国家権力による検閲を求め、ヘイトスピーチ規制の道を開こうとする瀬戸弘幸


なぜか創価学会は対象とされていない日護会反日集団フルボッコカーニバルin横浜」(1月22日、日護会)は、参加者よりも、神奈川県警の公安警備(約25名)の人数の方が多いという、比較的平穏な状況下のまま終了したようです*1


一方、東村山市民新聞では矢野「市議」がただただ扇情的な検察批判を続けています(1月23日付更新、2010/01/23 17:44:08)。【追記】1月24日付更新(2010/01/24 16:37:58)でも同様だったので、下記に追加しておきます。

東村山市民新聞(無所属・政権交代派)は告発する! (文責) 発行人 矢野ほづみ
▼ 手がない「検察」(オール「霞ヶ関反民主官僚最後の残党)
〔中略〕
▼ マスコミ内旧体制抵抗勢力と2人3脚で、小沢幹事長民主党の政治的抹殺を企図(これは、もうクーデターだ)!
〔中略〕
 「指揮権」等々と牽制する彼ら「クーデター」派に、幻惑されてはいけない。すでに、デスマッチの権力斗争なのだ。8・30総選挙で適法に政権に就いた民主等連立政権を検察の「クーデター」で転覆させてはならない。「殺されるまえに殺す」とまで言っている「青年将校」気取りの特捜とこれを擁護する検察幹部。検察の内部にどういうクーデター人脈があるか、何が起こっているか?「クーデター」され政権転覆されてからでは遅い。いまこそ躊躇なくメスをいれるべきだ!
(太字が加筆箇所、リンクは原文ママはてなキーワードへのリンクは除く〕/太字+アンダーラインは1月24日付更新での加筆箇所)


どうでもいい内容ですから、今日は瀬戸弘幸ブログ〈言論・精神テロを看過する西宮警察の怠慢正せ!〉についてコメントしておきましす。1月17日付〈【メモ】在特会/主権回復を目指す会が西宮で暴徒化したとの噂〉に追記し(追記3)、昨日付の〈【メモ】『週刊金曜日』が西宮・水曜デモ「粉砕」暴行事件について報道〉にも注記しておいたのですが、瀬戸弘幸という詐称ジャーナリストのいい加減さを示す象徴的言説でもあり、あらためて取り上げておく価値がありましょう。

☆『主権回復を目指す会』 関西遠征行動!
国家の法治は斯くあるべきなのか。
従軍慰安婦強制連行のでっち上げによる公序良俗を乱す蛮行許すな!
〔中略〕
 このほど1月20日、西村修平代表らは再び関西へ赴き、関西や近県の同志らと共に兵庫県警西宮警察署を訪れ、何故このような反日左翼・朝鮮人集団による公序良俗に反した街頭行動を長年にわたって放置してきたのか−、その見解を問い質したものです。
 従軍慰安婦強制連行などは、私たちの祖先が朝鮮半島で女性を片っ端からかっ攫い、強制的に連行して慰安所に放り込み、慰安婦に従事させたと喧伝するもので明らかにでっち上げに他なりません。
 慰安婦は業者による募集で集められましたし、慰安婦は今の基準で言うなら公務員の月収を遥かに上回る高額の収入を得ていました。そもそも殴る蹴るの暴行を加えて強制的に連行し、監禁・軟禁などしていたら娼婦という「商品」としての価値はなくなるでしょう。
 つまり従軍慰安婦強制連行で日本に謝罪と賠償を求める運動とは、私たち日本人一人ひとりの祖先が「朝鮮半島で女性を暴行した」「朝鮮半島で女性を拉致した」と貶し、私たちの祖父・曾祖父らは凶悪な犯罪者であったと言われているに等しいものです。
 これが公序良俗に反しなくて何だと言うのでしょうか。
 さて、西宮警察署の対応ですが、警備や交通の責任者が西村代表らに応対し、JR西宮駅前広場では「道路使用許可が出ていなくても通行人の通行さえ妨げなければ構わない。いかに日本人の心証を悪くするような街頭行動であっても言論の自由に基づく活動には、所轄警察としては一切関知しない」というものでした。
 詳しくは主権回復を目指す会が発信した動画をご参照頂ければと思いますが、動画の中で西村代表が述べているように、反日左翼・朝鮮人集団の行ないは公衆の面前で全裸になって人々を不快にさせるにも等しい行ないです。
 逆に言えば日本人の精神構造は一般から警察など官職を含めて、そこまで堕落してしまったのかということを意味しています。
 西村代表が述べられたように法治というのは厳格に法を適用して摘発を進めれば良いというものではありません。
 日本という国・民族の誇り、伝統・文化、道理に沿って適用しなければ「日本」という国は成り立たないのです。

