定員35名の平和学習会になぜか機動隊の出動を要請する柿花道明・吹田市議【再追記あり】


東村山市議会は決算特別委員会の真っ最中ですが、東村山市民新聞では相変わらず「最終更新日」が黙々と修正され続けているだけです*1。9月17日(土)には「さようなら原発in東村山」と題したパレードがあり、19日(月)には都心で6万人(主催者発表)が集まった脱原発パレード(大塚恵美子市議も参加)が行なわれましたが、自称「原発いらないネットワーク・東村山」代表の矢野穂積「市議」も、市議選が終われば脱・脱原発というところでしょうか。


一方、「柳原滋雄コラム日記」裁判(「重要容疑者」裁判)をめぐるエアフォースの連載「重要容疑者」事件は一区切りついたようです。事件当日の状況をめぐる千葉英司・元東村山署副署長の陳述書とそれに対する矢野「市議」の反論東京地裁の裁判官による記事の深読みぶりなどいろいろ興味深い点がありますが、控訴審第2回口頭弁論(9月27日)が終わればまた触れる機会もあるでしょう。


さて、在特会/チーム関西のセプテンバー・ドリーミング&ダンシング〉その1その2に続き、在特会/チーム関西の10月の動向をピックアップする記事を書いている最中なのですが、チーム関西と密接な関係にある――というよりチーム関西の一員であったとも言える――柿花道明・吹田市議が非常に気になるツイートをしていることがわかったので、まずはそちらを拾っておきます。





「慰安婦集会」と書いていますが、これは次の「平和ブックレットから学ぶ会」のことですね。



いくら〈「慰安婦」問題の解決を求める北摂ネットワーク・吹田〉の主催だとは言っても、柿花市議が言うように「慰安婦集会」とくくってしまえる会ではないように思われます。


まして、定員がわずか35名の学習会に対して「市民の安全、安心のため市に機動隊出動の依頼」をするというのは、まったく意味がわかりません。チーム関西の連中が押しかけてきて騒ぎになることは十分考えられますが、「[http://michiaki-kakihana.com/:title=吹田を安全で安心できる街に]」をスローガンとする柿花市議としては、逆にお友達のそのような動きを抑えるのが仕事でしょう。それを、
「25日の浜屋敷の慰安婦集会に私も参加する予定です。多数の御参加をお待ちしています」
などと、チーム関西の(ような)連中を呼び集めていると思われてもしかたがない呼びかけを行なうというのは、一体どういうことなのでしょうか。警備増強等で税金を無駄に使うことにもつながりますし、それ以上に、市議としての地位を濫用して市民の言論を萎縮させようとしていると評価されてもしかたがありません。


今回の機動隊出動要請はもはや市議会で問題にすべき事態だと思われますし、産経新聞もむしろそういう観点から報道するべきでしょう。


ちなみに、チーム関西のカレンダーには「某権力者に動いて頂いたので一旦、保留です」と書かれており、当日どのように動くのかは不明です。いずれにせよ警察には、誰の「安全、安心」を守るべきなのか十分にわきまえた対応を行なうことが求められます。



なお、柿花市議とチーム関西の関係については、たとえば以下の動画を参照(Togetter〈[http://togetter.com/li/129035:title=吹田市議選トップ当選!柿花道明先生のツイート鑑賞会]〉なども参照)。


[http://www.youtube.com/watch?v=6uTYrmaUGJg:movie:small] [http://www.youtube.com/watch?v=QTC-JX8-zzw:movie:small]


[http://www.youtube.com/watch?v=Cp8Q-Z7mADM:movie:small]


東村山市にも[http://pullman.blog117.fc2.com/blog-category-27.html:title=自称愛国保守の連中を煽って市民に嫌がらせをさせようとした「市議」]がいますが、公職者としての適格性を欠いた人間を市議会に送り込むことが一体どのような事態をもたらすのか、各自治体の有権者はもっと厳しく自覚する必要がありそうです。


【追記】
柿花市議は25日の学習会への参加を取りやめたようです。



【追記2】(9月25日)
けっきょく、機動隊出動要請は「市民の安全、安心のため」どころか主催団体に対する単なる嫌がらせだった模様です。酷いものです。



*1:9月19日付(2011/09/18 16:04:45)・9月20日付(2011/09/19 19:25:32)・9月22日付(2011/09/21 14:58:21)。