〈混乱〉
- 〈停電回避、電車は数時間止まりました〉
- 〈計画停電連絡〉
- 〈募金ご協力ありがとうございました〉
- いとう真一市議
- おくたに浩一市議
- 〈予算特別委員会中、地震発生!東村山市の被災状況〉
- 〈3月14日(月)東村山市の計画停電のお知らせ〉
- 〈3月14日(月)東村山市内の計画停電のお知らせ・一部を除き12:20〜16:00〉
- 〈3月14日、西武新宿線の西武新宿 - 鷺ノ宮間以外はすべて終日運転を見合わせ。〉
- 〈3月14日 西武新宿線は午前10時頃まで間引き運転しています〉
- 〈東村山市議会・予算特別委員会延期〉
- 〈民主・緊急号外「節電」「義援金」ご協力のお願い〉
- 〈東村山市・計画停電のお知らせ:平成23年3月14日午後2時30分更新〉
- 〈西武新宿線運休のお知らせ〉
- 〈3月15日東村山市内計画停電の予定〉
- 〈地震に伴う停電における東村山市教育委員会からのお知らせ〉
- 〈東村山市グリーンバス運休のお知らせ〉
- 〈東村山市議会3月定例会の予定が変更になりました!〉
- 〈東村山市・当面の休日準夜応急診療所の診療について(重要)〉
- 〈平成23年3月21日(祝)市民ごみ講座「2R社会のつくり方」中止となりました。〉
- 〈3月16日西武新宿線運行のお知らせ〉
- 〈東村山市・3月16日の計画停電に伴い「夜間待機場所」の開設します!〉
- 〈【生活クラブ東京からのお知らせ】緊急・毛布提供のお願い・第一次集約:3月21日(月)〉
- 〈東村山市・計画停電のお知らせ:平成23年3月16日午後2時30分更新〉
- 〈東村山市・計画停電実施!「夜間待機場所」に職員3人配置〉
- 〈西武新宿線・3月17日(木)の運行予定・2011年3月16日(17:55現在)〉
- 〈西武新宿線 3月17日・18日の運行予定(2011年3月17日05:30現在)〉
- 〈天皇陛下からのメッセージです。〉
- 〈東村山市計画停電の予定:(平成23年3月17日午前9時20分更新)〉
- 〈西武新宿線 3月17日の運行予定変更(2011年3月17日12:30現在)〉
- 〈東村山市・3月18日(計画停電:平成23年3月17日午後8時50分更新)〉
- 〈東村山市・「東北地方太平洋沖地震義援金」のお願い〉
- 〈東村山市・3月18日(金曜)は午前11時から各種証明書の発行を停止いたします。〉
- 〈西武新宿線 3月18日の運行予定(2011年3月17日22:30現在)〉
- 〈東村山市・計画停電:(平成23年3月18日午後7時10分更新)〉
- 〈東村山市・3月21日夜間の計画停電に伴う、「夜間計画停電 待機場所」の開設について〉
- 〈東村山市内 桜まつり開催中止のお知らせ〉
- 〈東村山市・計画停電の予定:(平成23年3月20日午後6時00分更新)明日は2度目の夜の停電か!〉
- 〈手を額に当てるだけの簡単なメンタル・ケアのご紹介(キネシオロジー)〉