朝木明代市議「殺害」「謀殺」「転落死」をめぐるクロダイセンセーの一連の発言


クロダイセンセー、「バイクがパンクさせられていた」そうです。本当に嫌がらせなら、誰によるものであるにせよご同情申し上げるところですが、〈嫌がらせ、来たぁ〜!!〉と嬉しそうですから、その必要もないのでしょう。ようやく「ぼくはここにいていいんだ!」(byシンジ)と実感できた、って感じでしょうか。早く瀬戸サンにも大騒ぎしてもらえるといいですね。いまのところ、丸一日経ってもスルーされてるみたいですけどね*1


もっとも、ウンコの例もありますし、皆さんは一様に懐疑的です*2。「アク禁されたら実力行使ですか?/モロに馬脚を現しましたね」(九条梨代、2009/01/14 10:48)などと即座に考えてくれるのはクロダイセンセーの妄信者だけですので、早く追加報告をした方がよろしいでしょう。ちなみに、クロダイセンセーもウンコは「カルトが西村修平さんを威嚇し脅すために放置した」ものと決めつけていましたから、そっちがどうなったのかも、瀬戸サンなり西村サンなりに訊いておいてください。
【追記】(1月15日)「うんこやパンクを某団体の攻撃だと思いますか?」というアンケートも始まりました。


さて、そのクロダイセンセーが計画している1月の「毎日・創価糾弾祭り」。4番目に、次のようなテーマが掲げられています(改行は修正)。

4.平成7(1995)年9月1に起きた朝木明代東村山市議の殺害事件について、当時、その関与が疑われた創価学会の信者である検事が事件を担当したことの不当性、明代さんの遺体の両腕内側に残された圧迫痕を記述した解剖鑑定書が、遺族が起こした裁判によって事件発生の数年後にようやく出てきた不当性、当該圧迫痕が他殺を疑う充分な資料であることなどを一般市民の方に知らせ、捜査と捜査機関に対する国民の信頼を失わないための再捜査を強く求め、真犯人逮捕への世論を高める。


こういう使い古しのネタを持ち出して巣鴨やら銀座やらで騒ぐ分には実害も少ないと思われますし、すでになた5963さんXENONさんがつっこんでますので放置しようかとも思ったんですが、ウソも100万回言えば何とやらですから、いちおう拾っておくことにしました。


1回で済ませる予定で記事を書き始めましたが、資料も含めるとえらく長くなってしまったので、2回に分けます。記事は長いのですが、さまざまな問題が錯綜しているりんごっこ保育園問題を回顧するのに比べれば、作業ははるかに楽なのです。


まず、冒頭の日付の「日」が抜けている点については、おそらく日誤会(日本語を誤用したら開き直って造語する会)運動の一環なのでしょうからスルー。今日は、朝木明代市議の「殺害」や「謀殺」をめぐるクロダイセンセーの表現について、馬鹿馬鹿しいとは思いつつ振り返っておきます。


上記引用部では当初、「殺害事件」ではなく「転落死事件」という表現が用いられていました。瀬戸サンも年が明けて「殺害疑惑事件」という表現を用いており、いよいよ撤退の準備を始めたかと思ったのですが、コメント欄で「謀殺じゃないんですか?」と指摘され、「今度は事実経過を書いた言葉遣いが気に入らないの?」(2009/01/12 01:26)とキレて「殺害」に修正したものです。そんなに意地を張らなくてよろしいのに。


コメント欄の筆頭で「謀殺じゃないんですか?」と指摘したのは“萩山7丁目の一市民”と名乗る投稿者ですが(2009/01/11 12:17)、これに対し、いつもの“?!?!?”がムキになってコメントを連投し、そのひとつで次のように質問しました(2009/01/11 14:35)。

そもそも「謀殺」なんて単語使ってましたっけ?
私も全てに目を通してるわけではないので何とも言えませんが。
出典をお願いします。
もしかしたら萩山7丁目の一市民が先走ってるのかもしれません。


