孤立化と暴走の人々


今日も記事を分割してみることにしました。取り上げるべきことが多すぎです。


さて、寄附とかカンパの話が出るとどうしても瀬戸弘幸サンクロダイくんが思い浮かんでしまうのですが、私も最近老化が進んだのか、瀬戸サンのブログのエントリータイトルが時々間違って見えてしまって、困っています。


ネットに負けた朝日新聞〉→〈ネットに負けた東村山市民新聞
北朝鮮の孤立化と暴走を考察する〉→〈矢野穂積の孤立化と暴走を考察する


見間違いついでに、〈北朝鮮の孤立化と暴走を考察する:全ては計算尽くなのか、それとも自滅への突入か!〉を参考にして矢野「市議」の最近の行状を考察してみようと思っていたところ、ミハルさんが先にやってくれたので手間が省けました。


もっとも、瀬戸サンは私以上に目が見えなくなっているようで、〈裁判支援闘争のお知らせ〉のコメント欄でこんなことを書いています(TINさんのところを見て気付きました)。

 宇留嶋氏が創価学会の御用ライターどころか、便利屋さんとまで出版社の社長に言われているようでは、どうしようもないですね。アンチはもう呆れたのか、この問題には誰も触れようともしません。
 以前、あれほど大騒ぎしていたのに、ネタがどこから出ているかを知ると皆さんもう沈黙です。反論一つ出来ないという状態のようです。
Posted by せと弘幸 at 2009年05月25日 22:03


私は、5月24日の夜に、5月25日付の記事の注として、
「ちなみに、『御用ライター』裁判における瀬戸サンの証言というのは、案の定、伝聞に過ぎないものであったことが明らかになりました。これじゃ証人として採用されないのも当然です」
と書いといたんですけれども。字が小さくて見えなかったのかもしれませんから、あらためて大きく掲載しておきました。


いずれにせよ、これだけ引っ張ったあげく、証拠能力が(基本的に)認められない伝聞証言を自信満々で出してくるようではどうしようもなく、呆れられるのも当然ですね。なた5963さんさんも、上記のコメントの後に〈結局伝聞か〉という記事を書いてトラックバックも飛ばしていますから(at 2009年05月26日 02:54)、そろそろご覧になったでしょうか。なお、
「私を証言させて、嘘を言ったら偽証でやれるのにね。/よほど都合が悪いのかな。」(Posted by せと弘幸 at 2009年05月25日 10:57)
「嘘を言ったら罰せられます。嘘を言う筈はありません。もう、子供ぽい書き込みは止めましょう。」(Posted by せと弘幸 at 2009年05月25日 12:28)
ともコメントしていますが、「偽証罪が成立するためには、『自己の記憶に反した陳述』(故意)であることが立証されることが必要であり、『陳述内容が客観的真実に合致していない』(過失)だけでは偽証罪は成立しない」ことになっています(Wikipedia偽証の罪」より)。瀬戸サンの証言が「嘘」ではなく単なる“思い込み”に過ぎなかった場合は偽証罪は適用されませんので、何かの切り札のように偽証罪の話を持ち出しても意味はありませんよ。


何しろ、瀬戸サンの言うことはころころ変わります。


東村山に首をつっこむことになった経緯についても、もともと現職警察官からの内部告発をきっかけに、朝木明代市議転落死事件の真相を解明して社会正義を打ち立てるため、矢野・朝木両「市議」とは特に連絡をとることなく独自に立ち上がったはずなのに、いきなり、「私は当初は朝木さん、矢野さん達の協力を得て、反創価学会『国民運動の拡大』を目指して来ました」などと言い出す(4月16日付〈カッコーの巣の上でオオカミ少年と踊れ〉参照)。


2008年9月1日街宣時に宇留嶋さんが写真を撮っていたことについても、最初は「我々が一度たりとも、創価学会とつるむライターに罵声を浴びせ、写真を撮るななどと文句を言ったことはないのです」(2008年9月12日付エントリー)などと言っておきながら、2009年3月13日付のエントリーでは、
「これ以上のトラブルになるのを避けるために、私が宇留嶋氏に近づいて『離れろ!』と言った」
「私もこの日は『もういい加減、撮影は止めなさい』と忠告するほどでした。前回はそのようなことを言ってはおりませんが、この日は私も拒否したくらいです」

などと平気で書く(3月12日付〈【速報の後追い】落書きは「配慮」と主張するクロダイくん〉の追記2で指摘済み)。こんな調子で「嘘を言う筈はありません」と胸を張られてもね。


一方、やはり「孤立化と暴走」のあげく「自滅への突入」の過程にあるかのように映るクロダイくんですが、新風連ブログ〈ご報告! 5・25立川裁判と街頭活動!〉によれば、こんなことを演説していたそうです。


「この創価学会及び公明党の問題を追及していたのが故朝木明代市議であり、そういう方が不審な死を遂げられたとしたら、犯人と疑わしき者らは誰なのか、一般常識で考えても分かりますよね!?」


他人の顔写真に「命」「犬作」「ウソ」「万引き」などと落書きしてブログに掲載し、訴えられたら「顔の特定を困難にするための配慮」などと弁明する人間一般常識を説かれても、立川の皆さんも困りますよね。


若者の暴走は止めてあげるのが大人としての責任だと思いますが、うっかり迷い込んできてしまう若者もそれなりにいるようですから、瀬戸サンにとってはさほど大きな問題ではないのでしょう。“略式不起訴”の末に「前科一犯となった身の上」となり、〈綺麗事いってんじゃねぇ!〉と吠えているもうひとりのニューリーダー・遠藤健太郎クンについても、4月8日付エントリーで「我々は全力で彼と共闘し日本の世直しの為に頑張って行きます」と記して以降、すっかり放置状態ですしね。コメント欄では時々触れる人がいるというのに。


ところで、遠藤クンと同時に逮捕された増木重夫氏についてはこれから公判が始まるようですが、こちらについてはこれからも完全スルーを続けるんでしょうか。このあたりの話については、まとめWiki維新政党・新風 副代表 瀬戸弘幸氏の資金は何処から? 倉庫〉、新しい歴史教科書をつくる会WATCH「つくる会」と刑事事件〉も参照。そういえば、大阪府庁に日本刀を持って押しかけて銃刀法違反で逮捕された“大阪のウルトラマン”こと奥野隆司氏も、維新政党・新風と無縁ではなかったという話が出てましたね。


なお、エアフォースでは〈西村修平「婚外子」差別発言裁判〉の連載が始まりましたので、そちらも参照。本件については、矢野・朝木両「市議」の差別的体質を検証する際にあらためて取り上げるつもりです。