勝訴に乗じてりんごっこ保育園問題をごまかそうと必死な矢野・朝木両「市議」 ※追記


「統一戦線義勇軍」創設者詐称疑惑が発覚した瀬戸サンは、あいかわらず「外国人犯罪者は日本から出て行け!」と「竹島を日本領土と認めない朝鮮・韓国人は日本から出て行け!」の区別もつけられないようですし、けっきょく移送申立てを却下されたらしいクロダイくんはといえば、あらぬ方向に着々と「理論武装」を進めてくれているようで、ほっときゃいいので助かります。


さて、矢野・朝木両「市議」はあいかわらず市民にお知らせするつもりがないようですが、佐藤市議薄井市議をはじめとする市議の皆さんの多くが告知しているように、来週から東村山市議会3月定例会が始まります。


一般質問一覧表によると、今回は矢野「市議」、朝木「市議」、佐藤市議がこの順番で最後に一般質問に立つようです。進行状況にもよりますが、3月4日(水)がひとつの山場でしょうか。矢野・朝木両「市議」がともに「保健福祉行政の歪み」について取り上げる予定なのは不思議でも何でもありませんが、矢野「市議」がとってつけたように「3.新銀行東京の口利き疑惑と当市の関わり」を項目に入れているのは、瀬戸サンがこの問題を取り上げていることと何か関係があるのかしらなどと、いろいろ考えさせられるところです。もちろん、3月13日(金)〜18日(水)の予算特別委員会も見逃せません。


一般質問が始まるまでに、〈朝木議員謀殺関係訴訟結果報告〉リスト*1における情報操作についていちおうの検証を終えておきたいと思いますが、さっき昨日の〈「検事発言」の宣伝は“選挙が近くなるまであっためる”と言う矢野「市議」の真意は〉に長めの追記をしたところなので、今日は「東村山市民新聞」の更新状況(2月21日・22日付)から矢野・朝木両「市議」の魂胆を読み解くだけで済ませておきます。


22日付の更新でトップページのデザインが若干整理され、〈*トピックス〉という見出しも加えられるなど、少しすっきりした感じにはなりました。もっとも、花の写真については橋本玉泉さんからまたダメ出しを食らっています。


他にもいろいろと細かな修正が行なわれていますが、何と言っても注目すべきは、りんごっこ保育園名誉毀損裁判で保育園側の勝訴が確定したことを受けて、何を言い出したかという点でしょう。案の定、りんごっこ保育園について現在指摘されている問題をごまかすために、2年前の決議に関する今回の判決を引き合いに出すという、予想通りの対応をとっています。


まず、今回の勝訴確定については、りんごっこ保育園グループのHPのトップページで次のように報告されました(2月20日付)。

◎勝訴判決が確定しました!(09年2月16日)
あまりにも事実に反する市議会決議が
りんごっこ保育園の名誉と信用を
傷つけた件の裁判です。
(市側が上告を取り下げました。)


他方、「東村山市民新聞」トップページでは、2月21日付で〈訴訟3〉に次のような見出しが付け加えられています。

「りんごっこ保育園」側の勝訴確定!(09.2.16)
市(議会)側が、上告を取下げ、敗訴確定。市長、公明市議らの責任重大。


また、昨年の高裁判決について報告した見出しの下には、〈事実でないのに、あたかも「劣悪な保育環境にある」かのように攻撃し、保育園の認可取り消しを画策。〉という文言も付け加えられていました。


2月22日付の更新では、ここがさらにヒートアップし、次のような表現になります。

見込みもつけず、上告した市長の責任と、「名誉毀損決議」を繰り返した公明市議らの責任は重大。
まず、市議らが300万円超を自己負担し、謝罪と決議取消しをしなければ、あれこれ言う資格なし。何を言っても無意味でしょう。
事実でないのに、あたかも「劣悪な保育環境にある」かのように攻撃し、保育園の認可取り消しを画策したことを裁判所が最大級の批判。なお懲りず、未だに続けている身の程知らずも!!?


まったく同じ表現が、〈保育園問題〉のページにも付け加えられました(2月22日付)。ただし、こちらの大見出しは〈東村山市(議会)側、上告してすぐ取下げ!敗訴確定。〉となっています。判決は、一審判決高裁判決ともに「くしくしこねこね」で公にされていますので、ご確認ください。


まず、「名誉毀損決議』を繰り返した公明市議ら」と書いてありますが、問題となった平成18(2006)年3月24日の市議会附帯決議案は、「草の根」と共産党を除く17名の市議によって提出されたものです(議事録参照。附帯決議の内容は2008年12月11日付〈りんごっこ保育園「勝訴」でも「問題の追及」は続きます〉参照)。あえて「公明市議ら」と書くことにより、これが“創価・公明の陰謀”であるという印象操作を行なおうとしているものでしょう。


今回の判決では、この決議があたかも“りんごっこ保育園が児童福祉施設最低基準を満たしていない”という事実を摘示したかのように受け取られるとして、その名誉毀損が認定されました。したがって、矢野「市議」らが言う「自己負担」云々はともかく、損害賠償金は支払わなければなりません。


矢野・朝木両「市議」は「謝罪と決議取消し」も要求しているようですが、決議無効確認請求は棄却されており、謝罪も命じられてはいませんから、両「市議」のいつもの行動パターンに照らしても、応じる必要はないと言えます。とはいえ、このような判決が確定したことおよび判決理由の概要については、市民に何らかの形で報告する必要があるでしょう。