これを見たあと、クロダイブログの過去ログをちょいちょいと巡回して拾ったのが以下の抜粋です。この程度のことはすぐに調べられるのですが、「私」「俺」「おいら」などの多様な一人称を駆使するこのクロダイの“支援者”は、それさえ調べようとしない/調べられないのですね。時機を逸してしまったのでお蔵入りにしようかとも思ったのですが、せっかくまとめたものを無駄にしてしまうのももったいないので、資料の意味で載せておきます。以下、太字・イタリック等は引用者(3羽の雀)による処理です。改行は適当に修正しました。


■〈第2回 毎日新聞変態祭り 動画(4つ)と抗議文〉(2008年8月23日付)

私も参加したかったのだが、時間の都合で参加できません。
私の代わりにと言うのは変ですが、より多くの皆さんが、東村山市議の朝木さんが「殺された」事件などについて学び、カルトの闇を家族や友人にお伝え願いたいと思います。
社会正義を貫くには、世論の高まりが不可欠です。


これは8月24日に開かれた「政治と宗教を考える」シンポジウムの告知に付されていた文章です。カギカッコ付で「殺された」とされていますが、この時点ではまだ自分なりの(あくまでクロダイなりの)確証が持てていなかったためなのか、単に強調したかっただけなのかは、不明。


■〈またまた、護国活動の報告 その1(動画あり)〉(9月5日付)

9月1日の追加報告
95年に起きた朝木明代市議の謀殺事件の再捜査を求める街宣活動に参加した件です。
この事件をウヤムヤなまま放置することは絶対に許さない。事件の真相を知れば知るほど怒りがこみ上げる。社会正義がカルト集団によって踏みにじられているのだ。事件を担当した信田検事やその上司の吉村検事(東京地検八王子支部長)は創価学会員であった。そして、謀殺なのに「自殺」として処理された
しかも、「自殺」とされた理由が傑作である。市議の歳費(給料)のアップを市民のために反対して、増額された分を自主的に返納し、その総額が800万円にもなった朝木さん。その金に綺麗な朝木さんがたった2000円程度の服を「万引き」して、それを苦に自殺したんだってさ! 
おまけに「万引きされた」とデッチあげた洋品店は、夫婦そろって創価学会員だというから恐れ入る。創価学会は国民を怒らせた。少なくとも、俺達は完全に怒り心頭だぜ。ただじゃ終わらせねー。


宇留嶋さんや千葉さんの写真に落書きをして訴えられる羽目になった記事ですね。街宣に参加したことでずいぶんヒートアップしているようです。ブログに記事をアップするときは、一度頭を冷やしてからにしないと後々面倒なことになりかねないことを、身をもって示してくれました。


■〈瀬戸氏と那田氏を支持し、私も訴追請求を出します。〉(9月15日付)

私は、「東村山市議 朝木明代さん謀殺事件」がこのまま放置され、真犯人が罰を受けることなく、迷宮入することだけは絶対に許せない。
社会正義が蹂躙された状態を放置して、カルトへの糾弾から手を引けば、日本は間違いなく暗黒社会になる。国民が自ら立ち、巨悪と戦うときがきた。
詳細は、下記2つのブログをよく見たうえで、各自で判断してもらいたいが、私は、このお二人の呼びかけに充分納得し、「訴追請求状」を出すことに決めました。お二人の勇気、覚悟、気迫、努力、調査に敬意を表します。
微力ながら、当方もお力添えいたす。日本国民は正義を愛する民族である。
怒れる国民の力を見せてやる。善良な国民の底力を見せてやれ!!


