矢野・朝木両「市議」の情報がクズネタであることをようやく自覚しつつ、けっきょくクズネタにすがりつくしかないらしい瀬戸弘幸サン


東村山市民新聞では「最終更新日」の修正だけが黙々と続けられています(5月18日付、2010/05/17 18:58:45)。


一方、千葉英司さんから訴えられて「真相究明」の絶好の機会を得たはずなのになぜか当惑している瀬戸弘幸サンは、どうやら裁判が始まる前から白旗を上げてしまったようです。



無理もありません。西村修平が[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20100428/p1:title=矢野・朝木両「市議」の全面的支援]を得て闘ってきた[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/65.html:title=街宣名誉毀損裁判]では、西村側(=矢野・朝木両「市議」側)の主張がことごとく粉砕され、木っ端みじんにされてしまったのですから(エアフォース〈西村修平事件一審判決〉[http://pullman.blog117.fc2.com/blog-entry-262.html:title=第2回]・[http://pullman.blog117.fc2.com/blog-entry-263.html:title=第3回]を参照)。


事ここに至り、瀬戸サンも矢野・朝木両「市議」の情報がクズのようなものであったこと、少なくとも一連の裁判で通用するようなものではないことを、ようやく認識したようです(太字は引用者=3羽の雀)。

 私が朝木直子さんや矢野穂積さんとお会いしたのは、私が警察の内部情報を得たという街宣活動をした後のことでした。お会いする前から、故朝木明代さんがビルの5階から転落して死亡した事件は、自殺ではなく何者かによって殺害された可能性が強いという確信を持っていました。
 そのことに関して今後の裁判の中では明らかにしていくつもりです。朝木・矢野両先生にお会いしてから、その自分の確信は益々強まりました。その後両先生から得た情報を元にブログを書いてきました
 遺族と同僚議員の声でしたので、その声をお伝えしてきたわけですが、実は私はこのお二人に会う前から自殺ではなく、殺害されたと思っていた訳で、その理由を裁判では明らかにするつもりです。
 西村修平さんや黒田大輔さん、槇やすともさんが先に千葉元副署長に訴えられましたが、この裁判では朝木さんや矢野さんのご協力を得て、いかに捜査が杜撰であったかを争ってきました。
 しかし、当時の捜査の責任者であった千葉氏は、そのことについてはかなり詳しく反論してきました。千葉氏はまだまだ当時の捜査で明らかにしていないことが沢山あります。
 その闇に隠された部分をこちら側が崩せないので裁判が不利に進行したことは否めません。同じ土俵に上がるとどうしてもこちら側が負けてしまうということです。
〔中略〕
 よって私はこれまでの<千葉VS朝木・矢野裁判>で争点になったことではなく、まったく違った土俵で争うことにしました。・・・


「まったく違った土俵で争う」というのなら今度こそ内部告発のカードを切ればよさそうなものですが、
「私が朝木直子さんや矢野穂積さんとお会いしたのは、私が警察の内部情報を得たという街宣活動をした後のことでした」
と触れるだけでとぼけており、「内部告発」とやらがガセネタであったことをまたまた認めてしまいました。


その代わりに持ち出してきたのが、矢野・朝木両「市議」もしばしば言及してきた後藤組元組長の発言と「密会ビデオ」ネタだというわけです。このあたりの話については以下の記事を参照。


しかし、このネタは西村修平・街宣名誉毀損裁判にもとっくに提出されています(以下、エアフォースより。リンク先は「東村山市民新聞」)。


これらの書証について第1審判決でどのように認定されているのか(そもそも言及されているのか)は今のところ不明ですが、どっちにしても、西村側(=矢野・朝木両「市議」側)が持ち出してきた主張では
亡明代が殺害されたことや、これが計画的なものであったことを認めることはできない
と断定されてしまったのですから、「密会ビデオ」ネタはおそらく一蹴されてしまったのでしょう。後藤政利・後藤組元組長の著書『憚りながら』(宝島社)でも、どうやら朝木明代市議転落死事件の話は出てこないようです(同書を「全体的に読み応えのある一冊です」と評価している、やや日刊カルト新聞〈元後藤組組長がつづった、創価学会とヤクザ〉も参照)。


瀬戸サンは、
これからの流れの中で、果たして創価学会が後藤組に朝木明代さんの殺害を依頼したというビデオの存在が明るみになるのか? そこに注目していきたいと思います
と他人事のように書いていますが、そもそも“デマにデマを重ねる手法”で作り出されたネタであることはほぼ明らかですから、お星様が瀬戸サンに微笑むことはないでしょう。


また、「まったく違った土俵で争うことにしました」と勝手に宣言して「創価学会と暴力団の関係」を持ち出しても、裁判に関係のない話であれば一蹴されるのがオチです。裁判の争点は瀬戸サンが勝手に決められるものではありません。街宣名誉毀損裁判第2回口頭弁論の報告で、「この民事訴訟はこれまでのような新聞・雑誌やブログの記事ではなく、プラカードに記載された文字や演説が名誉毀損となるかーという訴え」であると、あたかも新しい争点であるかのように書いていましたが、けっきょくそんなことは争点にさえなっていなかったみたいじゃありませんか(千葉さんが問題にしたのはプラカードに基づく西村の街宣内容であり、プラカードの記載そのものは請求対象とされていなかった)。わざわざつっこんで損しちゃいましたよ(2009年2月4日付〈西村裁判:第2回口頭弁論にしてすでに敗戦処理を進める瀬戸弘幸〉の追記の追記参照)。


訴状の詳細が明らかになっていないため具体的なことは不明ですが、いずれにせよ、街宣名誉毀損裁判機関紙名誉毀損裁判と同様の問題が争点になることはほぼ間違いないでしょう。千葉さんの主張に正面から応えずに論点をそらそうとするのは端的に言って敵前逃亡であり、それぐらいならさっさと和解を申し出た方がいいと思いますよ。


ちなみに瀬戸サンは、前掲引用部で省略した箇所にこんな恥ずかしい追記をしています。


「黒田さんは和解であり勝ち負けはありません。西村さんの裁判は10万円だけの判決であり実質勝訴との見解もできます。負けてしまうとの表記は適切ではなかったのですが、このままの文章にしておきます。」


自分達の主張が木っ端みじんに粉砕されても、損害賠償額が思ったより高くなければ「実質勝訴」ですか。クロダイくんについても、第1次落書き名誉毀損裁判における敗訴はなかったことにした上、第2次落書き名誉毀損裁判についても「勝ち負けはありません」などと書いて、
「まともな感覚があれば、誰が見ても黒田大輔の実質勝訴です。これのどこをどう解釈すれば、黒田の実質敗訴なんだ?バカルトの諸君、教えてくださ〜い」
というクロダイくんの実質勝訴宣言を台無しにしちゃってるし。


ま、裁判がんばってくださいねぃ〜。


◆今後の裁判日程については、まとめWiki〈矢野・朝木両「市議」支援者関連裁判〉参照。


〔この記事は5月19日夕方にアップしたものです。〕