矢野「市議」による新聞記事ねつ造事件の追及、広がる


さ〜さ、お耳を拝借〜(^v^)/「ついに記事自体に偽装工作!」の音源公開によって明らかにされた、矢野「市議」による読売新聞記事ねつ造放送事件。あまりにもわかりやすい自爆ネタだけに、あちこちのブログが一斉に取り上げてプチ祭り状態です。事件として重大であるのみならず、薄井市議名誉毀損裁判の前哨戦で場外乱闘を仕掛けて大きな墓穴を掘るという滑稽きわまりない話ですから、それも無理からぬところでしょう。


★やまだKING「ラジオスター(三流)の悲劇


★ブログマガジン エアフォース
沈黙を破った矢野穂積(東村山市議)の捏造放送と著作権侵害


★薄井市議ブログ「どういう人たちなんですか? Part4


★C.I.L.(Charismatic Itabashi Lover)
【前代未聞】現職市議がFMラジオで新聞記事を捏造して報道する


「黒子の部屋」の松沢呉一さんも、矢野・朝木両「市議」が著作権侵害の常習犯であることを指摘した「治らない悪癖」のコメント欄で、「これは完全にアウトです」と呆れています。


薄井市議は、当たり前のことですがよほど腹が立ったのでしょう、ねつ造記事に続く矢野「市議」のコメントも文字におこして掲載・反論しています。いかにツッコミどころが多い放送だったか、よくわかるというものです(以下は発言そのままではなく、発言の趣旨)。


「市議会議員というのは教育とかいろんな問題を考えて、問題点が指摘されたら議論しなきゃいけない」
「動画サイトで平気で性風俗の紹介をするのは、市議会議員として資質に問題があるのではないか」
「インターネット動画サイトで性風俗業界の宣伝をしておきながら名誉毀損で訴えてくるなんて、自分の名誉とか社会的評価というものをどう考えているのか」


まあすべて「新聞記事をねつ造するような人間が言うな」で済んでしまう話ですが。矢野「市議」の年齢・経歴からして、「革命的警戒心」(革命を志す者は権力につけこまれないよう注意深く日常生活を送らなければならない)という言葉は当然ご存じのはずですが、それどころか、やはり松沢さんがかつて指摘したように、完全に警戒心が欠落しています。


昨日の記事でも指摘したように、今回のねつ造は明白かつ悪質な著作権侵害です。明確区別性(引用文と地の文の区別が明確でなければならない)とかなんとかの要件を持ち出してくるまでもなく、だれが見ても意図的な記事のねつ造で、同一性保持権(著作権法20条)ほかの侵害。5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、またはこれの併科による刑事罰の対象です(同119条2項1号)。シンブンの〈薄井「市議」特集〉風に言うなら、こういうことになりましょうか。


照準は、はっきりと、違法行為、犯罪既遂の事実です。
騒いで墓穴掘ってしまった人達でしたね。


まあ刑事事件に発展することはまずないと思いますし、“犯人”の素性と所在が明確なこのようなケースで刑事告訴することが望ましいとも思いませんが、公職者によるこのような悪質なねつ造事件を、読売新聞社がそのまま放置しておくというのも考えにくい。すでにやまだKINGの山田さんが読売新聞立川支局にメールを送り、エアフォースの宇留嶋さんも電話で対応を問い合わせていますから、ひょっとしたらいずれ訂正放送があるかもしれません。


つい最近の話ですが、毎日新聞社は、あるブログで自社の記事を改変されたことに抗議し、削除を要求したそうです。これは記事をもとにしたパロディだったようで、そんなに目くじらを立てなくてもよいのではないかという気もしないではありませんが、パロディでもこのような厳しい対応をする新聞社があるのですから、今回のような悪質なねつ造に対しては、読売新聞社としても毅然とした対応をしてもらいたいところです。


もっとも、矢野・朝木両「市議」は、薄井さんが市議になる前に出演していたアダルトサイトの動画を、「東村山恐怖新聞市民新聞」のサイトに、著作権者に無断で、なおかつ18歳未満の者がアクセスしないよう警告表示をすることもなく、転載していたことがありました(転載していたページの残骸)。著作権者から抗議を受け、通告期限ぎりぎりに無断転載動画のサムネイル画像とリンクは削除したものの、矢野・朝木両「市議」からは何の説明も謝罪もありません。


(このあたりの話は、「職業差別を許しません!」の〈東村山市民新聞じしんのハンザイ〉スレッドでリアルタイムで報告されているほか、松沢さんも「黒子の部屋」に新聞記事を掲載しています。ちなみにこの「新聞記事」は実は松沢さんの創作で、誰が見てもそうわかるようになっていますが、矢野「市議」のやったことはこれを「読売新聞○月○日付記事」として掲載したのと同じことです。)


というわけで、今回もあわてて番組を差し替えるなどの対応がとられるかもしれませんので、79.0MHzの電波が受信可能な東村山市民は「ニュースワイド多摩」にご注目ください。いやでしょうけど。放送時間は毎日6時・9時・13時・18時・21時・24時です(番組表)。


しかし、仮に矢野「市議」が番組を差し替えたとして、それでなかったことにしてよいのか? もちろん、よくはありません。多摩レイクサイドFMは放送事業者ですから、放送法が適用されます。今回の件は、著作権法違反事件であり、薄井市議に対する名誉毀損事件であるとともに、放送法違反事件でもあるのです。「発掘!あるある大事典II」(関西テレビ)のねつ造騒動が思い出されます。


そういう意味でも、読売新聞社にはしっかり追及してもらいたいところです。長くなったので、この件についてはまた。