在特会/チーム関西のレッド・オクトーバー


東村山市議会・決算特別委員会では行政側の答弁・対応がいつになく酷いらしく、島崎よう子市議福田かづこ市議をはじめ多くの市議がブログやツイッターで問題点を指摘していますが、東村山市民新聞では「最終更新日」が黙々と修正されるのみです*1


一方、まっとうな日本人(自称桜井誠在特会会長)を自認しているらしい在特会や排害社が昨日(23日)唐突に行なった「朝鮮学校無償化断固反対ついでに現代朝鮮人慰安婦を日本から叩きだせ! 国民大行進」は、相変わらずだったようです。


例によって「ふざけるな!朝鮮ババア」とか「自称『慰安婦』のゆすりたかり乞食を叩き出せ!!」といった醜悪な日本語が飛び交ったこのデモの様子については、デモのお膳立てをしたという金友隆幸・排害社代表の報告も参照。ちょうど1年前に在特会を退会した有門大輔も、何やら周辺をウロウロしていたようです*2


なお、同時刻に新宿で行なわれていた「差別・排外主義にNO! 9・23行動」では、逮捕者が1名出ました。産経新聞では〈デモ中に警察官殴った疑い 男を逮捕 警視庁〉と報じられていますが、橋本玉泉さんが複数の関係者に取材したところ事情はまったく異なるようで、いまのところ詳細はわかりません。


それでは、在特会/チーム関西のセプテンバー・ドリーミング&ダンシング〉その1その2に続き、在特会/チーム関西の10月の動向をピックアップしておきます。今日のエントリーのタイトルには深い意味はありません。


まず、前回の記事の末尾で触れた現代日本の排外主義とヘイトクライムシンポジウム(10月9日、同志社大今出川キャンパス)妨害活動の件ですが、自称桜井誠在特会会長の参加も決定したようです。



自分の意見を述べたければ自分のテリトリーで堂々と行うべきと主張して批判者をブロックする自称桜井会長が、京都朝鮮学校襲撃事件・民事裁判の口頭弁論には一度も姿を見せず(9月27日に行なわれる口頭弁論および報告集会にも参加する気配なし)、こんな活動にばかり顔を出すというのは本当におかしな話です。つまるところ、裁判で首尾一貫した主張など到底できないことを自覚し、場外乱闘で体裁を取り繕おうとしているのでしょうが、いつまでこんなふうに逃げ回っていられるでしょうか。


追記:9月28日に在特会公式サイトにも告知が掲載されました。)



在特会京都支部とチーム関西は、10月5日(水)にも場外乱闘を計画していることを明らかにしました(ちなみに、10月5日・9日の件については、在特会京都支部の活動であるにも関わらず、在特会公式サイトには(今のところ)掲載されていない。/追記:10月5日の件は9月26日に掲載された)。


【派手に抗議しても駄目で紳士的に話し合っても駄目ニダ!!】【人生が嫌になった人や夫婦仲の悪い等、家庭に居場所が無い人やストレスが溜まっている人、歓迎(爆)】京都市観察規則に違反してまでも朝鮮組織、国際化推進室、教育委員会を庇う京都コンプライアンス課に最終訪問+α
アップロードファイル 229-1.pdf
アップロードファイル 229-2.doc
★今までのやり取り(今回のイヤキチ行動に至るまでの道のり)
〔中略〕
結論 「朝鮮問題」「同和問題」になると行政は思考停止になり、最早、似非でもNPOの冠を持った団体(似非人権、平和、環境、男女共同参画等)、暴力的背景を匂わせる団体、弱者を装った「弱者利権団体」等の怒りを買うような問題は一切、扱おうとしない!議員を巻き込んだ請願でも聞き入れるフリをするだけだろうと想像できる。我々のように、暴力的背景が無く、権力者との繋がりが無い「名も無き国民」では行政は嫌々でもマスコミ等が話題にしない訳にはいかない様な問題で頻繁に報道され世論が騒ぐ問題でないと「朝鮮問題」「同和問題」では動かないという事と、話し合っても行政は「朝鮮問題」が絡むと「全ての部署が本筋から逃げ回り、交渉、話し合いではポーズのみで条例、規則に違反しようがお構い無しで、重大な罰則が無い限り行政職員は動かず「終わってますよ!」という現状を国民に公表する事が今出来る我々の使命である。

告知

日時 10月5日水曜日 14時50分位から
現場 京都市役所前広場
内容 
1 仕事をしないコンプライアンス課及び、他の質問状に約束の期日を過ぎても回答を寄こさない教育委員会訪問。
2 コンプライアンス課と教育委員会の怠慢発表会
生中継 http://com.nicovideo.jp/community/co1054461
呼び掛け 在特会・京都/we.are.tk-kyoto


要は、役所が自分達の思い通りに動かないから嫌がらせで騒いでやろう、というだけの話のようです。自分達の主張の正当性を訴えて賛同者を募るのではなく、「人生が嫌になった人や夫婦仲の悪い等、家庭に居場所が無い人やストレスが溜まっている人」を呼び集めようとしているのも、その証でしょう(自分達がどのように見られているのかをある程度認識した上で、嫌みのつもりでやっているのかもしれませんが)。そもそも「イヤキチ行動」という言葉を堂々と使っている時点で、正当な抗議活動ではないことを自ら認めているとも判断できます。


この「イヤキチ」という言葉、“キチガイじみた嫌がらせ”を意味する西村斉の造語かなと何となく思っていたのですが、宅間守・元死刑囚がよく用いていた、あまり一般的ではない言葉のようですね。



だからといって直ちに西村斉らの行動が凶悪犯罪レベルにまでエスカレートしていくとは思いませんが、建造物侵入罪や威力業務妨害罪で有罪判決を受け、公安調査庁や警察庁からも要注意団体としてマークされている連中「我々のように、暴力的背景が無く権力者との繋がりが無い『名も無き国民』」などとおためごかしを言っても通用しません。裁判で自分達の有利になるような“戦果”を得たいと思って動いている節もあり、明らかな行政対象暴力として、社会運動標榜ゴロに対するのと同様の毅然とした対応をとるべきでありましょう。


先般行なわれた、【京都】京都地方法務局に社会通念上、有効な回答を貰いに行くと称する京都地方局前街宣および同法務局への侵入も、酷いものでした。aramasanさんが動画を見てツイートしてくれているので、引用しておきます。


まきやすとも・政経調査会代表(東京都中野区)は、告訴・告発されたことを逆恨みして区議宅襲撃や区役所突入を繰り返した挙句に逮捕(処分保留で釈放)されたわけですが、京都市役所や京都地方法務局も、中野区役所以上に毅然とした対応をとることがそろそろ求められましょう。

*1:9月23日付(2011/09/22 21:30:13)・9月24日付(2011/09/23 12:31:25)。

*2:【追記】(9月25日)在特会千葉支部および新・創価学会の集団ストーカー日記の報告も参照。