桜井誠・在特会会長が“もう罵声の段階は終わりだよ”宣言→「チーム関西」もっとやれ!とはしゃいだ瀬戸サン立場なし


矢野穂積「市議」が〈小平児童相談所が人権侵害!〉とぶち上げたことの背景についてはあと何度か取り上げる予定ですが、東村山市民新聞でも「最終更新日」のみの修正が続いている(4月13日付、2010/04/12 18:33:26/4月14日付、2010/04/13 21:34:13)こともあり、今日は息抜きエントリーで済ませておきます。


「水曜デモ」とその粉砕行動の模様が産経新聞で報道され、
「よく『主権回復を目指す会』や『在日特権を許さない市民の会』の関西での抗議行動をやり過ぎだという批判を口にする人がおります。所謂『綺麗事派』と称される保守系の人達のことを指しますが、その人達もこれでようやく分かったのではないでしょうか。罵声だろうが口汚く叫ぼうが、怒りを込めた行動こそがニュースにもなり次第に広がりを見せていくのです」
はしゃいでいた瀬戸弘幸サンに砂をかけるように、桜井誠在特会会長“そろそろそんなことはやめなきゃね”と言い出しました。


第一段階は日本各地で反撃の狼煙を上げること。犯罪左翼や反日外国人勢力のやりたい放題に対して、まだ戦う意思を捨てていない人間がここに残っていることを周知することでした。在特会支部設置、そして各地での抗議活動や行政交渉という形で狼煙を次々日本各地にあげています。
まずこの反撃の狼煙を様々なツールを使って見せることで、より多くの人に気付かせることが第一段階の目標でした。だからこそ批判の声をどんなに受けても、在特会はときに激しく抗議することも辞さない構えで戦いを続けてきました。そして今、私たちにできる範囲で考えれば、この第一段階は終局に向かいつつあります。
(太字は引用者=3羽の雀、以下同)


これまでは、より激しく戦い、その姿を見てもらうことに主眼をおいて問題提起を図ってきました。その結果、在特会の名は恐らく数ある市民団体の中で突出して認知度の高いものとなりました。在特会を通じて第一段階である反撃の狼煙を認識し、多くの方が運動に参加されるようになったことは、第一段階における方針が間違っていなかったことを示します。
第二段階では第一段階の運動方針を堅持しつつ、より多くの国民をこの運動に参加させるためにどうしたら良いかを一人ひとりが考えることから始めなければなりません。抗議活動の方法、言葉づかい、行政との交渉など、これまでのやり方を改めなければならない部分も出てくるでしょう。さまざまな葛藤を乗り越えて、より多くの国民を巻き込む「行動する保守運動」を展開できたとき、反日左翼勢力に敗北した私たちは、はじめて彼らと再度戦う態勢を整えることができるのです。


大阪集会・デモにおいて参加者の皆さまにお伝えしたこと、お伝えしたかったことを改めて文章に起こしてみました。関西地区に限らず全国の在特会支部運営、会員が第二段階の意味を十二分に理解し、これからの運動を展開していくことを心から望みます。


大阪の集会であえてこのような趣旨の発言をしたということは、「チーム関西」の暴走にブレーキをかける必要を感じたということでしょう。さすがに瀬戸サン以上の逃走マスター・桜井誠だけのことはあり、これでは「チーム関西」に対する全面的支持を表明した瀬戸サンも立場がありません。


桜井は「第一段階」「第二段階」などと運動論のように語っていますが、京都朝鮮学校襲撃事件で法的措置(仮処分申立て)をとられたことに恐れをなし、自分に火の粉が及ぶ前に何とかしなければならないと焦り出した、というのが自然な理解のような気がします。いくら逃げ回っても仮処分決定はいずれ有効になりますし、街宣禁止命令違反に対する間接強制が認められれば、1日あたり100万円とまではいかなくても、それなりの債務を負うことになりますから。


朝鮮学校による刑事告訴の報に対しては
「我々にね、このような侮辱的な行為をやったもの、我々がですね、正当な抗議をやったことに対して威力業務妨害などという告訴、おどしをかける者に対しては、必ず報復します!!」
などと勇ましく宣言していた桜井ですが、警察については(なぜか)たかをくくっていられても、裁判所はそういうわけにはいかないということを理解したのかもしれません。


というわけで、襲撃する運動に対してどういう対応が効果的かについては、千葉さん・宇留嶋さんや創価学会による一連の裁判まきやすとも(槇泰智)・お礼参り的面談強要事件京都朝鮮学校襲撃事件に対する仮処分申立てなどを通じ、かなり明らかになってきたと言えましょう。蕨市でのデモが妙に大人しかったことを考えれば、ひょっとしたら警察の側の空気も変わってきており、それを肌で感じ始めたという可能性もあります。


ところで、仮処分決定に対して法的対抗措置を取って徹底的に朝鮮学校と戦う所存ですと述べていた件は、どうなったんでしょうね。放っておけば逃げ切れる、というものでもないんじゃないかなと思いますが。


〔この記事は4月14日の夜にアップしたものです。〕