 その格好の例が反日左翼・在日朝鮮人集団による街頭での従軍慰安婦強制連行への謝罪・賠償要求運動でしょう。
 いかに日本人の心を傷つけ、日本人を貶めるような不逞な朝鮮人のための街頭行動であれ、無許可であっても「交通の妨げになっていない」というだけで野放しにされ、ますます増長する一方です。
 終いには日本という国は、朝鮮人のための国、支那人のための国になってしまいますし、現に半ばそうなっています。
 日本人を激しく貶すような街頭行動などは言論の自由でも何でもありません。
 不逞な朝鮮人とそれに結託した反日左翼による日本人への「精神テロ」「言論テロ」であり、その効果は「言論の自由」の名の下にさらに増長するばかりで、着々と成果をあげています。
 本来的には警察など行政こそがこうした不逞朝鮮人とそれに結託した反日左翼による蛮行を厳しく規制し、堕落した日本人の精神に喝を入れなければなりません。
 通行の妨げになるか否か、そのような二次的な基準を第一に規制の可否を決定する西宮警察の態度こそは今の警察を象徴する怠慢に他ならないのです。
 日本人を貶める不逞朝鮮人反日左翼による公序良俗に反した街頭行動を放置・野放しにする西宮警察をはじめ兵庫県警、各都道府県警の怠慢を断固正していこうではありませんか。
瀬戸弘幸ブログ〈言論・精神テロを看過する西宮警察の怠慢正せ!〉、太字は引用者=3羽の雀)


洋品店関連の裁判結果に一度も触れず、醜悪極まりない洋品店襲撃事件を一貫して擁護し続ける卑怯者が、
「でっち上げによる公序良俗を乱す蛮行許すな!」
などとはよく言えたものですね。瀬戸は、水曜デモの動画を掲載して
「閲覧して気分の悪くなった方もいますので、再生される際はご注意下さい(笑)」
などと揶揄していますが、こっちは笑いごとでは済まされないほど不快な動画をさんざん見せつけられてきましたよ。これが「公衆の面前で全裸になって人々を不快にさせるにも等しい行ない」になるのなら、瀬戸一派のやってきたことは、
「公衆の面前で全裸になって他人の顔に汚いチンコをこすりつけるにも等しい行ない」
と言っても過言ではないでしょう。


言論の自由が保障されている国においては、表現の規制は、「通行の妨げになるか否か」といった外形的(表現内容中立的)基準に基づく必要最小限のものに留めるのが原則です。表現内容そのものを基準とする規制も、名誉毀損など一定の場合には認められますが、法律上の基準に基づいた、裁判所による厳格な審査を経てからでなければ許されません。


法律を「日本という国・民族の誇り、伝統・文化、道理に沿って適用」するように主張する瀬戸弘幸は、つまるところ、憲法21条2項で絶対的に禁止されている国家権力の検閲(「検閲は、これをしてはならない」)を要求しているのです。Mukkeさんがつっこんでいるように、中国、ビルマ北朝鮮あたりにさっさと亡命なさればよろしいんじゃないでしょうか。


