『最後のパレード』著者・中村克氏と東村山問題
「東村山市民新聞」は、トップページの〈議会関係2〉に次の見出しが加わりました(4月25日付)。
〈市税条例チンプンだけでない疑惑隠し発言までやらかした自公与党別働隊!4.22〉
ここは佐藤市議を攻撃するコーナーですので、同市議が書いた〈臨時議会開催に抗議する市議〉への意趣返しかと思われますが、見出しだけで本文がないので、何を言いたいのか「チンプン」(たぶん「ちんぷんかんぷん」の意)です。いずれ何か書き足されるのかもしれませんが*1、あいかわらず他人を攻撃することで「市議」の仕事をしているつもりなんですかね。トップページを見るだけで、矢野・朝木両「市議」が東村山市のことなどほぼまったく考えていないことは一目瞭然なんですが。
気付かないうちに4つほど新規ページも作成されていましたが、例によってトップページの殴り書きを移植しただけのものなので、別途お知らせします。「はてなアンテナ」には登録済みなので、そちらをご参照ください。
さて、『最後のパレード』盗用問題です。4月23日付の記事にもちょこちょこ追記しておいたのですが、著者である中村克氏は、問題記事を削除して別の記事に差し替えたり、何の説明もなく記事の一部を削除したりと、まったく誠意ある対応を見せていないようですね。「紀宮さま、ご結婚おめでとうございます」って、いつの話だよ。
ブログで一方的に「断筆宣言」をしておきながらまったく守らないとか、記事を書いてはどんどん削除するとか、無責任な体質は昔からでしたが、あいかわらずですね。むしろますます加速しているかもしれない。もはや東村山のローカルな話題では済まないということを、まったくおわかりではないようです。
あえて蒸し返すまでもないと思っていましたが、中村氏と東村山問題との関わりもぽつぽつ話題にのぼっていることでもあり、無用な誤解を防ぐためにも、いくつかの背景情報を提供しておくことにしましょう。
まずは、同氏が渡部尚・東村山市長のブログを荒らして閉鎖に追い込んだという件です。
途中からHNが「東村山4丁目」から「七国山のチカラ」に変わっていますが、同じ人です。私が特に呆れたのは、18禁サイトに直リンしていたコメントを削除した旨、ブログ管理者である市長が丁寧に報告したのに対し(194)、非を認めながらも逆ギレしていたことです(195・196、HNは一時的に変えてある)〔魚拓の削除にともない、11月5日に下記引用を追加〕。
[194] 東村山4丁目さんへ
いつもコメントお寄せ頂きありがとうございます。なかなかご返事を書けなく申し訳なく思っています。
さて、7月9日にお送りいただきました、「薄井市議のブログには書き込みできません。」と題するコメントの中に、18歳以下の方の入室をお断りしているサイトの中に直接アクセスできるアドレスが記述されておりました。
18歳以下の方も閲覧する可能性のある本ブログには不適切と判断し、あなたのコメントは削除させていただきます。
2007-07-10 投稿者 : わたなべ たかし
[195] 謝罪いたします。
翌日早朝、、自民党のK議員にその旨(間違ったことをした)を伝えました。渡部市長に訂正して欲しいと・・・
聞いていらっしゃいませんか?
渡部市長って薄井議員と精神構造は同じだったのですね。(笑9
2007-07-13 投稿者 : 渡部市長って薄井議員と精神構造は同じだったのですね
[196] お詫びと訂正
訂正です。
翌日早朝、、自民党のK議員にその旨(私が間違ったことをした)を伝えました。渡部市長に訂正して欲しいと・・・
渡部市長は、聞いていらっしゃいませんか?
それをなんで今、「鬼の首を取ったような」問題にするのですかね、渡部市長???
渡部市長って薄井議員と精神構造は同じだったのですね。(笑)
2007-07-13 投稿者 : 投稿者
〔中略〕
[201] ↑の名無しの方へ
少し落ち着かれてはいかがですか?
今までの一連の流れや背景をご存じの方はともかく、市長のBlogに興味があってここをのぞかれた方には、貴兄のコメントは「?」な内容だと思いますよ。
不適切なリンクの削除は、Blogの管理人として当然の処置だと思います。貴兄が何をそんなに憤っているのか、私にはわかりません。
議論をするならば冷静に、他の人でもわかるような内容と言葉で進めていくべきかと思いますが、いかがでしょうか。
2007-07-14 投稿者 : りうママ
[202]
>不適切なリンクの削除は、Blogの管理人として当然の処置だと思います。
その通りです。多大なるご迷惑をおかけしたことをお許しいただきたいと存知ます。
>貴兄が何をそんなに憤っているのか、私にはわかりません。
憤ってはいません。渡部市長がなぜ、間違いを認め謝罪した人間を・・さらに・・・攻撃(ご自信のブログで追求)するのかが市民の一人として分からない、そう言っているのです。
2007-07-14 投稿者 : 投稿者
〔中略〕
[205] このブログも閉鎖・・かな?
