情報操作の悪質性という点ではまきやすともや西村修平をはるかに上回る矢野穂積・朝木直子両「市議」(東村山)


本日28日は東村山市議会3月定例会の最終日です。


市議会の会期延長が必至となった3月18日に
(「草の根」は)平成23年度予算にはどんな理屈で反対するのかな。それ以前に会期延長には賛成するのかしら
とつぶやいておいたのですが、案の定、「草の根」は会期延長にも反対していたようです。会期延長なしで予算を成立させる方法について何か対案でもあったのか、予算の成立などどうでもいいと思っているのか、あるいは自分達が反対してもどうせ会期が延長されて予算は成立すると考えてのことなのかは不明ですが、何らの説明もない現段階では、市議会議員として極めて無責任な態度だと考えざるを得ません。予備費の増額にも、やはり反対するのでしょうか。


一方、朝木直子「市議」が自治会長を務めている諏訪町では、昨日27日に自主防災組織が解散してしまったそうです。諏訪町では地域団体への補助金がカットされたとも耳にしており、それが背景にあるのかとも思われますが、詳細を承知していませんのでコメントは控えます。ただ、東日本大震災で不安が高まり、地域の絆の重要性が再確認されている時期に解散を余儀なくされたのでは、関係者が残念な気持ちでいっぱいになるのも当然ですし、住民の安全・安心をどのように担保するのか、自治会長としてしっかりとした方針を打ち出していく必要はあるでしょう。まあ、就任から2年経ちますのでそろそろ任期切れなのかもしれませんが。


さて矢野穂積朝木直子両「市議」が運営する東村山市民新聞ですが、「セクハラ市議」名誉毀損裁判薄井政美市議が敗訴したなどという虚偽宣伝をぶち上げて以降、「最終更新日」のみの修正が断続的に続けられています*1矢野穂積朝木直子両「市議」の虚偽宣伝に対する批判として、以下の記事も参照。


そうかと思えば、機関紙名誉毀損裁判で千葉英司さんに敗訴したまきやすともも、こんなことを書いていました。


 政経通信の記事により、千葉が自らの社会的信用及び評価を低下させられたと100万円の支払を求めた裁判。一審東京地裁立川支部の裁判官・飯塚宏は不当にも千葉の主張を一部認め、私に10万円の支払を命じた。私がこれを不服とした控訴審の第一回口頭弁論。
 プロ弁護士からみれば原判決は、「実質的勝利」と言うことらしい。つまり、千葉の主張する社会的信用及び評価の低下によるところの損害を認めていない。一般的な名誉毀損のみを認め形式上、10万円の支払を求めた、というもののようだ。
〔後略〕
(太字は引用者=3羽の雀。改行は適宜修正)


第2次落書き名誉毀損裁判で敗訴的和解(問題とされた写真と記述を削除)を余儀なくされておきながら
謝罪なし、賠償なし、交通費以外に訴訟費用(印紙・切手代)の負担なし。まともな感覚があれば、誰が見ても黒田大輔の実質勝訴です
と宣言するクロダイくん(行政書士黒田大輔)といい、矢野・朝木両「市議」の情報操作に簡単に引っかかる連中というのはみんな同様のメンタリティーの持ち主のようです。


まきやすともの言う「一般的な名誉毀損というのが何のことなのかさっぱりわかりませんが、「千葉の主張する社会的信用及び評価の低下によるところの損害を認めていない」というのはもちろんデタラメです。社会的信用・評価の低下は名誉毀損の前提要件ですから、それが認められなかったら損害賠償も命じられるわけがない。宇留嶋さんが紹介しているように、判決でも千葉さんの社会的信用・評価が低下したことをはっきり認定しています。


「上記事実は、原告が現職中に一部の者の利益のために万引き事件を捏造し、また殺人事件を意図的に自殺として処理した人物であったとの評価につながるものであるから、上記事実の摘示は、原告の社会的評価を低下させるものと認められる
「本件記事の記載を見れば、……原告は創価学会シンジケートなる組織との何らかの関係から、その意を受けて、当該行為を行ったと理解するのが一般の読者の読み方であり、……原告の社会的信用及び評価を低下させることは明らかである」


その上で、まきやすともが書いた記事の真実性・相当性を否定し、10万円の損害賠償を命じたわけです。損害賠償額が思ったより安いのは、千葉さんが当時朝木明代市議万引き被疑事件・転落死事件の捜査責任者であり、まきの表現には「公正な捜査と事件の真相の解明を求める側面及び東村山署という組織の活動に対する批評としての側面もある」西村修平・街宣名誉毀損裁判第1審控訴審判決)ことなどが考慮されたものでしょう(それを考えると、現役の公職者に対する名誉毀損で計100万円の損害賠償を命じられた矢野・朝木両「市議」はどんだけ悪質だったかという話にもなりますけれども)。


まきがどんな「プロ弁護士」(ちなみに素人には弁護士はできないのでこの表現はおかしい)から解説を受けたのか知りませんが、お粗末な専門家もいたものです。まあ、実在するとしても、矢野・朝木両「市議」に「貴重な助言」やら「応援」やらを提供したという法律家や研究者と同じレベルの自称専門家なのでしょう。




なお、職安法違反の言いがかりをめぐる「貴重な助言」やら「応援」については爆笑ものの内幕がありますので、以下の記事を参照。


もっとも、まきやすともも、自分が損害賠償を命じられたことは正直に報告し、その上で「実質的勝利」と強弁しているに過ぎません。また、彼は本当にそう思い込んでいると思われ、矢野・朝木両「市議」のように、わかっていて「薄井市議が・・・東京高裁でまた敗訴!」などと虚偽宣伝を行なっているわけではないでしょう。


西村修平も、街宣名誉毀損裁判の判決について「相当の真実性がある」から「私の主張は千葉英司の名誉毀損にはあたらない」と判断されたなどとデタラメを言っていました(3月4日付〈司法府の判断を捻じ曲げて宣伝する連中に対し、何らかの手を打てるようにすべきではないか〉参照)。こちらは高裁判決の結果についても上告不受理決定についてもホームページで報告しておらず、敗訴を誤魔化そうとしている節がうかがえますが、それでも相手方が敗訴したなどという恥知らずな宣伝は行なっていません。


朝木明代市議万引き被疑事件・転落死事件をめぐる情報操作に引っかかった連中が、単に間抜けなだけではなく悪質でもあることは一連の裁判でますます鮮明になってきていますが、そもそもの火元である矢野・朝木両「市議」はそれに輪をかけて悪質だというわけです。こんな連中をいつまでも市議会議員の座につけておいていいのでしょうか。

*1:3月25日付(2011/03/24 16:45:07)、3月26日付(2011/03/25 18:37:51)、3月28日付(2011/03/27 15:30:39)。なお、この間、3月18日付で〈「暗殺依頼密会ビデオ」ネタで具体的アクションを起こすこともなくひたすらデマを繰り返すだけの矢野穂積「市議」〉をアップしました。