中国人観光客を「集団ストーカー」し、女性観光客2名に集団で襲いかかる、金友隆幸(維新政党・新風世田谷支部長)率いる「排害社」の暴徒っぷり


東村山市民新聞は3日ぶりに「最終更新日」が修正されていました(10月10日付、2010/10/10 15:56:49)。


さて、日護会副会長の退会をめぐるクロダイ代表(行政書士・黒田大輔)の報告の小物っぷり、「偽本尊」問題をめぐるみっともない謝罪っぷりについてはとりあえず置いておくとして、金友隆幸(維新政党・新風世田谷支部長)率いる「排害社」の暴走が加速していますので、簡単に取り上げておきます*1


まずは次の動画を、とくに56秒あたりからご覧ください。



10・3支那人排撃運動第一弾」(上野)で起きた事件ですが、中国人観光客らしい女性2名に集団で襲いかかり、警官から引きはがされた後も追いすがって暴力的罵倒を浴びせています。警官の制止もあってか、昨年9月末に池袋や秋葉原で起きた集団襲撃事件(2009年9月28日付〈矢野・朝木両「市議」が東村山市に呼び込んだ連中の暴力的自警団体質〉参照)のように身体的暴力が振るわれることはなかったようですが、どちらにしても、犯罪的・国辱的行為であることには変わりありません。


この襲撃の背景については、金友自身が自慢げに報告しています。


 すると写真の支那人女二人組が、中指を突き立てながら「小日本人!」とやってきたので、猛然と抗議し叩き出す。外国に来ても自分たちが一番エラいと振る舞い、傲慢きわまりないのが支那人だ。支那人を叩き出すや、我々を取り巻いていた聴衆から大きな拍手が起きた。上野公園の階段で占いや似顔絵描きをされている方々やホームレスの方からも。みんな支那人が大嫌いなのだ。


「華人與狗不得入内」(犬と支那人は入るべからず)などという幟を掲げていれば、同じように侮蔑的なやり方で反応されることは当然予想できたはずであり、自業自得だとも思います。そもそもそんな挑発に簡単にブチ切れて集団で襲いかかるような真似をして、何をどうしようというのか。


「我々を取り巻いていた聴衆から大きな拍手が起きた」とも書いていますが、動画を見る限り、拍手は聞こえません。誰もが、怯えたような、あるいは蔑むような視線を、この異常な暴力的集団に投げかけているだけです。当たり前ですね。例によって「防犯パトロールなどとほざいていますが、ただの愚連隊に過ぎません。


ちなみに、この日午前中に池袋で行なわれた街宣*2には高校生も参加してマイクを握っており、それをまたレックスが「スーパー高校生」などと持ち上げて紹介していました。


スーパー高校生動画!
下記の動画で街宣しているのは、マイミクシーのN君ですがまだ現役の高校生です。
このように日本の事を思い立派に堂々と主張している姿は、とても私の娘と同じ歳の子とは思えないくらいしっかりしています。
今後、N君のように日本を思っている若い世代がどんどん出てくれば、日本は必ず良くなるでしょう
大学生諸君、死んだ目をさらすな!この高校生の元気を見習え!!


心当たりのある保護者や学校は、彼がまだ引き返せるうちに何とかしてあげた方がいいでしょう(昨日付のエントリーも参照)。


10月に入り、支那人観光客を叩き出せ!〉〈支那人観光客ゼロ運動の提唱などとして中国人観光客への嫌がらせを強化する方針を露わにした金友は、10日には秋葉原で中国人観光客への「集団ストーカー」作戦を展開しました。


 さて、今回の“作戦”では、演説無し、ビラ撒き無し、シュプレヒ無し、衝突小競り合い無しという物。簡単に説明すれば、皆で秋葉原を静かに練り歩く→たむろする支那人観光客の集団を発見→そのまま黙って周囲に立つ→支那人がビビって逃げ出すまでやる→次の支那人を探して続行という簡単なもの。


集団ストーカー行為の厳罰化と犯罪構成要件の緩和を訴える日護会の皆さんに、お友達として何とかしていただきたいものです。もっとも、創価学会本部周辺での写真撮影、ビラ撒き、「職員に話しかけること」を(期間限定とはいえ)禁止されるなど、裁判所から事実上の「集団ストーカー」認定を受けたとも言える日護会としては、あまり他団体のことも言えませんかね。


金友は、このような「集団ストーカー」作戦の戦果を次のように自慢し、中国人観光客が
「今日の日の事を“土産話”にしてくれればよいのだ」
と述べています。


 この日は約二時間に満たない間に、数十人以上もの支那人観光客を追い払った。しかも、一切罵声や怒声を浴びせる事も無く、小競り合いも無く完遂した。あとはこの支那人観光客たちが本国に帰って、今日の日の事を“土産話”にしてくれればよいのだ。


日本人がこんな粗暴で野蛮で陰湿な連中ばかりだと思われるのは、私は御免こうむりたいのですが、自称愛国者の皆さんはどのようにお考えなのでしょうか。


とりわけ、平成21(2009)年4月13日付で「民族差別を許さない」という声明を発しておきながら、依然として金友の除名どころか解任にさえ踏み切れない維新政党・新風の姿勢は厳しく問われることになるでしょう。



4月1日付〈[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20100401/p1:title=「襲撃する運動」が野放しにされている状況こそ「世界の非常識」]〉で米・ニュージャージー州の立法例を紹介しましたが、このままでは、東京都迷惑防止条例([http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_honbun/ag10122121.html:title=公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例])を改正して憎悪犯罪の要素を導入するなど、何らかの対応をとることが必要になってくるようにも思われます。来春の都知事選に石原慎太郎都知事が再出馬する可能性も低いようですし、少なくとも議論の俎上に載せることは考えてよいのではないでしょうか。


〔この記事は10月11日の午後アップしたものです。〕

*1:【追記】Togetterまとめ〈排害社(代表・金友隆幸)による中国人観光客への嫌がらせが各方面で大ひんしゅくを〉も作成しました。

*2:【追記】当初「この時の街宣」と書いていましたが、上野でもマイクを握ったかどうかは確認できていませんので、修正しました。上野の動画でも姿は確認できます。