コメント記入がないので
>不適切なリンクの削除は、Blogの管理人として当然の処置だと思います。貴兄が何をそんなに憤っているのか、私にはわかりません。
私も当然の処置であると思います。私は間違った行動を行ったと認識しています。であるからこそ自民党の議員を通じて、謝罪し削除依頼をしたのです。(繰返しで申し訳ありません)
今、私が憤っているのは渡部氏の考え方そのものです。ここでは多くを語りませんが、現役市長が一人の市民(請願を提出した人間です)に対し、わざわざ、意図的に批判する・・・。
前代未聞ではないでしょうか?
市民として、憲法で保障されている請願権を無視された人間としては憤慨してもしかたがない、「甘い」かも知れませんが、皆さんはそうは思いませんか?
渡部市長やりうママさんには請願人の苦悩など分からないのでしょうね、悲しいです。
2007-07-15 投稿者 : 七国山のチカラ
なお、222に「講演ドットコム」からの引用が張りつけてありますが、これはその後、市長によって削除されています。上記の魚拓には入っていませんが、私がテキストファイルに保存していたものから市長のコメントを転載しておきます。
[226] 大変恐縮ですが・・・
またしばらくブログのチェックを怠っておりまして、申し訳ございません。多くの方々からたくさんのコメントをいただきまして感謝申し上げます。
いくつかのコメントに私人の実名の記載、また私としては不穏当ないし不適切と思われる表現などがございました。
私に対する励ましや評価も書き込み頂きましたが、管理人としては放置できないと判断し、削除させていただくことといたしました。
是非冷静なご議論をお願い申し上げます。
2007-07-17 投稿者:わたなべ たかし
【追記】(5月1日)ミハルちっく〈中村克氏のデジャブ〉に、上記市長コメントに対する中村克氏の反応コメントが掲載されていました。私は保存し損ねていたのですが、確かにこんなことを書いていましたね。
[228] 渡部市長へ
削除された222の誹謗投稿に対し223の投稿を行いました。
全体の文脈上、223の投稿も削除してください。
削除はされましたが「東村山4丁目」の個人情報は市長のブログを通じて世界中に発信されました。遺憾に思います。
そもそも論として渡部市長のブログが、なぜこのような人権侵害の被害者を生む無法地帯になったのか。
それは、渡部市長が請願を提出した市民に対し、不必要な攻撃を加えたことに起因します。
[194] 東村山4丁目さんへ です。
渡部市長が「東村山4丁目」をやっつけたいと考えている、市長や佐藤、薄井市議の言う通りだと「賛同した方々」が「待ってました」とばかり、「東村山4丁目」に誹謗中傷の「毒矢」を放ってくる。その結果の現象なのです。
渡部市長が「東村山4丁目」を、憲法に則り薄井政美市議の辞職勧告を請願した人間であったことを知らないはずがありません。
常識的に考えれば・・・・現役の市長から攻撃された請願人は「傷つく」とは思いませんか?渡部市長!