こんな瀬戸弘幸が、これまで表現の自由についてどんなことを語ってきたのか、簡単に振り返っておきましょう。


まず、何度か引用してきたように、創価学会批判ビラの配布が「妨害」されたときには、こんなことを言っていました。


チラシ配布を法的に止めたければ、配布禁止の仮処分を裁判所に出せば良いのです。それが出来ないからこそ、このような執拗な妨害・嫌がらせ行為を働いているのです


見事なブーメランですね。


同じエントリーでは、「民主主義社会の中で、言論活動が暴力によって止められるなどということがあってはなりません」とも言っています。西宮で起きた暴行事件について、池袋と秋葉原で起きた集団暴行事件の場合と同様にダンマリを決め込んでいるのは、少しは後ろめたさを感じる神経も残されているということでしょうか。なるほど、「法治というのは厳格に法を適用して摘発を進めれば良いというものではありません」と言いたくなるのもわかります。


また、田母神論文問題の時には、防衛省は、〔外部への論文の投稿について〕内規に義務づけられた上司への報告を怠った例がなかったかについて今後調べるとしている」という記事を引用して、自衛隊員に対する思想調査の開始か:内容よりも規約違反で締め付けの動きというエントリーをアップしていました。このエントリーについては、
内容ではなく、『内規違反』と言う形式に基づいて処分するなら、それは『思想調査』ではありません
と軽くつっこんでおいたのですが、けっきょく瀬戸は、表現の自由についても思想・良心・宗教の自由についても何もわかっていないということですね。


つまるところ瀬戸は、“自分が聞きたくない発言が蔓延しているのは我慢ならないから法律で規制してほしい”という、脆弱な神経の持ち主に過ぎないということです。児童ポルノの規制強化には反対しているようですが、発想は規制強化派と同じ。それどころか、自分の主張がヘイトスピーチ規制の道を開くということも、まったく自覚していないようです。ヘイトスピーチの問題については、瀬戸はこんなふうに言っていました。

 先ずはこの聞き慣れない「憎悪犯罪ヘイトクライム)」なるものについて最初に言及しておきましょう。一体何処の国のことを指して言っているのでしょう?
 日本は言論の自由が認められた国家です。そのような社会においては、このような「憎悪犯罪ヘイトクライム)」などありません。よって存在もしない罪で告訴するなど有り得ないことです。
 ただ、朝鮮人とその支援者はこの「憎悪犯罪ヘイトクライム)」なるものを日本でも成立させようと企てて来ました。その動きが今後強まることが懸念されます。
 所謂「民族差別禁止法案」(仮称)なるものですが、悪口を扇動したとか、そのような行為をそそのかしたと言うだけで逮捕し監獄にぶち込んでしまうという恐るべき法案です。
 反対派の意見を国家権力で弾圧し、言論・出版の自由を一切認めないという暗黒社会をつくり出そうとするもので、まさに恐怖弾圧社会の始まりです。
瀬戸弘幸ブログ〈朝鮮人の言いがかりが始まった!:憎悪犯罪(ヘイトクライム)で告訴?〉、太字は引用者=3羽の雀)
*このエントリーへのつっこみは、2009年12月19日付〈子どもたちを脅かしたお仲間の行動について言い訳タラタラの瀬戸弘幸サン〉参照。


これまた見事なブーメランです。「こいつらの言論の自由とは実に一方通行で国家権力を握ったとたんに自分たちに反抗する人間に対し、白昼堂々と集団暴行を加えたり、強制収容所かなんかに押し込めたりするだろう」というmiracleさんの指摘を、あらためて思い出します。


自分の言っていることさえわからない連中を批判し続けるのも馬鹿らしくなってきますが、矢野・朝木両「市議」と手を組むような連中がどういう人間なのかを見極める上では格好のサンプルなので、これからもせいぜい観察していくとしましょう。

*1:【追記】一方、本日24日の「外国人参政権断固反対!国民大行進IN新宿」では、催涙ガスやスタンガンによるデモ参加者への襲撃事件が起きたと報告されています(Khloeの〜THIS IS MY STYLE〜行動する保守へ FACTとACT等の報告も参照)。犯人が何者かはともかく、このような暴力は許されるものではありません。