便乗体質を発揮し続ける矢野・朝木両「市議」


さあ、政権交代です。何が起こるか、いろいろと楽しみですね。公明党の惨敗についてさっそく手柄の横取りを表明したのは、いまのところ、投票日当日はなぜか関西方面に潜伏していたクロダイくん(行政書士・黒田大輔)ぐらいですか(追記:槇サンも〈青木愛の当選は我らの功績、、、、だぞ!〉と威張り出しました)。


矢野・朝木両「市議」によれば、これで「検察・警察ももう自由にはならない」そうですから、最高裁への申出やら日弁連への抗議やらをいまさらのように「緊急告知!」する前に、検察審査会への申立てをはじめ、さっさとやることをおやりになればよろしいかと思います。「すでに実行犯の絞込みが進んで」いるそうですから、いまさら回り道をする必要もないでしょう。


そういえば、柳原滋雄コラム日記〈「お子チャマ右翼」黒田某が訴えられた日〉によると、槇泰智(まき・やすとも)サンが創価学会から2640万円の損害賠償を請求されている裁判、やっぱりクロダイくんも同時に訴えられていましたね。提訴日は、問題の街宣からちょうど1カ月を経た7月14日で、「訴状は同月28日、東京地裁から各被告に送達された」そうです。


忠犬・クロダイくんを救うためにも矢野・朝木両「市議」による行動が必要ですが、やっぱり見殺しにするんでしょうか。写真著作権侵害裁判の方で槇サンが無駄な裁判官忌避申立てを行なったのは、りゅうさんも指摘しているように矢野「市議」のかつての行動を彷彿とさせるものがあり、ひょっとして裏で知恵をつけるぐらいのことはやってるのかもしれませんが。


さて、Tomatotic-jellyさんの報告を参考にしつつ、東村山市民新聞」の8月31日付更新(2009/08/30 17:15:36)をいちおう拾っておきましょう。


まず、日弁連への抗議活動を(口だけで)呼びかける新たな〈緊急告知!〉(トップページ)に、


「山下幸夫弁護士の代行解任も。」


という一文が加わりました。「主たる焦点を山下幸夫弁護士個人から日弁連にようやく移したのは結構ですが」とせっかく評価して差し上げたのに、わざわざあらためて私怨をむき出しにすることもないでしょうに。このような攻撃が信教の自由(日本国憲法20条1項)とどのように両立するのか、「市議たちの憲法感覚は麻痺状態だ」などと偉そうなことを言う矢野・朝木両「市議」に、きちんと説明していただきたいものです。


次に、〈議会関係4:「変えよう!議会」(佐藤・薄井・大塚の会派)は、一体、何を変えたか?!〉の囲み記事には次のような修正がありました(太字が加筆部分)。


「佐藤の事実の隠匿は、世間を欺くものといっても過言ではない」
  ↓
正反対の内容に書き換える佐藤の事実の隠匿は、世間を欺くものといっても過言ではない」


正反対の内容に書き換える・・・事実の隠匿」というのは、一例だけ挙げれば、『潮』事件『月刊タイムス』事件の判決からごく一部分を恣意的に抜き出して、「判決理由が『万引き・自殺』を否定」とか“自殺が否定された”などと宣伝を続けたりすることを言うと思うのですが、それはともかく(2008年11月28日付〈もはや犯罪的な裁判情報の操作と、だまされ続ける側の罪〉や2009年6月17日付〈他人を「ど素人」呼ばわりする矢野穂積「市議」の「判決書を読む力」〉参照)。


何度読んでも意味の読み取りにくい囲み記事で、おそらく意味を読み取ろうとすること自体が無駄な努力なのでしょうが、やはり矢野・朝木両「市議」の言っていることは単なる難癖に過ぎないように思われます。両「市議」は、次のように書いています。

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結論を「陳情不採択」と決め、この事前の裏取引を前提とした上で、陳情者に意見陳述をさせたとすれば、真剣に意見陳述した陳情者らが、どのような気持ちになるか、佐藤、大塚、薄井ら「変議」は今一度、事前の裏取引について大いに猛省すべきだろう。

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ところが、あらためて関連ブログの記事をチェックしてみると、佐藤市議は〈明日、環境建設委員会です。〉(7月16日付)で次のように報告していました。

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陳情代表者の方には、陳情が委員会に付託されることが決まった6月議会最終日に直接お目にかかり、陳情付託を決めた議会運営委員会の全委員(民主党、草の根以外の会派が所属)が、「埋め立てられ造成工事が進められている2枚の田んぼを買い戻して田んぼに」ということについては「極めて難しい」という認識であることを正確にお伝えしました。
その上で、前例がないながらも今回の付託を決めた理由は、「緑の保護と育成の条例(昭和48年)」をはじめ、緑や農地の保全について格段の思いとメッセージを発してきた東村山ですが、これまでも既に年々多くの農地が消えている現実があるわけで、良好な農地を保全するための新たな仕組みや実効的なルールが考えられないのかどうか、議会として一度議論することは必要ではないのか、という委員の総意からでした。
各委員が、陳情者の方の意見、説得に「その通りだ」となれば陳情は採択されるでしょうし、理解されずにそのような結論に届かなければ、採択されないことになるでしょう。

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つまり、陳情の採択がきわめて困難であるという認識は事前に民主・草の根以外の全会派が共有しており、その旨は陳情者にも伝えられていたということのようです。果たして「裏取引」という非難は妥当でしょうか。


陳情不採択という結論についてはいろいろな意見があるでしょうが、矢野・朝木両「市議」が罵る佐藤市議や薄井市議は、少なくともブログでこまめな報告や見解表明を行なっています(昨日付の記事の追記を参照)。矢野・朝木両「市議」も、他人の粗探しばかりに熱中するのではなく、東村山が抱えるさまざまな問題について市民にわかりやすい形で情報を提供し、自分達の見解を明らかにすることに力を注いだ方がよろしいでしょう(無理でしょうけど)。現状では、陳情者らの取り組みに便乗し、政敵を叩くネタにしているとしか思えません(7月19日付〈反吐が出そうな便乗体質〉も参照)。


というわけで、矢野・朝木両「市議」が市議会や市政の問題についてどのような形で情報を提供してきたのか、〈「東村山市民新聞」の迷宮〉の方でまとめてみました。やはり佐藤市議と薄井市議に関するそのうち批判(攻撃)が圧倒的に多いので、そのうち両市議に関する市議会・市政報告ページを独立項目に移行させようと思いますが、そうするとスカスカになっちゃいそうですね。