似た者同士


先ほど2月12日付エントリーをアップしたのですが、ちょっと拾っておきたい小ネタがあったのでこちらでアップしておきます。


賠償金を支払おうとしない「似非右翼」
 東京地裁・高裁を2日連続、取材目的で訪れていて奇妙な光景に出くわした。主権回復を目指す会代表の西村修平が、男性ジャーナリストと、廊下で話している場面をたまたま耳にしたのである。そこでは賠償金を支払うかどうかのやりとりがなされていた。側聞するところによると、西村は男性に20万円を支払う法的義務が発生しており、すでに一部は男性の銀行口座に振り込まれているものの、その後、支払おうとしないようである。そのため、別事件の裁判が終わったあと、直接交渉をしている場面だったようだったが、そこで西村がこう口にするのを目の当たりにした。
 「取りに来いよ。いつでも払ってやるよ」
 司法によって賠償金の支払いを命じられながら、この男の態度はいったい何なのか。≪ふつうの人間≫ならば、期日前に利息を含めて金策し、相手の銀行口座にでも振り込むものであろう。この人物は、自身の窮乏を訴え、“分割払い”を希望したうえで、途中から事実上、支払いを拒否するような態度を取り始めたようだ。
 そうした光景は2日目の裁判所においても繰り返された。西村は「パソコンでも何でも持って行け」という具体的な言葉を発したが、開き直りもはなはだしい。
 “虚勢”を張って生きているだけのゴロツキを、普通の人間と同じ感覚で考えようとすると、うまくいかなくなることが多いようだ。任侠の世界に生きている者なら、だれよりも「信義」を重んじるはずである。西村修平の誠意なき態度は、この人物が単なる“チンピラ”にすぎないことの反映であろう。


「男性ジャーナリスト」というのは、第3次「御用ライター」裁判西村修平に勝訴(2010年11月30日確定)した宇留嶋瑞郎さんのことですね。何やら裁判所で2人がもめているという情報が出ていましたが、これで話がつながりました。

パトリスへの誘い
 余談だが、口頭弁論終了後、私はエレベーターに乗り込もうとする西村に声をかけた。個人的に話しておかねばならないことがあったのである。政治団体指導者の立場を尊重して支援者から少し離れた場所に誘おうとするが、西村はなかなかエレベーターの前を離れようとしない。あまり話したくないようにもみえる。
 このため私は、支援者がそばにいることはわかっていたが、やむを得ずその場所で手短に用件の向きを伝えた。すると西村は、私の問いかけには具体的に答えず、こういった。
「一度、事務所に来なさいよ」
 警察庁が警戒対象としている団体の事務所にそうそう行けるものではないし、私の方からわざわざ出向かねばならないような性質の話でもない。「事務所に来い」という意味がわからなかった。私が「パトリスにはちょっと……」といいかけふと横を見ると、女傑Mがこっちを向いて不気味に笑っていた。
 思わず引いたスキにエレベーターがやってきた。西村は具体的な回答をしないまま、支援者とともに乗っていった。
(エアフォース〈西村・細川事件 第5回〉)

その衝突沙汰が起こっている脇では、西村修平と宇留嶋氏が何事か話しあっている。
・・・というよりも、西村が一方的にわめいているようだ。
どういう話の流れなのかわからないものの、
西村 金はあるだけ払うよ!
持っていけよ!
高価なパソコンも、全部、お前にやるから持っていけ!

なぜか西村修平氏は、どうしても宇留嶋氏に「自ら」お金を払いたくて仕方がないらしい。
(りゅうオピニオン〈【写真著作権裁判】槇泰智に78万5000円の賠償金命令(仮執行付き)。裁判所内で西村修平らが大暴れ〉)


確か裁判の過程では
「100万円欲しいなら、用意してきましたよ。さしあげましょう!」
「100万円、欲しいならあげますよ! 出てきなさい!」

などと叫んでいたはずですが、動画から速攻で該当部分を削除していたところを見ると、やっぱり虚勢を張っていただけなのでしょうか。


20万円の支払いでこんなに困っていては、(株)アンプラグドとの裁判に敗れて命じられた110万円の損害賠償が確定したらどうするのだろうと思いますが、まあ自業自得だからしょうがありませんね。ちなみに、第1次落書き名誉毀損裁判で宇留嶋さんに敗訴したクロダイくん(行政書士黒田大輔)は、敗訴確定からおよそ1カ月半後に賠償金(10万円)の支払いを終了しています(凪論〈第1次落書き名誉棄損裁判の完結といわゆる「行動する保守」の瓦解へのカウントダウン〉も参照)。


それにしても、こういう騒ぎを起こされると、どうしたって矢野・朝木両「市議」が起こした似たような騒ぎを思い出さざるを得ません。

まったく役に立たなかったとはいえ、第1次街宣名誉毀損裁判では矢野・朝木両「市議」から全面的に支援を受けたのですから、あまり蒸し返しのきっかけになるような真似はしない方がよろしいんじゃないでしょうか。


〔この記事は1月12日の夜アップしたものです。〕