しかし矢野・朝木両「市議」は、「謝罪と決議取消しをしなければ、あれこれ言う資格なし。何を言っても無意味でしょう」と述べるとともに、間違いなく主として佐藤市議を念頭に置いて、「未だに続けている身の程知らず」と罵っています。


つまり、これまでに指摘されてきたさまざまな問題を、今回の判決ですべてごまかそうとしているというわけです。どのような問題が指摘されてきたかについてはあらためてまとめますが、そんな言い草は通用しませんよ、とだけ釘を刺しておきましょう。ついでに、最高裁で決着がついた「越境通勤市議」言いがかり問題をいまなお引っ張ろうとする矢野・朝木両「市議」こそ、身の程知らずであり恥知らずではないのか、という疑問も提起しておきます。


このほか、2月22日付の更新では、〈創価問題〉のページに次の2つの見出しが付け加えられました。


〈佐藤真和「市議」の選挙推薦人=創価擁護記事ライターと「創価」本部との関係が、ついに判明しました!〉
〈佐藤真和「市議」が裁判所に持ち出した「メール」はデタラメ!発覚で信用失墜。「りんごっこ保育園の都第3者評価はオールA」にいいがかり。〉


スタイルからして、〈保育園問題〉のページの見出しをそのままコピーしたもので、りんごっこ保育園問題を“創価・公明の陰謀”として片付けてしまいたい矢野・朝木両「市議」の心根が露になっています。


このほか、〈発行人と編集長〉のページでは、〈行政・議会を市民がコントロールし、社会正義を実現するための辛口地域新聞〉が〈行政・議会を市民がコントロールし、一部の「ネット族」を監視、社会正義を実現するための辛口地域新聞〉に修正されました(下線部を追加)。


また、多摩レイクサイドFMのサイトも最終更新日が「2009年2月22日」になっていますが、例によって、どこがどう修正されたのか、さっぱりわかりません。「市民経済講座」(木曜金曜)を担当していた降旗節雄帝京大学名誉教授が亡くなったことを受けた更新かとも思いましたが、いつのものだかわからないパーソナリティ一覧には何も書いてありませんし、番組表からも外されていないようです。


【追記】
はてなアンテナにより、修正箇所はまだあったことが判明しました。まず、〈親創価人脈〉という恥ずかしいページに、
08年9月1日、朝木明代議員追悼の集い参加者らに対して、創価擁護記事ライター、千葉元副署長らとともに佐藤まさたか・薄井『市議』は一体何をしたか?!
という一文が追加されています。おそらく、2月19日付の更新で〈議会関係〉のページに追加された、「諜報員」云々の話を念頭に置いたものでしょう。はっきり書かないことにより、何か重大なことをやったと思わせたいんでしょうね。まったく姑息な人たちです。前にも書きましたが、街宣参加者の写真を撮影することには、基本的に何の問題もありません。


そんなことより、同じ日、万引き被害者である洋品店で、あなたたちのお仲間がやったことについて釈明した方がよろしいんじゃないでしょうかね。


また、2008年9月30日付〈「議席譲渡」棚上げ問題に見る〈草の根〉のプライバシー観〉でも書いたように、朝木「市議」は、西口再開発問題をめぐる住民投票運動がまさに盛り上がっていたそのころ、佐藤市議の家族が住む日野市のマンション前に不審な車を停め、ベランダの洗濯物を撮影したり、マンション内に立ち入ってドア付近を撮影したりしていました(論談・目安箱の投稿も参照)。しかもその“成果”を得々と「東村山市民新聞」152号(2006年10月31日付)などで報告しています。


これはもう、「まるで『諜報員』のようでした」どころの話ではありません。クロダイくんタイプの人がその場にいたら、「待てコラぁ!! 朝木!!」と追いかけた上に、不法侵入で刑事告発をしていたでしょう。矢野・朝木両「市議」が、政敵の攻撃のために佐藤市議の家族をどのように巻き込んできたかについては、あらためてまとめたいと思います。


その〈議会関係〉のページでは、〈▼「西口再開発問題」に関わった本音は ⇒ 朝日多摩版掲載記事〉という見出しも新たに加えられました。西口再開発問題をめぐる住民投票運動が盛り上がってた時期に、佐藤市議とその家族を追い回してた人たちにどうこう言われてもねえ。


リンク先である〈速報!やっぱり、親創価・佐藤まさたかさんと市長の関係〉をいちおう見てみると、りんごっこ保育園での食中毒騒動のときに「悪意のあるデタラメ情報」を流したと決めつけられていた保護者について、


事情も知らず『りんごっこ保育園』に粘着して誹謗ばかりだと、この保護者の方のように、真相が露見して、もっとつらい立場になるのが、わからないんでしょうか


と書かれていたことに気づきました。「偽計業務妨害」だなんだと騒いで「つらい立場」に追い込んだことは自覚しつつ、そのことにまったく心の痛みを感じていないのですね(2008年10月27日〈「責任転嫁」から「謀略」へ(食中毒騒動退園事件)〉参照)。古いページも点検してみるものです。

*1:トップページの見出しは、〈朝木明代議員謀殺関係訴訟結果リストを掲載しました。〉から、〈朝木明代議員謀殺関係訴訟結果「リスト」を掲載!〉に変更された(2月22日付)。ビックリマークなしでは物足りなかった模様。