不透明さばかりが目立つ「りんごっこ保育園グループ」のHP更新・求人動向


久しぶりに保育園問題の記事を書いたついでに、りんごっこ保育園グループのホームページの更新状況をまとめて報告するとともに、NPO法人「林檎の木」の求人動向についても記録しておきます。更新状況はTomatotic-jellyさんがこまめに拾ってくれているので、繰り返しになりますけれども。なお、前回の更新状況まとめは次の2つの記事になります。


*3月29日


空き状況の告知に「認可分園りんごっこ第二保育園」の欄を新設し、年齢区分も変更。認可本園は3才児・5才児各1名の欠員から「3〜5才児 若干名」へ。認証では「欠員なし」から計6名の欠員が発生。


この時点では「最終更新日」は3月3日付のままだったが、4月1日に4月1日付に変更。それとともに、「※どちらも、見学の上、お申し込み下さい」「どの園も、・・・」に修正。


*4月3日
「りんごっこ第2保育園(認可分園)が開園しました!」という一文を追加。



*4月7日

 りんごっこ保育園は、認可保育園に入りたくても入れない待機児の子どもたちのために、新しく定員28名の分園(りんごっこ第2保育園)開園させました。4月1日から新入園児たちが元気に登園しています。
りんごっこ保育園では、シンビジウムやファレノプシス(胡蝶蘭)、カトレアの花芽ふくらみ、たくさん開花しています。園児たちの植えたチューリップも芽を出しています満開です



認証園の欠員(0才児)が4名から3名へと減少(4月6日現在)。また、認可本園と認証園の電話番号が追加された。(追記〔4月9日〕:4月9日付更新で、「分園・・・開園させました」「分園・・・を開園させました」に修正するとともに、認可本園の欠員がなくなったことを報告。)


なお、〈苦情処理について〉のページでは相変わらず黙々と日付が修正され続けています。



こんな茶番がいつまでも続けられていること自体、大きな問題だと思いますが、都や市はこのまま放置し続けるのでしょうか。


開設されてからいきなり宣伝が開始された認可園分園については、2月20日付〈りんごっこ保育園グループHPの相変わらず虚しい更新状況と「分園」設置計画〉にまとめておいた関連記事のほか、佐藤市議ブログ〈審議止まる…。〉を参照。いろいろと不透明・不明確な点が多いようですが、東村山市私立保育園設置指導指針(ガイドライン)をさんざんコケにされた市長と市議会は、今後どうするのでしょうか。


とりわけ、〈待機児対策で分園(認可保育園の)推進?〉と疑問を表明していた福田かづこ市議には、厚生委員長としての職責からも、かつて拒否された視察をあらためて申し入れる等の対応をとってもらいたいものです。どうせ朝木直子「市議」(厚生委員会)が強硬に反対するでしょうし、視察を申し入れても名誉毀損の附帯決議について謝罪がないなどという理由で拒否されるでしょうが、2004年12月にりんごっこ保育園調査特別委員会が行なった「現地周辺」視察ぐらいはやっておくべきでありましょう。


なお、凪論〈特定非営利活動法人林檎の木が東京都に事業報告書を提出 〜一から百まで怪しいりんごっこ保育園の報告書〜〉も参照。この平成20年度事業報告書には他にもいろいろ問題がありそうですが、私は見方がよくわかりませんので、分析は詳しい方にお任せします。とりあえず、週1回の高齢者向け食事会(p.1)というのは朝木明代時代から「草の根」としてやっていた活動ではないかと思いますが、そのあたりの区別はどうなっているのかが少々気になりました。また、認証保育所・りんごっこ第一保育園の施設長を務めていた林礼子氏が2009年9月に理事を退任していますが(p.8)、市にはちゃんと報告しているのでしょうか。


最後にNPO法人「林檎の木」の求人動向ですが、昨年11月に保育士5名の募集をかけ、今年も2月3日から同内容の募集をかけていることは2月20日付エントリーでも報告しておいた通り。さらに、求人の整理番号は同じなのですが、求索とは別のサイトに掲載された募集では保育士1名が「急募」されています。



さらに、2月23日からは給食担当者の募集(2名)も開始されました。




重ねて求人をかけても保育士がなかなか集まらない(orすぐ辞める)ようなら、「専門学校や短大など保育士養成機関にまで本園に対する同様の態度を続けているようです」(3月3日付更新)などと意味のよくわからない愚痴をこぼすのではなく、労働環境をしっかり見直した方がよろしいんじゃないでしょうか(3月3日付〈保護者や市民に「ご安心」いただくために必要なのは、印象操作・情報操作ではありません〉参照)。


〔この記事は4月8日の夜にアップしたものです。〕