年間60日程度しか議員としての仕事をするつもりがないらしい矢野穂積・朝木直子両「市議」はさっさと議員報酬の「大部分」返上を
「東村山市民新聞」は、8月22日付(2010/08/21 20:11:58)で「最終更新日」が修正された後、8月24日付(2010/08/23 17:09:03)でトップページに次のような囲みが登場しました。
東村山市議会 情報 8月29日〔ママ〕開催 議員定数等特別委員会関係
「委員会中心主義」をとっている東村山市議会は、議案の殆どが委員会に付託されるため民意を反映させるため*1
「各常任委員会の委員数は委員長1名 委員5名は確保するために、議員定数減員は25名までとし、今後は、議員定数削減ではなく、報酬を含め議員関係経費を削減していく。」
草の根・矢野、朝木議員は、各会派の中で唯一、議員定数の基準を明快に提示し、これを「東村山ルール」とすべきであると、主張して、議員定数を1名減員を提案した。
そして、将来的には、欧米や矢祭町を参考に「有償ボランティア」(日当制)を目指していくべきであると指摘した。
ところが、議員報酬の原因とされる「公務としての議員活動」はどういうものであるかを、全く知らない佐藤まさたか市議らは、ほぼ365日「議員活動」を自分はやっているなどとあきれた主張を繰り返し、議員報酬を「もっと、もっと貰いたい」かのような浅ましい発言を力説し、失笑をかったのだ。
議員報酬の原因となる議員の「公務」とは、次期選挙の事前運動よろしくそこら中に「顔出し」をすることではない。
すでに条例(「議会の議員等の公務災害等補償条例」)で、議員の「公務」の範囲は決められており、「公務」及びその「通勤」時以外は、「公務災害」が発生しても補償対象にはならないのである。したがって、議員報酬の原因となる東村山市議会議員の年間「公務」は多くて60日程度なのだ。
市の条例の規定すらわきまえず、何も知らずに、ほぼ365日議員活動しているから、「もっと報酬を」と叫ぶ佐藤市議、先ず、恥ずべきその無知を自覚すべきだろう。
市議会に関する報告としては、〈東村山市議会2010年3月定例会 速報〉(4月3日付更新)以来、およそ5カ月ぶりということになります。ちなみにそのときの囲み記事は次のようなものでした。
東村山市議会2010年3月定例会 速報
自民・公明の市長の新年度予算に、佐藤・薄井ら(「変えよう議会」会派」)は、賛成討論までして、全員賛成した。もはや、隠す必要もないという自民・公明とともに「与党」宣言をするに至った。自民・公明寄りに議会を変えるつもりのようだ。予算に反対したり今度は賛成したり、決算に反対したり、国政の公明そっくりだな。佐藤は、懲りずに「認可保育所潰し屋」発言をまたやった!(敬称略)
今回の更新とあわせて、けっきょく矢野穂積・朝木直子両「市議」は目の上のタンコブである佐藤まさたか市議らを攻撃したいだけだということがよくわかりますね。
そもそも、議員報酬の削減(期末手当への20%加算廃止)については「変えよう議会!東村山」も提案会派となっており、反対したのは自民党と公明党でしたが、なぜ両会派を真っ先に批判しないのでしょうか。りゅうオピニオン〈【東村山市民新聞166号〔2010年7月〕を読む】『憚りながら』から典型的な「切り文」で「印象操作」を重ねる矢野穂積市議。議員定数削減の矢野市議の「本音」は?〉で指摘されているように、紙版「東村山市民新聞」166号では公明党の悪口も言っていますけれども、自民党についてはやはり批判していないようですね。
もちろん、佐藤市議が「議員報酬を『もっと、もっと貰いたい』かのような浅ましい発言を力説」したというのは、これまでのパターンからして、単なる虚偽か悪質な誇張に過ぎないことが強く推測されます。会議録が公開されればはっきりすることなので、それを待って検証するとしましょう。
「草の根・矢野、朝木議員は、各会派の中で唯一、議員定数の基準を明快に提示し、これを『東村山ルール』とすべきであると、主張」というのも、佐藤市議による7月13日の議論の報告、そして今回の結論に関する他の議員の報告を読むと、ずいぶん異なる状況が浮かび上がってくるようです(7月13日の様子については7月20日付〈いろんなことにダンマリを決め込みながらちまちまとした悪口や遠吠えを続ける人々〉のリンクも参照)。
- 佐藤市議ブログ
- 薄井市議ブログ〈行財政改革としての議員定数・議員報酬の削減の結論〉
- 大塚市議ブログ
- くまき市議ブログ〈午前中は快適〉
- 北久保市議ブログ〈特別委員会〉
- おくたに市議ブログ
- 福田市議ブログ〈議員定数を1減、議員の報酬期末手当への20%加算の廃止が決まりました〉
細かく検討してつっこみを入れている暇がありませんので、後はツイッターでつぶやいた内容をとりあえず引用しておきましょう。
このあたりの話については以下の記事も参照。
- 〈太っ腹な東村山市民の皆さんへ〉(2008年10月28日付)
- 〈東村山ボヤキ帖〉(2009年3月14日付)
後者のエントリーでは、「『議員報酬返上』を自慢するなら、毎日の行動を詳細に報告し、市議としての仕事をした日だけそれに応じた報酬を受け取って(上限1万5000円/日)、残りは供託でも何でもして受け取らないという、いわば“自主的日当制”ぐらい採用してほしいものです」という提言をすでに行なっておきました。市議会議員としての仕事は年間60日程度しかしていないことを認めているのですから、
「将来的には、欧米や矢祭町を参考に『有償ボランティア』(日当制)を目指していくべきである」
などと言ってただ乗りを図るのではなく、自主的に(過去の分までさかのぼって)即時実行していただきたいものです。
〔この記事は8月24日の朝アップしたものです。〕