お力添えいたす」などとサムライ気取りなのが微笑ましいですね。そもそも、仮にも「法律専門国家資格者」である人間がこんな訴追請求状を出してしまうこと自体信じられないわけですが(2008年9月22日付〈矢野・朝木両「市議」も出した?「訴追請求状」〉参照)、これについては近いうちに決着がつくでしょう。


ちなみにこの記事のコメント欄では、クロダイは次のように述べています。

言いたい放談 by華英世(はなひでよ) さん
私は内部告発者の詳細は、聞いておりません。機会があれば聞いてみようと思います。しかし、仮に聞いたとしても公表の時期などに関して当方は口を挟む立場ではないと思っています。
告発者が「ニセモノ」の可能性もあるとは思いますが、朝木直子市議や矢野市議の話、検死結果、捜査担当者などの客観的状況からして、私は内部告発者の真偽とは別に、朝木明代さんは「謀殺」され、一部の裁判には「工作」があったと判断しています。
クロダイ
2008/09/15 13:05


裁判で「工作」があったなら重大な問題ですから、「法律専門国家資格者」のはしくれとして、ぜひともその具体的根拠を提示していただきたいものです。ついでに、東京地裁八王子支部の裁判官が宇留嶋さんや千葉さんに「味方するような裁判の進め方をしている」と瀬戸サンに吹き込んだ人物とその根拠についても、調べて発表していただけると助かります(2008年12月3日付〈裁判官が不公平だと吹き込んだのは矢野・朝木両「市議」ですね?〉および同6日付〈裁判官へのインネンのネタ元は矢野・朝木両「市議」でいいですね?〉参照)。


■〈カルト祭り(笑)のお知らせ〉(10月30日付)

ヨーロッパ諸国で「危険なカルト」と公式認定された創価学会に関する件です。今回の主催は私ではありませんが、「カルト祭り」と呼ぶにふさわしいと判断しています。もちろん私も時間をとって応援に駆けつけます!!
以下、瀬戸弘幸さんのブログから一部引用致します。
10月30日付エントリーの抜粋、略〕
さあ、カルトの連中はどうする?
裁判を起こせば西村さんや瀬戸さんが怯んで大人しくなると思ったのだろうか?だとしたら、あまりに認識が甘い。完全に逆効果でしかない。彼らはますます燃えるだろうし、我々も街頭活動などで世間へ周知する活動に全面的に協力する。
真実が一般市民・国民に広く知られ、カルトの危険性を認識してもらうことが最も重要である。正しい情報さえきちんと伝われば、大多数の日本国民は、正しい判断ができる。この訴訟が原告とカルトの自爆行為となる可能性も出てきた。非常に楽しみである。


これは転落死事件をめぐる表現の変遷とは関係ない記事なのですが、クロダイが置かれている現状と照らし合わせると面白いので、紹介しておきました。


以下、とくにコメント抜きで3つの記事から抜粋します。


■〈カルト、売国奴、サヨク、トクアの工作員などとは徹底的に戦う。〉(12月7日付)

簡単ですが、今後の予定について概略をご説明します。
◆その1 朝木明代さん謀殺事件の真相解明を求めた街宣活動とその報告に関するカルト関係者の提訴について
〔中略〕
殺された朝木明代さんの無念を晴らすためにも、今生きている我々こそが全力でカルトや売国奴などの敵と戦わなければ、無念にも散っていった先人達に申し訳ないと思う。先人達の血と涙と努力のおかげで、我々は一定の平和や繁栄を享受している。次は我々が子孫のために努力する番だろう。だから行動する。悪党どもには絶対屈しない。徹底的に戦う。


■〈毎日新聞変態祭りスピンオフ企画、「毎日・創価糾弾祭り」〉(12月15日付)

さらに、95年に殺された東村山市議の朝木明代さんと創価学会の疑惑についても周知します。


■〈瀬戸さんが話題に出してくれたのでひとつ。〉(12月19日付)

