故・北野弘久氏に哀悼の意も表さず、市議選対策としか思えない更新にしゃかりきになる矢野穂積・朝木直子両「市議」
「東村山市民新聞」の７月１２日付更新（2010/07/11 19:39:37）は、それほど大規模なものではありませんでした。
まず、２００９年５月８日付更新でトップページの下の方に掲載された〈▼ 「東村山オンブズマン」の連絡先は、東村山市民新聞社です。 ▼東村山「９条２項」の会の連絡先は、東村山市民新聞社です。〉という小見出しがかなり上方に移され、表現も
〈▼ 「東村山オンブズマン」の連絡先及び東村山「９条2項」の会の連絡先は、東村山市民新聞社です。〉
に修正されています*1。
市議選が近づいてきたので、何かアピールしなければいけないと思ったものでしょうか。２００８年３月２４日付〈「市民オンブズマン」もいろいろ〉、同４月２日付〈〈「草の根」の斗い〉(笑）こそ、単なるポーズだけ〉（末尾参照）でも指摘したように、どちらも実態はまったく不明な、市民派を装うためのダミーとしか思えない団体ですが、名前だけで信じてしまう人もそれなりにはいるのでしょう。何しろ、毎日新聞のような一般紙でさえ、団体の背景を調べることさえせず、「東村山市民オンブズマン代表の矢野穂積・東村山市議」の言い分を垂れ流してしまう始末です（３月７日付〈「××のひとつ覚え」の見本を瀬戸弘幸サンに教えてあげよう〉も参照）。
そういえば、しばらく「伏魔殿化している昭和病院組合」などと騒いでいたこの件、６月定例会の一般質問では通告さえしていませんでしたね。３月定例会の一般質問では、健康福祉部長が
「果たしてそんなことを言っていいのかどうか、大変疑問に私は思いますし、そのことを言っている割には、通告に迫力がないと感じながら答弁させていただきたいと思います」
と皮肉りつつ「昭和病院の入札の関係ですけれども、適切に入札された結果だと認識しております」と答弁していましたけれども、けっきょく「疑惑」の打ち上げっぱなしで終わるのでしょうか。毎日新聞はフォローアップの記事を載せるべきですね。
次に、新たに登場した小見出し集に
〈「りんごっこ保育園」 − 保育園不足・待機児解消のため、時代を先取りして東村山市内で保育園づくりに汗を流した人々〉
という小見出しが加わりました*2。
これまた来年の市議選向けに自画自賛を開始しようとしていると思われますが、まだどこにもリンクされていません。前回の市議選では、
「保育園に入れない子供達のため、銀行から融資をうけ一円の税金も使わず保育園を完成させた園長を応援、妨害をはねのけ認可保育園開園。この保育園は東京都第三者評価でも『オールＡ』の高い評価をうける」
と宣伝していました（２００９年４月１８日付〈デンパな「市議」は東村山の夢を見るか？〉も参照）。
呆れるのは、朝木直子宅「襲撃」事件に関する次のような記述をいまさら上方（小見出し集のすぐ下）に持ってきていることです。
「自作自演」裁判の控訴審判決でも、本件事件が
「〔本件事件が〕朝木〔直子〕に対して危害を加える目的によるものと認めるに足りる事情はな〔い〕」
と認定されています。このような事実認定を不服として矢野・朝木両「市議」が上告したという話も聞こえてきませんが、それでも、判決内容にダンマリを決め込むどころかデタラメな宣伝を強化するのですから、矢野・朝木両「市議」の司法軽視体質もここに極まれりというべきでしょう。まあ、それだけ高裁判決の内容が衝撃的だったということなのでしょうけれども。本件については、宇留嶋さんの連載〈「朝木宅襲撃事件」〉も参照。
なお、７月１２日付更新では、〈「エロキャスター･薄井」と会派を組む大塚（生活者ネット）〉のページに
〈やっぱり「専門」以外への転職はダメ、を証明！〉
という小見出しも加わっています。２００８年２月２７日付更新で初めて登場した小見出しですが、他人の悪口と裁判とりんごっこ保育園の擁護が「専門」の「市議会議員」が何をおっしゃっているのやら。
ところで、以上の更新が行なわれたのは７月１１日の夜（19:39:37）ですが、この日は、矢野・朝木両「市議」を熱心に応援し続けてくれた北野弘久・日大名誉教授の友人葬が行なわれたはずです。
北野弘久さん（きたの・ひろひさ＝日本大名誉教授・税法、元日本学術会議会員）が１７日、急性白血病で死去、７９歳。親族で密葬が営まれた。「北野弘久先生をおくる会」による友人葬は７月１１日午後１時から東京都千代田区九段北４の２の２５のアルカディア市ケ谷私学会館で。
〔後略〕
タナビッチこと田辺浩三氏も、
「７月１１日＜日＞の北野先生の葬儀は今のヤイロ鳥代表Ｍが行く事になりました」
として言及していました。矢野・朝木両「市議」も当然参列したのではないかと思いたいところですが、どちらにせよ、恩人に対して哀悼の意を表することぐらいできないんですかね。
〔この記事は７月１７日朝にアップしたものです。〕
