千葉さん関連裁判で連戦連勝を偽装する矢野・朝木両「市議」


自衛隊員よ!田母神俊雄航空幕僚長売国総理から守れ。国軍(自衛隊)は村山談話を継承する麻生太郎を許すな!


瀬戸弘幸ブログに掲載された告知からの引用ですが、どう見てもクーデターの呼びかけとしか思えません。もっとも、そんなのに乗っかる自衛隊員などいるわけがなく、洋品店を襲撃するのに比べればぜんぜん実害がありませんので、どんどんやってください。


そんな人たちとつるんでいる矢野・朝木両「市議」ですが、「東村山市民新聞」の「最終更新日」は、11月2日午後12時半ごろ、さっさと11月3日付に修正されていました。ちょっと早すぎると思いますが、連休ですからどこかに遠出でもするのかもしれません。


ところで、すでに報告済みですが、11月1日付で、「東村山市民新聞」のトップページがちょっと不可解な形で更新されていました。10月31日付の記事で追記しておいた内容を、あらためて示します。

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東村山市民新聞」の11月1日付更新で、トップページに次の見出しが登場しました。


千葉英司元副署長、また、東京高裁で、逆転敗訴!矢野、朝木議員勝訴確定。 元副署長が提訴したのは、この頁 ←


「この頁」のリンク先は〈創価・公明特集〉ですから、これはどう見てもインターネット「東村山市民新聞」裁判控訴審判決(8月28日)を指していると思うんですが、だとしたら、何でいまさら。


下の方にも〈矢野・朝木議員が、8月28日東京高裁で、あの元副署長に、また逆転勝訴!(謀殺の9月1日を前に)〉という見出しがあるんですから、同じ裁判なら同じところにまとめておいてほしいものです。ひとつでも多く勝っているように見せかけるためですかね。違うなら違うで、どの裁判のことを言っているのか、特定しておくべきでしょう。

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日本でもっとも「東村山市民新聞」のサイトを熟読している私でも、今回の更新の意図はなかなか読めません。何か別の裁判で負けた腹いせという可能性もありますが、エアフォースでも特に報告がありませんし、かといって西村修平に対する援護射撃というわけでもないでしょう。ひょっとして、前に書いた見出しを忘れているのでしょうか。


どっちにしろ、“千葉英司は私たちを盛んに訴えてきているが、負けてばかりいる”という印象操作をしようとしていることは間違いありませんので、この機会に、千葉さんと矢野・朝木両「市議」との間で争われている裁判について、わかる範囲でまとめてみました。矢野・朝木両「市議」側が勝訴した裁判を★で、敗訴した裁判を●で示します。


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(1)★第1次FMひがしむらやま裁判:勝訴(確定)
第1審・第2審(2007年6月20日)とも矢野・朝木の勝訴。「東村山市民新聞」トップページでは、〈★07年6月20日、東京高裁判決で、矢野議員が勝訴確定!/▼自殺説強調のあの千葉元副署長が、また敗訴。判決書掲載〉として大々的に宣伝。


矢野・朝木側は、東京高裁で「少なくとも被控訴人が本件のアザを他殺を疑わせる証拠となるようなものであると信じたことについて、相当な理由があるというべきである」と認定されたことをもって“他殺の決定的証拠”と主張しているが、この判示をどのように理解すべきかについては、C.I.L〈【赤ペン先生】 矢野穂積君の文章を添削してあげるスレ 【その1】〉参照。関連する司法解剖鑑定書や意見書については、エアフォース〈エフエム東村山・東村山市民新聞併合事件最高裁判決〉参照。


(2)●エフエム東村山・東村山市民新聞併合事件:敗訴(確定)
上記(1)と争点を同じくする裁判だが、第1審(2007年9月26日)・第2審(2008年2月7日)・最高裁(同9月16日)とも千葉さんが勝訴。矢野・朝木それぞれに20万円の損害賠償が命じられた。「東村山市民新聞」ではまったく触れられていない。


(3)★インターネット「東村山市民新聞」裁判:勝訴(確定)
第1審(2008年3月26日)では千葉さんが勝訴、第2審(同8月28日)では矢野・朝木が逆転勝訴。「東村山市民新聞」は、第1審の敗訴判決についてはまったく触れず、第2審についてのみ、〈矢野・朝木議員が、8月28日東京高裁で、あの元副署長に、また逆転勝訴!〉、〈千葉英司元副署長、また、東京高裁で、逆転敗訴!矢野、朝木議員勝訴確定〉などと、トップページの2箇所で宣伝。