市長から「だまれ!」と言われているのと同じことなのですよ。
ブログの閉鎖と渡部市長の謝罪を求めます。
2007-07-17 投稿者 : 七国山のチカラ
(追記終わり)
この日の夜、市長はブログの「一時停止」を決断しました。詳細はこちらの〈ブログ一時停止のお知らせ〉(2007年7月18日付)を参照。もちろん、市長はブログの管理体制の不備を理由としており、特定の人物に責任を転嫁したりはしていません。しかし、誰がどう見ても原因は明らかでした。
次に、同氏が開設していた「東村山4丁目」というブログ(現在は「東村山パラレルワールド」と改称して一部記事だけ残っている)から、コメント欄がひときわ荒れた記事の魚拓を紹介しておきます。
*〈薄井政美市議への辞職勧告に関して〉(2007年7月5日付)
ここで取り上げられている問題について詳しくは、掲示板「職業差別を許しません!」をご参照ください。このところ、同掲示板を見る人はほとんどいなくなっていたようですが、最近はいつ見ても複数の閲覧者がいるようで(左上の「オンライン状況」で現在の閲覧者数がわかる)、再びこの問題が知られるようになったことを喜んでいます。なお、同掲示板のスレッドガイドもご活用ください。
最後に、同氏が佐藤まさたか市議のブログに粘着していた様子は、佐藤市議の旧ブログに歴然と残されています。どの記事を見ればいいかは、コメント数を目安にしてください。コメント数が異様に多い記事(50近く〜100超)にはだいたい「東村山4丁目」氏(「kodomotachinomirai」氏も同一人物)が登場しているはずです。
*「なんとかしようよ!東村山」
さて、中村氏のこのような暴れっぷりを、矢野・朝木両「市議」は「臆することなく活発な言論活動を展開してきた」と評価するとともに、単なる荒らしコメントを「殺害予告」と騒ぎ立てて〈新特集1 「殺害予告投稿」の責任を追及する!〉というページまで設けました(コメントが書き込まれたのは上記の〈薄井政美市議への辞職勧告に関して〉)。
松沢呉一さんは、この新特集が登場したときに、
「誰も真似が出来ず、真似したくもないこの飛躍!!! これと同様の飛躍によって成し遂げられたのが『朝木明代殺害』という妄想であり、『やけしに方式』が今回も炸裂です」(こちらを参照)
「このような飛躍的論理でデッチ上げられたのが『朝木明代殺害事件』であったことを今まさに彼らが説明してくれています」(こちらを参照)
などと大喜びされたものです(「やけしに方式」についてはこちらを参照)。ちなみに、矢野・朝木両「市議」は上記ページで「これは捨て置けない!」などと憤っていますが、けっきょく捨て置かれたままでした。このまま捨て置かれることは間違いないでしょう。
なお、佐藤市議が中村氏の実名を「一方的に公表」したという言いがかりについては、4月23日付の記事を参照。
また、「佐藤『市議』は『4丁目』氏の実名を公表した上で、この『殺害予告』を了解しているのである!」という言いがかりの根拠にされたコメントは、佐藤市議の旧ブログの〈2007年6月27日に思う。〉という記事に書き込まれたものです。すぐあとに「東村山4丁目」氏自身が登場して「東村山4丁目は死にません!」と宣言しているのですが(2007/07/08 19:42)、それにはまったく触れないのが矢野・朝木両「市議」らしいところです。(注/以下のkwoutは11月7日に追加)
その後、いわゆる[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20090313/p1:title=請願潰し裁判]が起きたときにも中村氏は矢野・朝木両「市議」を支持し、“薄井・佐藤両市議は請願の紹介議員となったことで市民を前科者にすることになった”などとトンチンカンな非難をしていました。民事裁判だからたとえ敗訴しても前科はつかないとつっこまれて、すぐに修正していましたけど。
そして矢野・朝木両「市議」は、その記事をあたかも「市民の意見」の代表であるかのように取り上げ、〈[http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page141.html:title=名誉毀損に無自覚な「ネット族」を提訴!]〉というページで「こちらからどうぞ」と該当記事にリンク。ほどなくしてその記事は削除されたのですが、リンクはいまだに残っています。(追記:6月4日、その記事の内容が論談TVに〈[http://rondan.tv/2009/06/04/%E3%80%8C%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E3%80%8D%E3%81%A8%E8%AA%AD%E5%A3%B2%E3%81%AE%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E8%B2%A2%E7%8C%AE%E5%A6%A8%E5%AE%B3%E2%91%A5-%E3%80%90%E4%B8%AD/:title=「最後のパレード」と読売の社会貢献妨害(6)【中村】]〉として掲載されました。「前科者」云々の記載はありませんが、「資料3 中村による論点整理」というのが、確かに当時ブログに掲載されていた内容です。)
いやー、「類は友を呼ぶ」とはよく言ったものです。もうひとつ、直ちに思い出す慣用句があるのですが、また「殺害予告」にされちゃいそうなので口に出すのはやめておきます。
*1:4月26日付更新で〈4・22東村山市議会臨時会〉という新規ページが作成されました。断片的な日々〈『東村山市民新聞』に書きなぐられる中身無き感情〉でも全文引用の上コメントが加えられていますので、そちらも参照。
*2:【11月2日追記】魚拓が削除されている模様。必要に応じ、私が保存しているテキストをもとに経緯を明らかにすることも検討する。/【11月6日追記】11月6日付〈中村克サンの「偽(いつわり)のくちびる」を封じよ〉で一部コメントを紹介した。