矢野穂積「市議」には他人を「税金泥棒」などと罵る資格があるか(いやない)


東村山市民新聞が、いかに私やTomatotic-jellyさんといえどもはてなアンテナがなければ当分気付かなかっただろうと思われるようなやり方で、東村山市議会3月定例会について触れました(2月28日付更新、2010/02/27 21:35:31)。


東村山市議会10年3月定例会 速報
2月26日3月定例会2日目、例の認可保育園の潰し屋さんたる佐藤市議、本会議中熟睡モード。「起きろ、税金泥棒!」と矢野議員に一喝され、キョロキョロ。「変」な会派。


東村山市議会3月定例会が始まれば、1回か2回は市議会に関する更新が見られるかもしれません。といっても、他の市議、とくに佐藤まさたか市議の悪口がメインになる可能性が高いですが」という私の予測(2月21日付)が見事に的中しましたね。もっとも、その内容のなさは予想以上でしたが。佐藤市議の代表質問を聴いても、とくにケチをつけるネタは拾えなかったということなんでしょうね。


実際に佐藤市議が居眠りをなさっていたのかどうかは知りませんが、臨時議会を招集されて
「急に臨時議会なんか開いて、こっちだっていろいろある」(矢野「市議」)
「○○さんみたいに暇じゃないのよ。しょうがないから来てるけど」(朝木「市議」)
などとブーブー文句を言う人達「税金泥棒」などと言われても、佐藤市議も困るでしょう。


おまけに、自分が(経営母体であるNPO法人「林檎の木」の)理事を務めているくせにりんごっこ保育園、私も多少の関係ありますのでなどととぼけたことを言いながら、りんごっこ保育園を擁護するための質問に質問時間の相当部分(時として大部分)を費やしているのが、矢野「市議」です。近日中に取り上げますが、昨年の9月定例会では、3分野6項目の質問を通告しておきながら、りんごっこ保育園に関するもの以外の質問は全部すっ飛ばしましたよね。12月定例会でも、りんごっこ保育園に関係しない質問については最後におまけのように触れただけ。さて、市民の目からすればどちらが「税金泥棒」と呼ぶにふさわしいでしょうか。


さらには、今日も東村山市民新聞の更新を「最終更新日」の修正(3月1日付、2010/02/28 15:01:08)だけで済ませたようですが、自分達が議員としてどのような活動をしているのかについて、まともに報告することがほとんどない。たまに配布される紙版「東村山市民新聞」も、他の市議の悪口、朝木明代市議転落死事件関連の裁判に関する情報操作、「一年半前から『無所属・政権交代派』を宣言」していたなどという奇妙な手柄自慢などでかなりの部分が埋まっているというありさまです。


矢野「市議」は昨年、「全国市民オンブズマン会議」が作成したランキングで東村山市が「失格」とされたことに便乗して騒いでいましたが(2009年9月15日付〈今度は「全国市民オンブズマン会議」(自称「東村山オンブズマン」は非加盟)のランキングに便乗して騒ぐ矢野・朝木両「市議」〉参照)、矢野・朝木両「市議」の情報公開度については「失格」どころか「マイナス」の評価を与えなければならないでしょう。


ちなみに、この情報公開度ランキングについて、矢野「市議」はこのように書いていました。


〔前略〕
全国市民オンブズマン会議が行っている全国自治体「情報公開ランキング」では、手数料を徴収している自治体は「失格」とされ、ランキングの対象外となっている。この点を、矢野議員は、「恥ずかしくないのか」と鋭く追及したところ、自公連立ムラ市長は、答弁でなんと「ランキングのやり方が悪い」などと叫んだ。
〔後略〕


それではその“鋭い追及”の中身をご覧いただきましょう(平成21年9月14日・決算特別委員会記録(第3回)より)。


「情報公開手数料を有料としているということで、情報公開ランキングの対象外、全都でもワースト10の上のほうにいるということで、・・・〔情報公開については〕典型的におくれた・・・自治体であるということが何回もだめ押しされている。・・・知る権利について、なお有料手数料を維持している市長は、どのように考えているか、恥ずかしくないのか伺いたい」
「あれこれぐずぐずと、言いわけにもならないようなことを繰り返すのではなくて、私が聞いてるのは、情報公開ランキングでも対象外になっているという、その恥ずかしさを渡部市長は感じないのかということを聞いてるんですよ」
「情報公開ランキングで対象外になっているという恥ずかしさをどのように感じてんですか」
「全都でも4つか5つしかないような、そういうごく少数になってる、そういう立場で、しかも情報公開ランキングで対象外なんていう不名誉な烙印を押されてることについて、恥ずかしさはないのかって聞いてんだよ」


ふむ、予想通り他人様の取り組みに便乗しただけの質問でしたね。市長は
「有料にするか、無料にするかというのは、各自治体の判断で考えられるべきものである、そのように理解いたしております」
「そのランキングの仕方自体が、私どもとしては若干納得がいかない点がある、そのように理解いたしております」
などと答弁しているのですが、これを自分自身の言葉で打ち崩すような“鋭い追及”はできなかったわけですか。矢野「市議」も、
「まあ、このやりとりをオープンにしたときの反応を知りたいものだと思いますが、市民の」
と捨て台詞をかましていらっしゃいますので、皆さん密かに笑ってあげればよろしいかと思います。


ついでに、同じ決算特別委員会で、矢野「市議」は議員選出の監査委員について次のように述べていることに気付きました。


「議員の報酬ももらってるくせに、月額5万円、年額62万円も受け取って、財政危機だの何だのって質疑する愚か者がいるというように私は思いますが、印象としてはね。少しは反省したらどうか」


ここで矢野「市議」が挙げている数字は監査委員としての報酬のことで、東村山市議会議員の議員報酬は月額48万5千円です(全国市議会議長会「市議会議員報酬に関する調査結果」〔PDFファイル〕より。2008年12月31日現在)。これだけの報酬をもらっておきながら、昨年3月13日の予算特別委員会で、「100年に1度の経済危機」をテーマに延々と御高説をぶってる市議会議員もいらっしゃいましたな(2009年4月29日付〈昔の東村山市議会〉も参照)。


そういえば矢野「市議」は、佐藤市議が代表質問
「日野市は〔ワンストップ機能を高めるために〕『市民窓口課』開設に続いて、『セーフティネットコールセンター』を開設した」
と述べたときに、
「日野に戻ればいいじゃないか」
野次ったんですって? 目の上のタンコブである佐藤市議を追い払うために3度も裁判を起こし、すべて負けておきながら(「東村山市民新聞」の迷宮〈「越境通勤市議」問題〉および佐藤市議ブログ〈隠れ裁判のご報告〉参照)、まだこんなことを言っているんですね。


矢野・朝木両「市議」が議員報酬に見合うだけの活動をしていないことはもはや明らかだと思いますので、前にも書いたように、さっさと市民オンブズマン活動にでも専念なさればよろしいんじゃないでしょうか。少なくとも、2009年3月14日付〈東村山ボヤキ帖〉で提言したように、「毎日の行動を詳細に報告し、市議としての仕事をした日だけそれに応じた報酬を受け取って(上限1万5000円/日)、残りは供託でも何でもして受け取らないという、いわば“自主的日当制”」の採用を真剣に検討していただきたいものです。