しかし(1)の裁判とは異なり、提訴の対象となったページを示すのみで、判決は掲載していない(瀬戸弘幸が代わって掲載)。大々的に宣伝できる(と思い込める)ような内容ではなかったからと思われる(10月6日付〈もはや自分の意見さえ書けなくなった自称「ジャーナリスト」〉およびC.I.L〈読書会 「千葉英司氏が矢野穂積らに対し損害賠償請求を行った裁判の判決」について〉参照)。


このような対応は、トップページで〈最高裁で矢野議員と乙骨氏が創価本部に勝訴確定!(08.06.17)〉と宣伝している裁判についても同様で、この最高裁判決の内容も推して知るべしである(6月26日付〈やっぱり虚しい勝利だった「FORUM21」裁判〉など参照)。


なお、「また逆転勝訴」「また・・・逆転敗訴」と書いているが、第1審判決について頬かむりしているため、「東村山市民新聞」だけを見ている読者(ほとんどいないとは思われるが)には何が「逆転」なのかわからない。また、これ以前に逆転勝訴の事案があったのかどうかも不明。


(4)●『東村山の闇』裁判:敗訴(係争中?)
第1審(2008年4月15日)で千葉さんが勝訴。矢野・朝木に30万円の損害賠償が命じられた。「東村山市民新聞」では触れられていない。


(5)●インターネット「創価問題新聞」裁判:敗訴(係争中?)
第1審(2008年4月15日)で千葉さんが勝訴。矢野・朝木に10万円の損害賠償が命じられた。矢野・朝木による反訴も提起されていたようだが、これも棄却されている。「東村山市民新聞」では触れられていない。
【追記】2009年1月29日の東京高裁判決も第1審判決を維持し、千葉さんが勝訴。


なお、以上のほか、「東村山市民新聞」によれば、2007年8月7日(?)に2件、2008年1月23日に1件、千葉さんが訴訟を取り下げたとされる。どのような訴えだったのかについては報告されていない。


【追記】また、2008年12月17日にも東京地裁八王子支部で千葉さんが敗訴したとされるが、これも詳細は不明。【さらに追記】“千葉さんに対する名誉毀損が行なわれたことは事実だし、それに関する矢野「市議」らの使用者責任や代理監督者責任も認められるものの、(2)の裁判ですでに損害賠償が命じられているから、新たに賠償を命じるほどのものではない”という内容の判決だったとのこと。Weekly Autocrat Watcher〈【確定】元副署長、敗訴が(を?)確定〉参照。


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はい。どちらかというと●(矢野・朝木両「市議」の敗訴)が多いですね。(1)と(2)では確かに勝訴しているのですが、判決を読めばわかるように、単に“名誉毀損とまでは言えない”というだけ。朝木明代「他殺」説が認められるなど、本当の意味で勝利したわけではありません。けっきょく、全体としては矢野・朝木両「市議」が負け続けているというわけです。


しかも、敗訴した裁判についてはぜんぜん報告しないという、このみっともなさ。隠したってわかることなんですから、堂々と報告してはどうなんでしょうね。そういえば、これは千葉さんとは関係ありませんが、「久米川駅東住宅管理費等不払い事件判決」(9月24日)に対しては、やっぱり控訴したんですか?


なお、やはりトップページで〈自殺説強調の千葉元副署長上告せず、敗訴判決がまた確定!/★ 宝島社とジャーナリスト乙骨正生氏が勝訴した07年10月18日東京高裁判決が確定。〉と宣伝されている裁判については、エアフォース〈宝島裁判判決〉参照。名誉毀損は認められなかったとはいえ、乙骨の記事については次のような厳しい指摘が行なわれていることを、付記しておきます。

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本件記事は、その全体的な印象としては、一般読者に対し、宗教と警察や検察との間に不可解な関係が存在し、そのために、本件転落死事件において特定の宗教団体に配慮した不正捜査が行われたのではないかとの疑念を抱かせかねない内容の記事であると言わざるを得ない。

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【追記】(2009年2月17日)2009年2月16日・17日付で「東村山市民新聞」に〈朝木議員謀殺関係訴訟結果報告〉が掲載され、自分たちが敗訴したものも含む主な裁判の一覧表が明らかにされました。同年2月〈矢野・朝木両「市議」の裁判歴に関する興味深い記述〉参照。(追記終わり)