またまた「取り調べ」などという低レベルな印象操作で「法律オンチ」をたぶらかそうとする矢野・朝木両「市議」 ※追記


ほう、瀬戸サンが、「記者職に専念するため」に維新政党・新風の副代表を辞任ですか。


「これは全く私の私的な仕事上の関係が理由であって、それ以外の理由は御座いません」


なるほど。


今度の政治セミナーにも、「国会記者クラブに席を置く記者としての立場」で、「あくまでも客観的に日本の政治情勢を見つめていこう」という方針で臨むと。


そして「反日議員を落選させる会」のブログも終了させ、「日刊中央通信」の方に軸足を移すと。


何かいろいろと想像力を刺激する書き方ではありますが、まあいいや。それにしても、こんな「記者」宣言をぶち上げたその日に、〈立ちションが問題ではないよね。〉というスカスカの感想文を掲載して読者を脱力させるのですから、先行きが思いやられるというか楽しみというか。


他方、槇泰智(まき・やすとも)に対しては街宣・ビラ配布・写真使用を禁止する仮処分が出たそうです。いきなり裁判官の実名を挙げて「キチガイ」呼ばわりしていますが、いいんですかね。これについても、いずれまた。


そして、「東村山市民新聞」ではトップページに次のような「告知」が掲載されました(7月1日付)。

告  知
 東京地方裁判所立川支部(民事3部)
 平成19年(ワ)第2118号損害賠償等請求事件
 7月3日13時30分開廷 (〜15時45分)
 原告矢野・朝木両議員の本人尋問および
 被告宇留島を取り調べ、その実態を追及。
 (法廷番号は、1階受付で確認を)


ソースによれば、更新日時は6月30日午後2時半です。クロダイくんが、午後3時3分にいち早く〈7月3日は立川支部へGO!!〉というエントリーをアップしているのが興味深いところです。


疲れているのでコメントは起きてからにしますが、「取り調べ」という表現については、とりあえず2008年3月18日付〈証人尋問を「取調べ」って(笑)〉参照。あいかわらずですなあ。


【追記】
さて、上記の「告知」を一瞥して疑問に思うのは、いったいこれが何の裁判なのか、ほとんど明らかにされていないことです。矢野・朝木両「市議」と宇留嶋さんとの間で争われている裁判だろうとは想像がつきますが、それ以外の情報がまったくありません。


7月3日ということなので、最初は「御用ライター」裁判のことかと思ったのですが、WAW〈【御用ライター】政党副代表が陳述内容を変更〉でも報じられている通り、開廷時間は午後4時半なので、どうやら別の裁判らしい(そういえば、「完全版下」の話は完全な誤報であったことが明らかになったわけですが、瀬戸サンは一向に訂正しようとしませんね)。


クロダイくんが夜になってアップした〈7月3日は立川支部へGO!! 確定告知〉を見ても、やはりわかりません。「その後、16時半から408号法廷で『創価御用ライター』の尋問もあるようなのでそちらも傍聴しましょう」と書いてあるので、別の裁判であることは確認できましたけれども、それ以上の詳しい情報はなし。


どんな裁判かも明らかにせずに(あるいは知らずに)傍聴を呼びかけるのですから、よっぽど矢野・朝木両「市議」を盲信しているのでしょう。それにしても、「雨天でも中止せず傍聴します」って、運動会感覚なんですかね。あと、


「なお、前号で予定していた街頭活動は
 時間等の都合により実施しないこととなりました。
 参加予定の皆様は予めご了承願います。」


というのは、どう考えても、7月3日が東京都議選の告示日であることに遅まきながら気付いたからではないかと思われるのですが、まあそれはいいでしょう。


というわけで、いったい何の裁判なのか、推測してみることにしました。


「御用ライター」裁判の前回の口頭弁論(5月29日)後、矢野「市議」らは、担当裁判官から「宇留島との裁判の結果(勝訴1件和解3件)や経過(1件)を一覧表にして提出するよう指示」されたことを報告しています(5月31日付〈「御用ライター」裁判をめぐる空虚な更新〉の追記参照)。「経過(1件)」とあることから、「御用ライター」裁判以外にもうひとつの裁判が進行中であることはうかがえたのですが、そのときは特に調べようともせずに流していました。


