趣味の裁判は自費で計画的に


5月2日付「更新」も「最終更新日」の修正のみ。たぶんそのうち多摩フェイクレイクサイドFMの「ニュースわい曲ワイド多摩」で放送法の趣旨に反する報告が行なわれるでしょうから、受信可能な方は79.0MHzにダイヤルを合わせておきましょう。受信不可能な方、またはせっかくのGWにそんなもの聴きたくないという方は、「さ〜さ、お耳を拝借〜(^v^)/」をときどきチェックしましょう。


ところで佐藤市議が、「越境通勤市議」言いがかり裁判での矢野・朝木両「市議」敗訴判決を伝えたブログの記事で、こんなことを書いていました。

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彼らが連発する訴訟は、今回も含めて行政相手だけで約70件、直接の経費だけで計2400万円が市民の皆さんの税金から費消されてきたことを、先日、東京日報という新聞も伝えていました。この金額には、今日のように市や都の職員が実際に動く人件費は入っておらず、血税からの損失と、そんなことに携わらなければならない職員の皆さんの精神的消耗は、まさに計り知れません。

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これでしょうか。これですよね。な・ぜ・か、私の手元にこんなスキャンデータが手に入ってしまいました。


★「多摩東京日報」1109号(2008年3月15・25日付)
(1)東村山市 訴訟への対応に苦慮 「草の根」会派が70件の裁判
(2)市は専門部署を設置/草の根会派のこれまで 波瀾万丈の24年
(3)2,400万円に上る市の負担一覧


それぞれお読みになってびっくりするなり呆れるなり激怒するなりしていただければと思いますが、個人的には、「市長が公用車で病院に行ったのは違法だから7920円を返還しろ」という訴訟で31万5000円を使わせたという話に、ひっくり返りそうになりました。


すごいのは、一連の訴えがほとんど棄却されていることです。ほぼ完敗と言っても過言ではありません。Jリーグなら、J2落ちどころかとっくにチーム解散でしょう。


りんごっこ保育園名誉毀損裁判判決について得意げに報じた「東村山恐怖新聞市民新聞」160号で、矢野・朝木両「市議」は次のように主張しています。

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(前略)附帯決議で〔りんごっこ保育園の高野博子〕園長の名誉を毀損させたのは公明ら与党市議らだから、当然、その責任は市議らがとらなければならない。
 ところが、何を勘違いしたかムラ議員らは控訴した
 法令を無視して勝手な決議をあげ敗訴し、市民の血税を使って賠償金を払うなどということは許されない
 彼らを厳重に監視し、血税に手をつけるようなことをさせてはならない。

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2段落目の「何を勘違いしたかムラ議員らは控訴した」という一文は前後の文章とまったくつながっていませんし、レイアウトの問題があるとは言っても文の最後にはきちんと丸をつけてほしいものですが(いまどきワープロの切り貼りで版下を作っているみたいなんですが)、それはともかく。


ここまで言うのであれば、棄却された裁判については、自分たちで市側の応訴費用も負担してはいかがですかね。


議員の寄附行為は禁止されていますが、お得意の「議員報酬返上」で何とかしてください。何より、そういう自分ルールを設けておけば、裁判を起こす前にちょっと考えてみようという気になるでしょう。「行政訴訟は年3件まで」とか、どう見ても玉が出そうにない台では打たないとか。


そうでもしないと、趣味の裁判につきあわされる市職員と、そのために血税を使われる東村山市民はたまったものではありません。