笑えはするけど危険度に変わりはない中二病集団・在特会 ※軽く追記


東村山市議会3月定例会が始まっていますが、東村山市民新聞では「最終更新日」の修正が黙々と続けられるのみです*1。今更ではありますが、一体何のために市議会議員をやっているのでしょう。


2月28日(月)からは一般質問が始まります。各議員の質問通告の内容はいつものように薄井市議が紹介してくれていますので、そちらを参照(その1その2その3その4)。矢野穂積朝木直子両「市議」の一般質問の内容はまとめWikiにも転載しておきました。両「市議」が質問するのは、一般質問最終日の3月2日(水)になるのではないかと思われます。会議録抜粋の作業が終わったら、朝木「市議」が〈「特別支援学級」の現状について〉として取り上げている点について少し触れるかもしれません。


さて、26日(土)には在特会がまたどうしようもないことをやらかしていました*2


東アジアの平和を実現するために朝鮮総連朝鮮学校を解体しよう! 
今から75年前に二・二六事件が起こりました。事件の背景は色々ありますが、政治の腐敗・財閥の拝金主義・農村の困窮が昭和維新の主たる原動力となり、青年将校達が義憤に駆られて実力行使に出ました。
そして今日、日本人は生活保護が打ち切られ、「せめておにぎりだけでも食べたい」と願いながら餓死し、あるいは自殺に追い込まれている中で、在日朝鮮人は優先的に生活保護が与えられ、その上、朝鮮学校の高校無償化まで要求する始末。朝鮮学校には年間8億円以上もの助成金が支出され、その金で北朝鮮のミサイル製造が可能になり、昨年の砲撃事件で韓国の民間人が亡くなりました。
東アジアの平和のために朝鮮総連朝鮮学校も解体せよ!
在日朝鮮人よ、日本で暮らせないのなら地上の楽園、北朝鮮に帰れ!
ついでに仲間の反日左翼も北朝鮮に連れて行け!
そしてその左翼から平和憲法の効力を教えてもらって実現してみろ!
全ての拉致被害者を返し、日本へ謝罪と賠償をせよ! 
まだまだ言いたい事はありますが、続きは集会で。当日、会場の裏側で朝鮮高校無償化を求める集会北朝鮮への支援とミサイル攻撃による人殺しを要求する集会)があり、我々は怒りのシュプレッヒ・コールをあげます。
緊急集会のお知らせです。
これを機会に左翼集会に現れる人殺し大好き人間の面というものを拝んでみませんか。
(太字は引用者=3羽の雀)


魚拓で確認できるように、太字で示した部分は後から書き加えられたものです。八木康洋在特会副会長は以前からこのような負け惜しみを連発しており、たとえば京都朝鮮学校襲撃事件をめぐる民事裁判の第2回口頭弁論(2010年11月30日)直前には次のようにつぶやいていました(2010年11月30日付〈【京都朝鮮学校襲撃事件】もっとも注力すべき裁判にまともな対応ができずに負け惜しみを吐き散らすばかりの在特会幹部〉参照)。




こんなことを言いつつ、[http://togetter.com/li/105710:title=26日の抗議行動]では
「私を訴えた左翼弁護士を300回くらいぶち殺したい」
と殺人願望を露わにしながら恨み節を爆発させていたようで、本当にお里が知れます。だったら裁判でも堂々と同様の主張をすればいいものを、[http://d.hatena.ne.jp/arama000/20110226/1298723886:title=第3回口頭弁論(2月15日)に向けて提出された被告側第一準備書面]においても、まだ認否さえ行なっていないという有様です。


その抗議行動も、[http://www.labornetjp.org/news/2011/0226:title=「2・26朝鮮学校への『無償化』即時適用をもとめる大集会」への参加者が1500名(主催者発表)を数えた]のに対して20数名しか集まらず、警察からがっちり隔離される中で遠吠えを続けるという、実にしょぼいものに終わってしまいました(Togetterまとめ〈[http://togetter.com/li/105710:title=【在特会】維新の志士気取りで朝鮮学校無償化要求集会を妨害に行くも人数・内容ともに圧倒されて終了]〉も参照)。



桜井誠・在特会会長は、「[http://ameblo.jp/doronpa01/entry-10815389942.html:title=左翼の動員は常に日当と弁当、ワンカップ付きですから・・・]」などと例によって根拠も示せない負け惜しみを交えながら報告を上げていましたが、とりたてて取り上げるほどの内容もありません。その他、以下の報告も参照。


