矢野穂積・朝木直子両「市議」の2010年(2)


東村山市民新聞では1日おきのペースで「最終更新日」が修正されています(9月12日付、2010/09/11 17:17:49/9月14日付、2010/09/13 15:54:11)。このあたりで4〜6月の更新状況をまとめておきましょう。第1四半期(1〜3月)の更新状況は3月31日付〈矢野穂積・朝木直子両「市議」の2010年(1)〉を、2008年・2009年の更新状況は、「東村山市民新聞」の迷宮東村山市民新聞」の更新状況トップページ)を参照。


東村山市民新聞」では、4月に入っても、第1四半期からの流れを引き継ぐ形で国政に関する中身のない更新がちょこちょこ続けられました。しかし、殺人罪時効廃止(4月27日施行)の翌日に西村修平・街宣名誉毀損裁判の第1審判決が言い渡され、
『東村山の闇』事件高裁判決は)他殺の可能性を示す証拠があることが真実である旨認定するものではない
本件転落死事件当時、亡明代に自殺の動機がなかったとはいえない
亡明代が殺害されたことや、これが計画的なものであったことを認めることはできない

などと認定されると途端に失速し、5月には2回、6月には1回しか実質的更新が行なわれないという状況に陥ります。「朝木明代議員殺害事件に関する請願」(紹介議員・矢野穂積)についても一切触れることができず、もはや矢野穂積朝木直子両「市議」自身も朝木明代市議「殺害」説の完全崩壊を自認したと考えざるを得ないでしょう。


けっきょく、ウェブ版東村山市民新聞」東村山市政に関する言及が見られたのは4月3日付更新(「変えよう!議会・東村山」の悪口)と同12日付更新〈小平児童相談所が人権侵害!〉)だけで、市議会6月定例会については、2008(平成20)年12月定例会の時と同様、一度も触れられることがありませんでした。その分、つっこみを入れられにくい/参照されにくい紙版東村山市民新聞」の発行頻度が上がっているようで、164号(4月30日付)と165号(6月15日付)が発行されています。


この間、矢野・朝木両「市議」とも関係のある襲撃する運動関係者が、徳島県教組を襲撃して告訴(その後逮捕)されたり映画『ザ・コーヴ』の上映「粉砕」行動を関係者の事務所・自宅前等で繰り返して仮処分漬けになったり、いろいろと騒ぎが起きていますが、洋品店襲撃事件を擁護した矢野・朝木両「市議」も、さすがにこれらの行動を公然と支持することはありません。しかし、小平児童相談所「人権侵害」に関する取り上げ方を見ると、近年台頭してきた、児童虐待防止法やDV法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律)を「家族破壊」のための法律と曲解してDV被害者シェルターや児童相談所を激しく攻撃する勢力との関係(「襲撃する運動」とも比較的重なっている)も推測されるところであり、依然として懸念されます。


それでは、月ごとの更新状況をご覧ください。「○日付」は東村山市民新聞」トップページの「最終更新日」の日付を指します。日付からリンクが張ってあるのは、当ブログの更新状況報告記事へのリンクです。


【4月】
東村山市議会10年3月定例会 速報〉(トップページ、2月28日付更新)を全面的に書き換え、新年度予算に賛成した「変えよう!議会・東村山」の悪口を追加(4月3日付)。しかし「草の根」の反対理由については今に至るまで報告せず。
*扇情的検察批判の囲み(トップページ)に〈◎ ついに顔と名前を露出させた「検察特捜クーデター」の黒幕たち(ジジ新党の関係者)!〉という記述を追加(4月7日付)。その後、「ジジ新党の関係者」ナベツネらジジ新党の関係者」に修正(4月9日付)。
*トップページに〈小平児童相談所が人権侵害!〉という囲み記事を掲載(4月12日付)。なお、矢野穂積「市議」は3月定例会の一般質問(3月3日)でこの問題を取り上げ、行政不服審査法に基づく不服申立て等について説明を受けている。囲み記事では「近々、担当者の実名を公表する」と恫喝めいた記述もしていたが、その後は特に動きなし。
*トップページで唐突に〈◎米軍基地は全部国外(グァム等)へ!主権国家の意思を毅然と示そう!(2010.4.18)〉と遠吠え(4月19日付)。
*トップページで〈思わず首を突き出した民主党内の「検察特捜クーデター」一味!(10年4月19日)〉と遠吠え(4月21日付)。
りんごっこ保育園が起こした発信者情報開示請求裁判の経緯を勝ち誇ったように報告(4月27日付)。
*トップページで〈職権濫用検察(国家公務員法100条違反)を告発し徹底追及を!〉という囲み記事を掲載し、「市民新聞も『国家公務員法100条違反』で刑事告発する用意はある。職権濫用検察関係の情報を共有し斗おう」と何者かに呼びかけ(4月29日付)。その後、刑事告発の話が進んでいるという話は出ていない。
公訴時効廃止問題と関わって、トップページで〈◎ 2010年4月27日殺人関係公訴時効廃止可決成立、即日施行! 朝木議員殺害犯とはエンドレスの斗いの幕開けです。〉と宣言するとともに、〈◎ 殺人関係公訴時効廃止、即日施行の法相判断を高く評価する。〉と千葉法相を評価(4月29日付)。この更新が行なわれた日に西村修平・街宣名誉毀損裁判の第1審判決が言い渡されたが、これについては今に至るまで沈黙を続けている。
*紙版東村山市民新聞」164号を発行(4月30日付)。請願潰し裁判「セクハラ市議」名誉毀損裁判の敗訴についてはスルーしつつ、久米川東駅住宅管理費未払い裁判の敗訴に関する弁明記事を掲載。


【5月】
「朝木議員殺害犯とは検挙までエンドレスの斗いの幕開けです」4月29日付更新)を「朝木議員殺害犯とは検挙まで〜」と修正。〈職権濫用検察(国家公務員法100条違反)を告発し徹底追及を!〉の囲み(同)にも加筆(5月1日付)。
*トップページで「暗殺依頼密会ビデオ」ネタを再び持ち出し、「元後藤組長本人が言及したのだから、さぞや震えあがっていることだろう」などと空威張り(5月23日付)。


【6月】
*「朝木明代議員殺害事件に関する請願」(紹介議員・矢野穂積)が議会運営特別委員会(6月11日)でも本会議(6月18日)でも不採択とされたものの、「草の根」は議会でも東村山市民新聞」でも一切反応せず。
*紙版東村山市民新聞」165号を発行(6月15日付)。請願潰し裁判については依然としてダンマリを決め込みつつ、「セクハラ市議」名誉毀損裁判について虚偽を交えつつ宣伝
2007年市議選で「草の根」の推薦人になってくれた北野弘久・日大名誉教授が亡くなった(6月17日)ことに対し、その後もまったく反応せず。
*「朝木明代議員殺害事件に関する請願」(紹介議員・矢野穂積)が本会議で不採択とされた日にトップページを更新し、「自作自演」裁判の逆転勝訴について報告(6月19日付)。しかし、事件が「朝木〔直子〕に対して危害を加える目的によるものと認めるに足りる事情はな(い)などと認定した判決の詳細には触れずじまい。
東村山市民新聞」がしばらく閲覧不能に陥る(6月27日7月2日)。


〔この記事は9月15日の夕方アップしたものです。〕