日護会vs在特会の全面戦争勃発で注目される「行動保守の重鎮中の重鎮」瀬戸弘幸サンの対応
昨日(6日)も「東村山市民新聞」の更新(「最終更新日」の修正)はありませんでした。
さて、今週から来週にかけては裁判ラッシュです。今日(7日)は京都朝鮮学校襲撃事件/徳島県教組襲撃事件の第2回公判(午前11時〜)がありますが、主権回復を目指す会や在特会からは街宣等の告知はありません(午前8時現在)。初公判前後に被告人ら擁護の記事をアップし、公判後の街宣でもマイクをとった中谷良子(クロエ)元被告人(執行猶予中)も、公判そっちのけで在大阪ロシア連邦総領事館に抗議しに行くようです。民事裁判に向けてカンパを募集していたチーム関西(本文末尾参照)も、カレンダーにはその予定しか掲載していません。(追記:傍聴した方々の報告をまとめました。)
一方、瀬戸弘幸サンは私のエントリーに対する反論めいた記事をアップしました。大した中身もありませんし、まだ連載が続くようですから、とりあえず当該エントリーに追記するだけで済ませておきます。ところで、最近は小沢一郎・元民主党幹事長の説明がクルクル変わっているなどとして
「合理的な説明がなされていると思いますか?」
と問いかけることを続けておられますが、「内部告発」の内容に関する説明がクルクルと変わったこと、その後ぱったりと「内部告発」について触れなくなったことについても、近いうちに「合理的な説明」をお願いできれば幸いです*1。ご覧になっていることと思いますが、宇留嶋瑞郎さんからも、
「まれにみる卑怯者である」
「口先だけの卑怯者なのだろうか」
などと批判されていますよ。
今週から来週にかけてはさらに、まきやすとも・黒田大輔(クロダイ)が訴えられている対創価学会街宣名誉毀損裁判控訴審・第2回口頭弁論(明日)、京都朝鮮学校襲撃事件の民事裁判・第3回口頭弁論(15日)も控えています。そんな中、日護会(日本を護る市民の会、黒田大輔代表)と在特会(在日特権を許さない市民の会、桜井誠代表)が決定的に決裂し、全面戦争状態に入ったようです。
- 凪論〈日本を護る市民の会代表黒田大輔氏と在日特権を許さない市民の会会長桜井誠氏がニコニコ生放送でニコニコではない生電話〉
- りゅうオピニオン〈黒田大輔への刑事告訴は受理されていた。在特会VS日護会の全面対決が始まる〉
- 同〈「狂いなさんな」と在特会の桜井誠会長に言われてしまった日護会・黒田大輔の大騒ぎ〉
- Togetterまとめ〈【在特会vs日護会】刑事告訴と電話会談決裂で全面戦争へ【2・6ニコ生事件】〉
私は幸か不幸かリアルタイムでは見逃してしまい、Togetterでまとめるのもいつもより苦労したのですが、ハイライト動画もアップされました。
要は、ニコ生やブログを通じてクロダイくんらが執拗に行なってきた攻撃に業を煮やし、在特会側がクロダイくんらを刑事告訴してそれが受理されたという話のようです。もはやクロダイくんらを止めるにはこのような手段しかないと思われ、刑事告訴もやむなしと言うべきでしょう。
これを機に、学校前で「お前らウンコ食っとけ、半島帰って」「スパイの子どもやないか」「朝鮮学校を日本から叩き出せ」「密入国の子孫やんけ」などと騒がれ、
「我々にね、このような侮辱的な行為をやったもの、我々がですね、正当な抗議をやったことに対して威力業務妨害などという告訴、おどしをかける者に対しては、必ず報復します!!」(桜井誠・在特会会長)
と脅迫めいた宣言をされた朝鮮学校側が、刑事告訴、仮処分申立て、民事裁判での提訴といった手段に踏み切らざるを得なかった気持ちもわかってほしいものですが、悲しいかな、それはないものねだりなのでしょう。
振り返れば、クロダイくんが「カルト」問題にのめり込むようになるきっかけを作ったのは、桜井誠・在特会会長であり、瀬戸弘幸サンであり、そして矢野穂積・朝木直子両「市議」でした(2010年8月4日付〈創価学会追及のきっかけは「主に尾行」などと適当なことを言って裁判問題から話を逸らそうとする哀れなクロダイくん〉など参照)。
その後、桜井会長は朝木明代市議転落死事件から速やかに、かつほぼ完全に手を引きましたが、矢野・朝木両「市議」は、クロダイくんとともに東村山周辺でビラをまくなど、緊密な連携を保ってきました。たとえば以下の記事を参照。
- 〈見殺しにされる人々(2)〉(2009年6月24日付)
- 〈汚れ仕事を丸投げされる人々と、最高裁内「スパイ」疑惑捏造問題〉(同7月27日付)
- 〈情けなさを全開にしながら忠犬とのキャッチボールに興じる矢野穂積・朝木直子両「市議」〉(同9月6日付)
- 〈オウム真理教をめぐる意見書にも反対していた「草の根」と、朝木明代市議転落死事件から逃亡しつつ「カルトの撲滅」と吠える忠犬・クロダイくん〉(同9月23日付)
- 〈みんなで嗤おう!「君子は義に喩り、小人は利に喩る」(論語)がぴったりのクロダイくんと、そんな人間に乗っかっちゃう矢野穂積・朝木直子両「市議」〉(2010年3月22日付)
昨年10月2日の「朝木明代議員追悼の集い」にクロダイくんが嬉々として参加したのも、記憶に新しいところです。昨年末には〈日護会・クロダイくんらの迷走&暴走に矢野穂積・朝木直子両「市議」は何を思うのか〉と問いかけておいたのですが、さて一体何を思っているのでしょう。
そして、かつてクロダイくんを「ニューリーダー」などと持ち上げた瀬戸弘幸サンも、責任を感じる必要があるのではないかと思われます。その後も、
「日護会は今や日本最大の創価ハンター集団です」(〈カルトの皆さん、メリークリスマス!〉2009年12月25日付)
「今やカルトハンターとして、信濃町の創価学会本部や池田大作邸では有名な存在となった『日護会』の勇士をここに紹介しましょう」(〈3・6 反創価デモ行進キャンペーン(2)〉2010年2月24日付)
「これぞ『日本を護る市民の会』の輝ける実績です」(〈反創価学会活動のお知らせ〉同5月2日付)
などと同会を持ち上げ続けたばかりか、今回の事態に至るクロダイくんらの迷走・暴走が始まって以降も、
「創価ハンターとして有名な『日本を護る市民の会』からの創価学会80周年に向けたメッセージを紹介することに致します」(〈【創価公明】主(あるじ)なき80周年記念日〉同11月17日付)
としてクロダイブログから引用してましたよね。
1月15日のニコ生でも、クロダイくんは、「行動保守の重鎮中の重鎮である」瀬戸サンのブログからリンクを切られていないことに望みを託していたようです。桜井誠・在特会会長を
「現代社会における<救国の若きリーダー>に最も相応しい人物であると私は思います」
などと持ち上げた瀬戸サンとしても、そろそろ旗幟を鮮明にする必要があるのではないでしょうか。
*1:【追記】昨日の騒ぎでうっかり忘れていましたが、〈維新政党・新風元副代表瀬戸弘幸氏の林檎販売に対し告発がなされる〉(凪論)という話もありました。ちゃんとした方がいいと思いますよ。/その後、瀬戸サンが〈告発者への対応と説明:虚偽告訴罪で逆告訴も検討〉と無理筋の宣言を行ないました。