我田引水にもほどがある矢野・朝木両「市議」


東村山市民新聞」は、「最終更新日」が3月24日付のままで動きがありません(3月25日午後3時現在)。私も無理して更新する必要はないのですが、他の東村山市議のブログからネタを拾って簡単な記事をアップしておきます。


まず、鈴木忠文市議がブログ「見えない風をさがして」を久しぶりに再開させました。休止前のいくつかの記事をご覧いただければわかると思いますが、佐藤市議を除く市議がほとんどりんごっこ保育園問題に触れない中で、正面から「草の根」を批判できる貴重な存在です。


市議会のレベルでさえ“与党/野党”の枠にしがみつき続け、自らを“野党”の立場に置くことで何かをやっているポーズをとることしかできない矢野・朝木両「市議」にはおわかりにならないでしょうが、東村山市の子ども達のために何をすべきなのかという点では、「草の根」などよりもよほど話をするに値する市議と言えましょう。


その鈴木市議が、ほぼ1年前に〈我田引水〉という記事を書いて矢野・朝木両「市議」の市議会(特に予算特別委員会)における行動を批判していますが、佐藤市議の〈予算委員会報告「民生費(福祉関係費)」〉を見ると、状況はまったく変わっていないようです。


佐藤市議が紹介している矢野「市議」の質問内容は、東村山市民新聞お騒がせ「市議」の09.3月市議会〉で紹介されている発言要旨と、基本的には同じです。


ちなみにそのページでは、矢野「市議」が市議会のどのような場面で行なった発言なのかは明確にされていませんが、予算特別委員会で民生費(福祉関係費)が取り上げられた日の質問だったのですね。何とかのひとつ覚えのように質問時間制限に抗議しつつ、佐藤市議を攻撃するために予算とは無関係の質問をするんですから、そりゃ明確にはできませんわね。おまけに、無関係な質問をする自分が悪いくせに「中島児童課長(創価)は答弁拒否」などと繰り返し書くのですから、悪質ですな(3月17日付〈あれっこれ叫ぶなら、議席譲渡事件の責任をとって辞職&報酬返還してからね〉も参照)。


次長の天下り問題」とやらについても、けっきょく市所管を攻撃するネタを探したいだけのようです。
「次は花さき保育園に天下りした次長の問題だが、次長は花さき保育園設立に関与したのか?」
「関与してないのか!?」
「したのかしてしてないのか言えばいいだけだ!」
「次長のことをきいてるんだよ!耳あるんでしょうが!」

などと口汚いセリフを連発し、「矢野議員が言う関与という意味がわからないが、業務として進めたものである」という答弁があると、
「これで次長が手続きに関与したことがはっきりした」
と一方的に解釈して締めくくったというのですから。これが、「東村山市民新聞」では、
「保健福祉部現次長は『当時の次長が関与したことは認める』旨答弁」
と報告されているのですよ。議事録が公表されるまでは細かな答弁内容等がわかりませんが、行政の答弁を勝手に膨らませて自分勝手な理解を一方的に宣伝するのは、これまでにも繰り返されてきた「草の根」の行動パターンです(2008年7月18日付〈私益のための引っかけ質問はそろそろやめましょう〉など参照)。


補助金お手盛り問題」とやらについては、佐藤市議は次のように説明しています。まさに「我田引水」という言葉がふさわしい「市議」たちで、これでよく他人を「癒着」だの何だのと非難できるものです。

私立認可保育園に対する東京都の交付金補助金)再構築の話も、今まで都の方針により社会福祉法人立以外には補助金が出ていなかった部分を組み立て直し、りんごっこ保育園を含む3園には従来よりも厚く配分されるようになったもかかわらず、自園への補助金の配分が少ないと、議会ごとに朝木議員(同園法人監事)と入れ替わり立ち替わり「質問」という形で発言を続けているものです。
こちらも、不公平だとか不公正だとか言って、いずれ保育園名で裁判を起こすのではないかというのがもっぱらの見方ですし、私も同感です。


ところで、矢野「市議」はこんな質問もしていたそうですね。

Q.りんごっこ保育園に対して9月10日に行われた定期指導検査について、都が行った「助言」に法的意味があるのか?
市長)子どもの保育の実施主体として委託してお願いしているという立場から、助言をおこなったものと理解している。
Q.法的意味があるのかをきいている。気持はわかってるんだよ。法的意味があるのかないのか、答えればいいだけだ。
市長)広範囲な意味合いでは法的根拠をもった助言と受け止めている。
Q.法的根拠とはなんですか?何法の何条!?
市長)先ほど答弁した通り。
Q.答えられないような答弁するなよ。何法の何条なのか?勉強もしないでえらそうにするんじゃないよ。悔しかったら言ってみろ!
 ※行政側の席から「不足していたのは事実じゃないですか!」と声が飛ぶ。 
A.都の指導検査は法に基づいて行われたものであり、(必要な資格者の配置が)不足していたことは事実です。
Q.答弁できないのにしゃしゃり出ないでね。
 答えられないなら余計な答弁しないように!市長!


有資格の保育士が(少なくとも)1名足りなかったことを棚に上げてこんな大騒ぎをするのですから、大したものです。しかし、〈お騒がせ「市議」の09.3月市議会〉のページには、この部分の質問だけはなぜか掲載されていません。不思議ですねえ。ページの上の方で「何の問題もない『りんごっこ保育園』」などと書くなら、有資格の保育士が1名足りなかったことについて都から「助言」を受けたことがいかに「何の問題もない」ことなのか、きちんとご説明なさればよろしいのに。


最近、矢野・朝木両「市議」は佐藤市議のことを「与党別働隊」と罵るのがお気に入りですが、こんな我田引水ばっかりやってる両「市議」は一体何なんでしょうね。


〔この記事は、3月25日の夕方にアップしたものです。〕