西村側が何ひとつ証明できずに終わってしまった第3次「御用ライター」裁判


東村山市民新聞は今日も「最終更新日」の修正のみですか(1月20日付、2010/01/19 14:50:36)。


さて、第3次「御用ライター」裁判が結審したようですね(WAW〈【結審】第2次街宣裁判、判決は3月8日午前11時から〉参照)。前回は主権回復を目指す会による事前告知事後報告がありましたが、今回は事前告知したのは私だけで、公安関係者と思しき人々でさえ傍聴せずに帰ってしまうという、ずいぶん静かな裁判だったようです。まあこれが普通なんですけれども。


2カ月も時間があったのに準備書面を提出できず、他の裁判で使う準備書面を流用しようとして「今回の裁判とは直接関係ない」と一蹴されるという情けない対応しかできないようでは、それもしかたないと言うべきでしょうか。せっかく宇留嶋さんが「100万円を払うということなら和解でも構わない」と持ちかけてくれたのですから、裁判官の前で100万円を差し出して和解を成立させればよかったのに、今回は持っていかなかったのかしら(りゅうオピニオン〈第3次御用ライター裁判(西村修平氏VS宇留嶋氏)結審。宇留嶋さんの法廷ジョークに笑ってしまいました〉参照)。


もっとも、裁判の結果がどうなるかは微妙なような気がします。第2次「御用ライター」裁判の時のように、創価学会の御用ライター」「学会ライター」「創価学会御用達ライター」等の表現は「具体的事実を摘示するものとはいえない」と判断される可能性もある。「ストーカーのように張り付いてきた」という記述は事実の摘示と言えるかもしれませんが、名誉毀損とまで認定されるかどうか。創価学会御用達ライターの宇留嶋瑞郎」というキャプション付で宇留嶋さんの写真を掲載したことについて、第1次落書き名誉毀損裁判の時と同様に肖像権侵害が認定される可能性はあると思いますけれども。


まあ、裁判の結果はどうあれ、宇留嶋さんが創価学会の御用ライター」であることを裏づける証拠を、西村修平側が何一つ提示できなかったという事実は残ります。千葉英司さんが「創価学会の4悪人」のひとりだなどという主張も、「創価新報」事件における事実認定によってとっくに否定されているみたいですしね。


それでも、宇留嶋さんの請求が棄却されれば、矢野・朝木両「市議」は〈宇留島提訴の「創価御用ライター」裁判、またも不法行為認められず棄却!〉などとお騒ぎになるんでしょうけれども(2009年11月18日付更新)。事実の究明などどうでもいい人達ですからね。



そういえば、〈事件発生当時の東村山署のあの千葉英司元副署長と「ライター」の関係は?〉というページには、いつまで見出しとまったく関係のない内容を掲げ続けるつもりなんでしょうか。この点については以下の記事を参照。


◆今後の新風連関連裁判日程
クロダイ第1次落書き名誉毀損裁判控訴審(原告・被控訴人=宇留嶋さん/控訴人=クロダイ):1月27日(水)午後1時10分〜、東京高裁 ※判決言い渡し(予定)〔ソース〕【第1審判決
*まきやすとも・機関紙名誉毀損裁判(原告=千葉さん):1月27日(水)午後1時20分〜(?)、東京地裁立川支部ソース
西村修平街宣名誉毀損裁判(原告=千葉さん):1月27日(水)午後1時30分〜、東京地裁立川支部 ※結審(予定)〔ソース
*まきやすとも&クロダイ対創価学会街宣名誉毀損裁判(原告=創価学会):2月5日(金)午後1時半〜、東京地裁霞が関)〔ソース
*まきやすとも・写真著作権侵害裁判:2月5日(金)午後4時〜、東京地裁霞が関)721号法廷〔ソース
西村修平第3次「御用ライター」裁判(原告=宇留嶋さん):3月8日(月)午前11時〜、さいたま地裁川越支部 ※判決言い渡し(予定)〔ソース
クロダイ第2次「御用ライター」裁判控訴審(原告・控訴人=宇留嶋さん)(期日不明)〔ソース〕【第1審判決