自分が引用した記事を誤読して創価学会を「恐るべき犯罪者の集まり」と言い切る自称ジャーナリスト・瀬戸弘幸サンの大失態


東村山市民新聞では珍しく2日間「最終更新日」が修正されず、1月26日付のままになっています(1月28日午後4時現在。/追記:その後1月29日付に修正された〔2011/01/28 19:40:52〕)。


一方、佐藤まさたか市議も〈議会だよりに「全議員の賛否一覧」掲載〉として報告してくれているように、「市議会だより」197号(2月1日付、12月定例会の報告号)が発行されました。議員の賛否一覧表は東村山市議会〈議案の審議結果〉にもPDFファイルで掲載されていますが、議員提出議案(主に決議・意見書等)のところで「草の根」矢野穂積朝木直子)の欄だけ「退」(退席)の文字がずらりと並んでいる様は、やはり異彩を放っています(この件については、まとめWiki矢野穂積・朝木直子「市議」の議員活動〉の市議会が採択する意見書等への対応参照)。


さて瀬戸弘幸サンですが、サッカーアジアカップ準決勝の日韓戦で韓国代表選手が見せた人種差別的パフォーマンスについて
「こんなパフォーマンスをした挙げ句、決局負けてしまったわけですから、もう哀れみしか感じません。下劣極まりない」
「我々のデモに在日が『下劣だとか、品がない』などと言っていましたが、何か今言いたいことがありますか?・・・言えば言うほどに民度の低さを露呈してしまいます」
「つくづくバカな男だと思います。哀れ過ぎます」

などとブーメランを飛ばし、さっそく凪さんから突っ込まれていました。しかし、すかさずその上を行く超絶ブーメランで切り返しています。


「何で、こんな常識の欠片も持ち合わせていない、ただのバカを・・・こぞって擁護するのでしょう」
「もう検証するまでもなく、彼がいい加減なことを言っているのは、多くの人が見抜いているのではないでしょうか」


さすがは我らが瀬戸弘幸サンです。


瀬戸サンが引用している記事にもあるように、韓国では
「人種差別はFIFAでも強く懲戒する事案だ。自国選手だからといって、愛国無罪だと擁護するのは良くないことだ」
という声もあがっているようで、常識の欠片も持ち合わせていない京都朝鮮学校襲撃犯を擁護し続ける瀬戸サンに、他民族の民度の低さ」を問題にする資格などないと言うべきでしょう。もっとも、民事・刑事の裁判についてまともに触れることもできず、時々ついでのように捨て台詞をかます程度の擁護しかできなくなっているようですが*1


まあ瀬戸サンは上記に引用した発言に気付くほど記事を読み込んではいないのだろうとつぶやいておいたのですが、それを裏付けるような失態をさっそくやらかしてくれました。



瀬戸サンが引用している[http://dailycult.blogspot.com/2011/01/blog-post_23.html:title=「やや日刊カルト新聞」の記事]には次のように書かれています。

 時事通信の報道によると、1月20日の判決で東京地裁の浜秀樹裁判長は「記述の重要部分が真実と証明できていない」とし、谷川氏の「人命に関わるかもしれない」との発言が、証拠とされる録音テープから確認できないとして、「殺人さえ想起しかねない印象的な表現で、この点について真実との証明がない」と判断。計33万円の損害賠償の支払いを命じました。
(太字は引用者=3羽の雀)


しかし、瀬戸サンはこの重要な段落をまったく理解できなかったのか、次のように得意げに述べているのです。

 ……判決ではこの「息子がどうなってもいいのか」「人命に関わるかもしれない」との発言があったと認定された訳です。
 矢野さんはこの発言で自分の子供が殺されるかもしれないと恐怖に怯えたからこそ、大切にしていた黒皮の手帳を差し出した訳です。
 これまで創価学会はこの手帳に関しては、矢野さん本人がすすんで創価学会に提出したなどと言ってきましたが、子供の命と引き換えに渡さざるを得なかったというのが真相です。
 この発言は創価学会の副会長の発言であり、これで創価学会がいかに反社会的な犯罪者集団であるかが裁判所で立証されたわけです。
〔中略〕
 副会長がこのように殺人までをも匂わせて脅すなど、この創価学会は恐るべき犯罪者の集まりであり、やがて日本を総体革命などで乗っ取り支配しようと企てています。
 危険な犯罪者の集まりである創価学会、幹部に在日が多く常に日本社会に敵対する恐るべき反社会性のカルト宗教団体を許しておくことがいかに危険なのかは、もう多くの国民が気づき始めています。
 統一地方選挙などにおいても、このような犯罪者集団の隠れ蓑になっている公明党に投票してはなりません。その犯罪者追放キャンペーンは2月にはいったら行ないたいと思っております。
(太字は引用者=3羽の雀)


瀬戸サンは以前にも、矢野絢也・元公明党委員長が「暗殺依頼の真偽はともかくとして」と予防線を張っている「告発手記」を参照しながら、
「実際に創価学会が邪魔な者に対して暗殺を企てていたという証言が最近明らかとなっています」
「この創価学会が『第三者を使い』殺人を依頼しようとしていた事実を我々は注目しなければなりません。創価学会という組織は邪魔者を『第三者に依頼して』殺してしまうという恐るべき組織なのです」

