『ザ・コーヴ』粉砕街宣裁判で上告しないまま敗訴が確定していた西村修平／主権回復を目指す会
「東村山市民新聞」は昨日（２０日）も「最終更新日」を修正しただけでした（１０月２１日付、2011/10/20 16:37:40）*1。
一方、福島県議会では昨日、次のような請願が全会一致（議長および退席者５名を除く）で採択され、話題になっています。
福島県民を勝手に代表して「福島第二原発を国有化して稼動の準備を急げ！」と訴えていた瀬戸弘幸サン（「原発災害被害者の会」代表）がブログでどのようなコメントをなさるか注目していたのですが、どうやら相変わらず花王抗議デモに夢中のようです。
そんな中、明日（２２日）は、西村修平・主権回復を目指す会代表、まきやすとも・政経調査会代表らが呼びかけた「脱・原発 ！愛国デモ行進」が渋谷で行なわれます。興味深いのは、[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/113.html:title=『ザ・コーヴ』上映問題]で西村修平・まきやすともらと対立し、
「[http://www.shukenkaifuku.com/KoudouKatudou/2010/100612.html:title=『人としてゴキブリと鈴木邦男にはなりたくない』の野次が街宣参加者からの嘲笑を買った]」
とまで書かれた鈴木邦男氏も呼びかけ人に名を連ねている点です。
この点については有門大輔も[http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51792087.html:title=自分のブログ]で触れ、
「原発という重大なエネルギー問題の前に他の問題は一切関係ない。確かに（鈴木氏らとは）ザ・コーヴの問題や南京大虐殺の虚構、強制連行問題の虚構では意見の違いはあるが、この問題はこの問題としてきっちりやっていく」
という西村の言葉を紹介していました。もっとも有門本人はどうしたらいいのかわからないようで、
「脱原発にせよ、原発推進にせよ、双方が『突き抜けたところ』で意見を戦わせ、衝突して欲しい。どうせ対立的になるなら」
と評論家を気取るばかりです。口だけ番長の面目躍如といったところですが、この動きに触れようともしない師匠よりはましなのでしょうか。なお、いまのところ[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20110619/p1:title=在特会や排害社等の反・反原発勢力]が「カウンター」を仕掛ける気配は見られません。
まあ金友隆幸・排害社代表はこの間こんな写真↓を載せてたばかりですし（左から川東大了・在特会副会長、西村修平、金友）。
ところで、[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/117.html:title=西村修平および主権回復を目指す会は『ザ・コーヴ』上映に抗議する事務所・自宅前街宣で（株）アンプラグドから訴えられ]、[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20110608/p1:title=第１審・控訴審とも敗訴して１１０万円の損害賠償と街宣禁止を命じられていました]が、けっきょく上告（受理申立て）も行なわないまま東京高裁判決が確定していたことが明らかになりました。どうして堂々と報告しないんでしょうね。
これにより、西村修平が命じられた損害賠償の合計額は１４０万円ということになります。
２００万円近い負けを喫しているまきやすとも（未確定分含む）にはまだ及びませんが、[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/118.html:title=京都朝鮮学校襲撃事件（民事裁判）]では西村修平に対しても連帯して損害賠償金を支払うよう命令される可能性が高く、そうなれば逆転もあり得るでしょう。そういえば、今年２月には[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/67.html:title=第３次「御用ライター」裁判]の[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20110211/p1:title=賠償金の支払いをめぐってゴネていた]ようですが、結局支払ったのでしょうか。
ともあれ、[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20111016/p1:title=最近も在特会／チーム関西の関係者がＮＰＯ関係者の自宅前に集団で押し掛けて闇金紛いの大騒ぎをしたばかり]です。行き過ぎた「抗議」をすると痛い目に遭うということを認識させるためにも、西村修平・主権回復を目指す会代表には敗訴確定の旨をしっかり報告していただき、判決文も全文アップしていただきたいものです。
そういえば、[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/78.html:title=まきやすとも・写真著作権侵害裁判]の第１審判決は裁判所の判例データベースにアップされていたので（[http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110222111613.pdf:title=ＰＤＦ]）、ついでに紹介しておきましょう。
また、[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/130.html:title=京都朝鮮学校]・[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/133.html:title=徳島県教組襲撃事件]（刑事裁判）の判決についても、ＴＫＣローライブラリー〈速報判例解説〉に評釈（[https://www.lawlibrary.jp/pdf/z18817009-00-090130697_tkc.pdf:title=ＰＤＦ]）が掲載されていたので、ツイッターではだいぶ前に触れておいたのですが、この機会にあわせて紹介しておきます。
*1:追記：本日も同様だった（１０月２２日付、2011/10/21 18:54:58）。