しばしばテレビドラマや映画を現実社会の判断基準にする瀬戸弘幸サン「もっと日本社会の真実を視るべきです」などとブーメランを飛ばすのですから、恐れ入ります。そういえば、京都朝鮮学校襲撃事件をめぐる連載も、第2回(2月6日付)で「続く」と書いたきり続きがアップされませんが、一体どうなっているのでしょうか。


もうひとつそういえば、瀬戸サンの“あやしいあやしい”シリーズへの反論記事(その1その2)を1週間ほどトップに上げ続けておきましたが、これについても続きが書かれる気配がありません。ブログなら「ヒット(しないで)&(リング外へ)アウェイ」戦法をいくら続けても恥をかくだけで済みますが、第5回口頭弁論を3月2日に控えた裁判ではそうもいかない。有門大輔は、師匠に対して
このような卑劣な引き延ばし戦術を断じて許してはならない!
と諫言するべきでしょう。まあ有門も一緒に訴えられてるんですけれども。


ついでに、八木康洋・在特会副会長が京都朝鮮学校襲撃事件の被告人4名について「カッコイイ」を連発している情けない記事がありましたので、最後にそれを紹介しておきましょう。


さて、今回のコラムですが、現在、刑事訴訟を戦っている川東副会長ら4名の戦士について私の率直な感想を述べたいと思います。在特会の運動方針に対して会員の皆様は様々な意見を持っていることでしょう。そして、愛国者の中からも批判の声が出ていることも事実です。それらについて一々私の意見を押し付けるつもりはありません。ただ、日本を愛する人が彼等の起こした行動を見た時、カッコイイと思うのが素直な感想ではないでしょうか。私もそのように思います。難癖を付けるのは、自分の格好悪さを克服できなくて嫉妬心を抱いているか、朝鮮学校が大好きで我々を敵対視しているか、あるいは反日マスコミに洗脳されて現実を直視できないでいるのかのどれかだと思います。


この後にも、
「何度見てもカッコイイ姿ですよね」
「勇士達をカッコイイと思うこと、そしてそれに憧れて自分もカッコイイ行動に出ようと意志を固めること、これを大切にしたいと思っています」
「人のカッコイイ姿に嫉妬心を抱いているくらいだったら、その人を超えて乗り越えるように努力すべきです。・・・憧れる感情を抱いたら、自分に何ができるのか、何をすべきなのかをよく考えて、人からカッコイイと思われる行動に出ていただきたいと思います。私自身もそうありたい」

といった中二病じみた言葉が続いています。
「だからと言って、逮捕されるようなことをしろと言っているのではありませんので、注意して下さい」
と言い訳がましく注記していますが、やはり在特会が危険な集団であることは変わらないようですので、警察当局には引き続き厳しい態度で臨んでいただきたいものです。


〔この記事は2月28日早朝にアップしたものです。〕


【追記1】
“あやしいあやしい”シリーズへの反論記事(その1その2)がトップから外れた途端、瀬戸弘幸サンが思い出したように
“柵の外には我々のシンパが10名ほどいた!”
“ニコニコ生放送で1500名以上が応援してくれていた!”

と吠え始めましたので(いずれも要旨)、いちおう追記しておきます。もちろん、京都朝鮮学校/徳島県教組襲撃事件や朝木明代転落死事件に関して私が行なってきた指摘には一切反論がありません。ニコ生の視聴者がみんな自分達の応援団と思っているとはおめでたいことですね、と一言申し上げておきましょう。


ちなみに、こんな連中を檻から出したら、高校生も多数参加していた集会をどんな形で妨害されるかわかりませんので、関係者が警察の約束違反を責めたのも当然ではないかと思います。


【追記2】(3月2日)
八木康洋・在特会副会長があまり目立たないところで「2月26日の活動報告(補足)」をやっていましたので、参考までにこれも記録しておきます。


既に2月26日の抗議活動について、会長から運営ブログに報告が出ています。ここでは若干の補足をさせていただきます。代々木公園での東アジアの平和を実現するための集会は、国歌斉唱から始まりました。野外ステージの方で反日左翼と在日朝鮮人が、朝鮮学校に税金を注ぎ込んで北朝鮮を資金援助し、ミサイルをぶっ放して民間人をもっともっとぶち殺してやろうという不謹慎極まりない集会を行っている中で、我々は2.26事件を含む昭和維新運動での犠牲者と生活保護の打ち切りが原因で亡くなられた日本人と昨年の北朝鮮のミサイル攻撃で犠牲になった何の罪もない韓国人に対し黙祷を捧げました。その後、昭和維新の歌を参加者全員で歌い、各自の演説を行いました。演説の様子は動画をご覧下さい。