あらためて調べてみたところ、そういえば東村山市民新聞〈暴漢が朝木直子議員宅を襲う事件が発生!−その後の経過−〉に、こんな記述がありましたね。

また名誉毀損記事を掲載、
悪質「創価擁護記事ライター」
らを提訴!

 すでに、05年5月、提訴された名誉毀損訴訟の敗訴が最高裁で確定し、矢野議員・朝木議員らに賠償金を支払った創価擁護記事ライターの宇留嶋と記事を掲載した「月刊タイムス」が、すでに犯人は東京地検で「起訴猶予」処分がなされクロ認定がされているこの朝木直子議員宅襲撃事件のことを、朝木、矢野議員の「自作自演」だと事実無根の記事をまた掲載しました。
 再度の名誉毀損行為に対して、悪質だとして矢野、朝木議員は提訴に踏み切りました。第1回口頭弁論は10月30日。→ 結果はこちらに


提訴対象は、『月刊タイムス』2006年5月号に掲載された〈「朝木宅襲撃事件」は草の根得意の自作自演〉(宇留嶋瑞郎)という記事ですね(国会図書館「雑誌記事索引」で検索)。提訴は2007年のことで、当時は私も薄井市議に対する職業差別の問題以外にはさほど関心を持っていませんでしたから流していましたが、まだ終わってなかったんですか。


本件については、記事そのものも読んでいませんので裁判の結果が出るのを待ちますが、それにしても、自分たちについては「本人尋問」と書く一方で、宇留嶋さんについてはあたかも犯罪被疑者であるかのように「取り調べ」と書くのですから、あいかわらず低レベルな印象操作だけはお得意な人達です。


2008年3月18日付〈証人尋問を「取調べ」って(笑)〉で紹介しているように、「越境通勤市議」裁判で佐藤まさたか市議の証人尋問が行なわれたときも、「取り調べ」と書いてましたね。この裁判は、けっきょく矢野・朝木両「市議」の完全敗訴で終わったわけですけれども。その「取り調べ」で、検察官気取りの矢野・朝木両「市議」側がどんなえげつない尋問をやったかについては、薄井市議による傍聴報告を参照。


まあ、「公判」(刑事裁判)と「口頭弁論」(民事裁判)の区別もつかない瀬戸サンたち向けの告知であることは明らかですから、細かい言葉遣いなどはどうでもいいのでしょう。しかし、


「いま『東村山市民新聞』に告知を載せました」
「了解、こっちももやもや〜っとコピペしておくっす!」


という会話でもあったかのようなタイミングで告知記事を載せたクロダイくん(黒田大輔)などは、仮にも隣接法律職行政書士)なのですから、一言ぐらい注記があってもよさそうなものです。いつまで隣接法律職でいられるのかは知りませんが。


それにしても、矢野・朝木両「市議」がこのような形で裁判の告知を行ない、クロダイくんの手も借りてそっち方面の人に宣伝させるなどというのは、これまではほとんどなかったことですね。彼らが原告や代理人弁護士に対する集団威迫じみた行為や嫌がらせを毎回のように行なっていることは周知の通りですが(5月12日付の記事の追記も参照)、まさにそれこそが矢野・朝木両「市議」の狙いなのでしょうか。そんなふうに思われたくなかったら、やめさせた方がいいですよ。


なお、切葉鳩さんのところのコメント欄経由で「野次豚で行こう (^ω^φ)」というブログの存在を知りましたので、RSSリーダーに加えさせてもらいました。クロダイ落書き名誉毀損裁判」の傍聴報告の中で、応援団の連中の行状が活き活きと描写されています。