断定的記述を行なっていましたが(2009年11月16日付〈いまさら「密会ビデオ」を持ち出して「内部告発」がガセネタだったことをあらためて認める瀬戸弘幸サン〉等で指摘済み)、おっちょこちょいは相変わらずのようです。まあ、「もう検証するまでもなく、彼がいい加減なことを言っているのは、多くの人が見抜いているのではないでしょうか」ということで創価学会もお目こぼししてくれるかもしれませんが、あまりにも恥ずかしいので、さっさと訂正しておいた方がよろしいんじゃないでしょうか。


「息子さんは外国で立派な活動をしている。あなたは息子がどうなってもいいのか」という発言は、どういう文脈で行なわれたものかわかりませんが、事実とすれば確かにほめられたものではありません。しかし、報道機関に対してこんな脅迫街宣を行なう連中を支持する瀬戸サンが偉そうに批判するようなことでもありませんね。



「俺ら自己保身捨ててるからつかまってもこわないぞー!」
「俺らつっこむぞー!」
「殺してええんやったら殺すぞー!」


そういえば、公明党の都議候補に立候補を取りやめるよう「勧告」し、
「もし、貴殿がこの勧告を無視して立候補の準備を進めるのであれば、深刻なる結果をもたらすであろう事を覚悟すべきである」
と脅して自由選挙妨害罪だか脅迫罪だかで告訴された挙句、これは「立候補を取りやめなければ、不正請求を行った事実を世間に公表する」という意味だったと弁明している槇泰智(まきやすとも)のようなお仲間もいらっしゃいましたね。『政経通信』40号(PDFファイル、平成23年1月1日付)を見ても結果が書かれていないので、書類送検の結果不起訴になったのか、まだ宙ぶらりんの状態なのかは知りませんけれども(一連の経緯については、まとめWiki〈まきやすとも・公明都議候補批判街宣裁判〉も参照)。


やはりお仲間である西村修平・主権回復を目指す会代表も、瀬戸サンも支持した『ザ・コーヴ』上映粉砕街宣をめぐって
「被告らの要求に応じなければ何度も同様の行為を繰り返すかのような脅迫的な言辞を述べるという著しく不穏な態様のものであり、その態様自体、正当な政治活動あるいは表現行為として許容される範囲を逸脱している」
と断罪され(判決内容はりゅうオピニオン参照)、計110万円の損害賠償を命じられたではありませんか。この件に関する瀬戸サンのコメントは拝見した記憶がありませんけれども。


柳原滋雄さんについて「創価学会の信者は裁判で勝つと大騒ぎするくせに、この問題では簡単にしか伝えていません」と揶揄しているのもお笑い草です。いま触れた『ザ・コーヴ』上映粉砕街宣裁判の結果にも、同じく西村修平が完全敗訴した街宣名誉毀損裁判の判決内容についてもダンマリを決め込み、東村山の洋品店が万引き「でっち上げ」に加担したなどという虚偽宣伝を正面から否定した一連の判決についても、度重なる指摘にも関わらず一切触れようとしない卑怯者は、いったいどこのどなたですか。


2日前の記事でも瀬戸サンが『週刊現代』のデマ記事に踊らされたことを指摘したばかりですが、何の訂正も追記もありません。まったく、「不利な事実は公表せずに一方的に自分に都合のよいことを公表」する「草の根」の体質を実によく共有している方です。


ついでに触れておきますが、昨年11月18日には、創価学会員宅に上がり込んで御本尊を切断するなどして告訴された妙観講員2名(起訴猶予)が被害者に損害賠償を求めた逆ギレ裁判で、妙観講員敗訴の判決が言い渡されたそうですよ。


瀬戸サンもこの御本尊切断事件についてかつて「不当逮捕」として(カギカッコ付で)言及していましたが、まあこの11月18日判決についてもスルーするんでしょうね。ところで、その記事で瀬戸サンが噴き上がっている雨具傷害疑惑事件については最近さっぱり耳にしなくなりましたが、結局どうなったんでしょうね。

*1:「まさに英雄的な行動だったということで、最大限の評価が与えられてしかるべきではないですか。本来逮捕されるような案件でないのに、無理やり逮捕されて起訴されたという事件でありましたが、その抗議の正当性はこれで実証されたと思います」2010年11月25日)、「朝鮮学校の問題で抗議した『在特会』が逮捕・起訴されたのも、警察官僚がこのパチンコ産業の外郭団体を天下り機関として大切にして来たからです」11月29日)、「朝鮮学校と言えば京都の朝鮮学校側が児童公園を不法に占拠し続け、我が物顔で使用していた問題で、日本人がその不法を糾す為に行動を起こしましたが、その払った犠牲は余りにも大き過ぎました」2011年1月7日)、「こんな朝鮮学校を支援するために、関西地方の弁護士が100人も名を連ねて訴訟しているのですから、日本は根底から腐りきっています」1月15日)、「このような連中の学校に抗議した在特会の関西メンバーは、今更ながらに良くやったと賞賛以外の言葉を見出せません」1月21日)など。