なお、当日は我々に対し、襲撃予告がでていたそうです。そして同時に野外ステージの集会の主催者が警備要請を出していたそうです。襲撃されるかもしれない我々の方を柵で囲って身動き取れないようにし、人殺しを要求する最低な連中を野放しにしておく警察の対応に疑問を抱かざるを得ません。左翼集会に集まった連中の中から何人かが柵に閉じ込められた我々を撮影しに来ておりました。身動きの取れない人を狙って撮影する彼等の悪趣味な一面を目の当たりにしました。
夜の部で金友氏が面白い事を言っておりました。我が在特会の会長と北朝鮮の将軍様は、見た目の体型が似ているものの、決定的な差があり、それは朝鮮人を虐殺するか否かの差であるとのこと。確かに在特会はまだ在日朝鮮人を一人も殺しておりません。方や北朝鮮では金正日主席の命令の下、何百万人もの朝鮮人が虐殺されました。在特会の会長は在日朝鮮人から嫌われておりますが、金正日は尊敬されております。在特会が在日朝鮮人に尊敬される組織になるためには在日朝鮮人を大量に虐殺しなければならないのかもしれませんね。いい加減、左翼は言っている事の自己矛盾に気が付いていただきたいものです。


それにしても、
「在特会が在日朝鮮人に尊敬される組織になるためには在日朝鮮人を大量に虐殺しなければならないのかもしれませんね」
とは、やけっぱちの負け惜しみとはいえ、いい加減、言っていいことと悪いことがあることに気が付いていただきたいものです。


【追記3】(3月3日)
なお、八木副会長は同じ投稿で次のようにも述べていました。余裕がある時に検証してみようと思ってつっこみを保留していましたが、資料屋さんが〈八木さん、朝鮮学校の方がそれ以外の学校より補助金が多いなんて間違いですよ〉として八木副会長の主張を一蹴してくれましたので、そちらを参照。


私がこの東アジアの平和を実現するための集会でデータに基づいた朝鮮学校の高校無償化不要論を訴えましたが、そのデータを以下に示します。
文部科学省のホームページに日本の就学者の統計データが出ております。そのデータによると、平成22年5月1日現在で日本の就学者数は19,488,392人、そのうち私立学校に通っている人は5,623,012人になります。平成22年度の私学助成金は文部科学省の発表資料によりますと4,390億円で、一人あたり年間78,072円になります。一方で、朝鮮学校に通う就学者は、Wikipediaが出典ですが、2009年で8,300人となっております。今はもっと少なくなっているでしょう。そこに助成金が全国の総額で8億1,528万円(平成21年度,救う会の発表)注ぎ込まれております。一人あたりでは年間98,227円になります。一年間の助成金が日本人と在日朝鮮人では約2万円の格差があり、ここにも在日朝鮮人優遇の実態が現れております。仮に3歳(幼稚園の入園年齢)から22歳(大学卒業の年齢)までそのままの格差が生じた場合、在日朝鮮人の方が日本人より382,945円多く貰えることになります。高校無償化で私立学校に通う生徒に支給される金額は親の収入により差がでますが、基本は年間118.800円です。三年間支給すれば総額は356,400円になります。比べてもらえればわかりますように今現在、在日朝鮮人が貰っている私学助成金(本当は公に属さない学校に支給するのは間違っているのですが)の格差分が既に高校無償化の支給額を上回っているのです。データに基づいて計算すれば、朝鮮学校の高校無償化は必要無いと言えます。彼等が高校無償化を要求するのはおかしな話ですが、せめて在日朝鮮人が優遇されている格差分を解消してからにすべきではないでしょうか。

*1:2月23日付(2011/02/22 15:59:05)、2月24日付(2011/02/23 19:42:13)、2月25日付(2011/02/24 19:09:56)、2月27日付(2011/02/26 15:20:28)、2月28日付(2011/02/27 16:29:38)。/【追記】28日も同様(3月1日付、2011/02/28 19:15:51)。

*2:以下の告知に対する反応は、Togetterまとめ〈【在特会】二・二六事件の青年将校を冒涜する在特会東京支部に怒りの声〉参照。