矢野穂積・朝木直子両「市議」の2008年(3)


引き続き、第3四半期(7〜9月)を回顧していきます。


7月から8月にかけてはほとんど動きがなく、人の尻馬に乗って創価学会を攻撃する記事がいくつかアップされたぐらいでしたが、8月末から少し動きが出てきます。ひとつの要因は、千葉さんやサイバーエージェントを相手どった2つの裁判で勝訴したことです。


もうひとつの要因は、7月末からやにわに動き出した瀬戸弘幸一派との共闘関係の確立。もっとも、瀬戸サンの方は「草の根」のスポークスマン役をせっせと果たしてくれているのに、矢野・朝木両「市議」がサイトで瀬戸サンの名前を出したのは1回きりでした。もちろん、瀬戸一派の動きに関する両「市議」の責任を問う上では、それだけで十分なのですが。


市議会9月定例会が始まると矢野・朝木両「市議」はがぜん攻撃的になり、保育園問題がらみで市所管を攻撃する見出しや記事を連発します。りんごっこ保育園の再認可がどうなるかという局面を控え、8月に起きた指定管理者選定問題に飛びついたというところでしょう。このあたりの背景については、9月16日付〈「官製談合疑惑」は5年前の出来事の繰り返し?〉も参照。


それでは月ごとの更新状況をご覧ください。


【7月】
*トップページに〈創価、夜陰に紛れ誹謗中傷ビラを配布!、最高裁でまたも敗訴確定!・・・〉という見出しを追加し、新規ページ日蓮正宗妙観講のプレスリリースを丸ごと掲載(19日)。翌日には、トップページの見出しの下に〈永田元議員の問題を報道するなら、マスコミは、こちらの方をもっと報道すべきでしょう!〉という小さな文字を追加(20日)。


【8月】
*『文藝春秋』8月号に掲載された矢野絢也・元公明党委員長の「告発手記」を全文転載(10日付)。
創価学会から名誉毀損で訴えられた座談会の記事等を全文掲載(11日)。6月17日最高裁判決(矢野「市議」側が勝訴)の資料だが、判決の詳細はいまだに明らかにされていない。
*千葉英司・東村山警察署元副署長に逆転勝訴したことを、詳細には一切触れずにトップページで報告(31日付)。判決はなぜか瀬戸弘幸がブログで公表。
*敵視の対象としていた「ネット族」を「一部のネット族」と書き換えることにより、瀬戸弘幸らとの共闘を堂々宣言(31日付)。ただし8月24日のシンポジウムについては事前・事後とも完全沈黙。


【9月】
*トップページに〈矢野・朝木議員が、アメブロ(荒井禎雄ブログによる名誉毀損)に完全勝訴!〉という見出しを追加し、サイバーエージェントを相手どった個人情報開示請求裁判での勝訴を報告するとともに、得意満面の囲み記事を追加(7日付)。その後、判決も掲載(13日付)。勝訴確定時にも見出し等を修正(23日付25日付)。
*トップページに〈・・・9月1日朝木明代議員追悼・東村山駅頭行動に矢野・朝木議員が参加、事件究明を市民によびかけ。〉という見出しを追加し、瀬戸弘幸一派との関係を公式に表明(8日付)。しかし、同じ1日に発生した洋品店襲撃事件についてはその後も完全沈黙。
*トップページに〈都の定期監査で「りんごっこ保育園は、児童福祉施設最低基準の上で特に問題なし」の結論を講評、文書交付で終了。(9月10日)〉という見出しを追加(13日付)。その後、この見出しに疑問を呈した市外のブロガーに対し、〈手続を知らない者が焦って、愚かにも、・・・〉などと噛み付く記述を追加(19日付)。なお、この見出しは12月に削除された
*トップページに〈東村山市保健福祉部、ついに答弁を訂正し誤りを認める。・・・〉という見出しを追加し、新規ページ〈児童福祉の基本も知らなかった児童課長、保健福祉部長、市長〉を掲載(14日付)。なお、トップページの見出しは12月に削除された
*トップページに〈市立第8保育園業務委託(指定管理者選定)契約で、市児童課長らに官製談合の疑惑!・・・〉という見出しを追加し、新規ページ〈官製談合の「内部告発」も〉を掲載(16日付)。この見出しは12月に一度削除されたが、12月22日に少し異なる表現で復活した。
*トップページに〈★ 官製談合疑惑の中心人物・市児童課長、9月17日の決算委員会で、社福法人・土の根会との癒着を事実を答弁拒否!〉という見出しを追加(19日付)。この見出しは、けっきょく根拠となる記事も掲載されることなく、12月に削除された


〔この記事は1月7日の朝にアップしたものです。〕