当面の活動の方向性は、朝木明代さん殺害事件を永田町や銀座などで大いに周知して、カルトの欺瞞、異常性、危険性をより多くの人に知ってもらい、次の都議選でカルト勢力を減らすことです。
〔中略〕
殺された朝木明代さんの言葉を借りれば、創価学会は黴(カビ)のようなものだ。日の光を浴びればたちまち死滅する。日の光とは、真実を知った国民の怒りのことである。


この後、〈「毎日・創価糾弾祭り」のご報告(超簡易版)〉(12月24日付)のコメント欄では、「朝木明代市議、謀殺事件について(コピペ推奨!)」という前置きして、ソースとしてよりによって阿修羅の投稿等を提示しました。これは当ブログでも12月31日付の記事で取り上げましたので、省略します。


年が明けると、今度は次の記事で朝木明代市議転落死事件に触れました。


■〈お知らせ〉(1月7日付)

近々、「東村山市議、朝木明代さん殺害事件」の周知活動、再捜査を求める活動を都内各所にて行う予定です。詳細は、後日に確定後、当ブログにて告知いたします。より多くの方々のご参加・ご協力をお願い申し上げます。
朝木さんが自殺でないなら他殺でしかない。では、誰が殺したのか? 再捜査がされれば、自ずとわかるでしょう。再捜査に持ち込むのは「世論」です。皆で行動して世論を動かしましょう。


後段の発言については、橋本玉泉さんも、
「朝木明代氏の転落死については、その可能性を考えるのであれば、自殺や他殺だけではなく、さまざまな要素が考えられることは明白である。少なくとも、『自殺でないなら他殺』とは断言できないであろう」
と首を傾げています。さまざまな判決を無視して「自殺でないなら他殺でしかない」などと言っているようでは、世論を動かして再捜査に持ち込むことなど、夢のまた夢でしょう。


さらには、「おまけ」として憂国広場iza〈仏罰か?創価批判の永田元議員&元創価顧問弁護士山崎氏怪死〉を取り上げ、「私はこちらのブログを初めて見ましたが、真実を述べていると感じます」などと書く有様。


自殺した永田氏はともかく、72歳の老人が急性腎不全で死亡するのは別に不自然なことではないでしょうよ。怪しげな陰謀論をすぐに鵜呑みにしてしまう、情報検証能力のないイタイ人であることを自ら立証し、「世論」を動かすことをますます困難にしてしまいました。Mauiiさんも、
「このサイトが真実を述べていると思った方は一度自分を見つめ直した方がよろしいかと思います」
と呆れています。なお、永田氏の自殺との関連で、C.I.L〈2009年最初のマジメ記事 「自称アンチ創価・アンチ特アの愛国者様へ。」〉も参照。


以上のような経緯を経て、今回の〈第2回及び第3回毎日・創価糾弾祭りのお知らせ(予定)〉に至ったというわけです。コメント欄では、次のようにも述べています。

妨害コメントを書き込むのが仕事のカルト工作員の方々、お疲れ様です。
今度は事実経過を書いた言葉遣いが気に入らないの? じゃあ、「殺害事件」に修正しとこう。
朝木さんの事件は謀殺です。殺害です。街宣などで国民・市民、議員、検察庁にはきっちり殺害事件だとお伝えするのでご心配なく。街宣では、平成7年当時の国会答弁とかも使います。
〔中略〕
クロダイ
2009/01/12 01:26


平成7年当時の国会答弁」というのは、私が2008年8月30日付〈またまたおとぼけ上手な瀬戸センセイ〉や同9月1日付〈【中間総括】朝木明代市議転落死事件「再捜査」要求騒動〉で取り上げ、それ以降、瀬戸サンがぱったり触れなくなったやつですね。だから、そんなのは創価学会の関与を否定する方向にしか働かないってば。


続くぜり(年明けまでもたなかったなあ、これ)。

*1:この記事は1月14日の深夜にアップしたものです。

*2:XENONさんMauiiさんもんさんなど。ちなみに、もんさんが触れている「愛僕者」という表現は、pipiさんが紹介していたやつじゃないでしょうか。