日護会・クロダイくんらの迷走&暴走に矢野穂積・朝木直子両「市議」は何を思うのか


東村山市民新聞は、12月22日付(2010/12/21 20:13:59)で「最終更新日」を修正した後、12月23日付(2010/12/22 17:15:23)でトップページに次のような囲みを追加しただけでした。やはり12月定例会についてはこれ以外に報告するネタがないようです。


政権交代を実現させた民主党を、破壊・解体する菅・仙石・前原グループに徹底批判を!(12.22)
〔後略〕


7月の参院選後に、「政権交代」完遂のため即刻辞任をと騒いで小沢一郎氏への大政奉還を要求するなどしていましたが(7〜9月の更新状況まとめも参照)、ここらでもう一吠えしとこうと思ったのかもしれません。仙谷官房長官の名前ぐらい正しく書けばいいのにと思いますが、まあ東村山の話より「菅・仙石・前原グループの批判の方が大事だと思うなら、好きに批判しながら国政選挙出馬の準備でもなさればよろしいんじゃないでしょうか。


しかし、その後はまた「最終更新日」の修正だけという状況に戻りましたから*1「徹底批判」も口だけの他力本願に過ぎなかったようです。まあ〈職権濫用検察(国家公務員法100条違反)を告発し徹底追及を!〉4月29日付更新)の時もそうでしたからね。
政権交代とは何だったのか? 今更、それを煽った新聞社が何をいってるのか!
とお腹立ちの瀬戸弘幸サンは、昨年8月に共闘した東村山市民新聞」矢野穂積サンにまずはおっしゃればいいんじゃないかと思います。


ところで、上記更新が行なわれた12月22日には「セクハラ市議」名誉毀損裁判控訴審判決が言い渡される予定でしたが、再び(当初予定の11月17日が延期になったのに続いて)延期となりました。しかも何やら改めて当事者の主張を検討する必要が出てきたようで、弁論再開(今のところ期日未定)を経て判決言い渡しになるとのことです。


具体的なことは弁論が再開されてみないとわかりませんが、これで来年4月の市議選前に判決が確定することは絶望的となりました。それだけでも矢野穂積朝木直子両「市議」にとっては喜ばしいことのはずですが、第2回口頭弁論で裁判長から怒られたこともあって手放しで喜ぶわけにはいかないのか、今のところ無反応です。


他方、対創価学会街宣名誉毀損裁判控訴審が1回の口頭弁論(12月21日)で終結せず、いわゆる暗殺依頼密会ビデオに関わっているとされる藤井富雄・元公明党都議と後藤忠政・元後藤組組長の証人申請がその場で却下されなかっただけで大喜びして、「よし!」とガッツポーズまでしてしまうのが、かつては矢野・朝木両「市議」とことのほか仲が良かったクロダイくん(行政書士黒田大輔)です*2


12月21日の口頭弁論について詳しくはりゅうオピニオン〈【槇・黒田VS創価学会裁判】東京高裁での人証請求の採否は次回2月8日判断へ。槇大暴れ。黒田ガッツポーズの法廷劇場〉や凪論〈人証申請の判断は次回口頭弁論に 〜東村山街宣名誉毀損裁判控訴審〜〉をご参照いただければと思いますが、クロダイくんはよほど嬉しかったらしく、口頭弁論後に渋谷で行なわれた『ベオグラード1999』上映イベント・トークショーでも、
「面白いことを(ニヤリ 朝木明代氏を殺してくれと依頼したビデオがあるという。その密会ビデオの当事者の藤井と後藤の承認申請。却下されると思ったが!学会側の意見を聞いた上で検討されるという。法廷に引きずり出せるかもしれない!!!!!」
などと語っていたそうです。翌22日に行なわれたニコニコ生放送でも、「半分喜び、半分警戒」といちおうは慎重な姿勢を示しつつ、
「門前払いは避けられた。しかも次回期日が設定された。もしかすると後藤さんと富雄たんが東京高裁の法廷に呼ばれるかもしれない、ということになりました。呼ばれたら祭りになります」
などと興奮していました(Togetterまとめ〈創価学会から訴えられた裁判についてハイテンションに語る日護会代表・黒田大輔(クロダイ)〉参照)。


まあ第1審では、
黒田「朝木明代市議殺害の『真実性』は、当事者である後藤組長と藤井さんの2人をお呼びして聞くのが一番早い」
裁判長「『密会ビデオ』に出てくるという話ですね。ですが、何をしたよという話は(後藤元組長の著書である『憚りながら』には)出てきていない」
というやりとりの末に人証申請が却下され、判決でも
「それら〔「密会ビデオ」について報じた記事〕の信用性にはいずれも疑問があるばかりではなく、その記載内容としても、(中略)いずれも朝木市議に関しては何らの言及がなく、(中略)『某団体』として原告の名称自体も明確に記載していない上、暗殺対象者についても『すでに死亡(自殺?)しているA氏』と記載しているのみであって朝木市議と明確にしているものでもないから、原告が朝木市議を殺害したことを証するものではない」
と一蹴されたわけですから、人証が採用される可能性はきわめて低いでしょう。


仮に証人尋問が実現したとしてもクロダイくんの希望するような証言が飛び出してくるとは思えず、「暗殺依頼密会ビデオ」ネタの不確かさに乗じて適当な宣伝を続けてきた矢野・朝木両「市議」にとってもヤブヘビになるのではないでしょうか。まあ、
「私ももう一度資料を洗い出して、2人を呼び出すことが朝木明代事件の解明にいかに重要かという渾身の書面を作って、次回期日の1週間前までに提出したいと思います。クロダイはあんまり期限を守りませんけど、今回はしっかりやります」クロダイ
とのことですから、せいぜい「渾身の書面」とやらを待つことにしましょう。


なお、こんなに大喜びしている割にクロダイくんはブログでは裁判について報告せず、こんな奇妙な告白をするばかりでした。



関連裁判の情報をいつもりゅうさんに提供している通称「えっちゃん」のことだと思いますが、創価学会員であることを公言しているりゅうさんの知り合いが聖教新聞社に勤めていたとしても何の不思議もないわけで、何が「自爆」なのか意味がわかりません。


それ以前に、この行為は肖像権侵害である可能性がきわめて高い。[http://blog.livedoor.jp/ryuopinion/archives/51514500.html:title=りゅうさんも書いているように]、[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/64.html:title=第1次落書き名誉毀損裁判]で10万円の損害賠償を命じられ、今また[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/121.html:title=ニコ生における肖像権侵害や名誉毀損で訴えられている]経験から何も学んでいないようです。第1次落書き名誉毀損裁判[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/91.html:title=控訴審判決]でも、
「控訴人〔クロダイくん〕が本件写真を撮影した目的は、街宣活動の参加者の意思に反して被控訴人〔宇留嶋さん〕による写真撮影行為が続けられ、参加者に対する違法行為が行われたことから、対抗上、その証拠を保全する意味から、被控訴人に警告のうえ、撮影したものと認められるところ、その撮影の目的、態様、必要性等を総合考慮すれば、被控訴人が写真撮影行為を続ける被控訴人を被写体として撮影したこと自体を違法と評価することは困難である」
という理由で撮影行為そのものの違法性は否定されたに過ぎず(もちろん公開については違法性が認定された)、このような条件が存在しない、単なる盗撮にすぎない今回の行為は、もしも提訴されれば違法と認定される可能性が高いでしょう。[http://twilog.org/three_sparrows/date-101223/asc:title=22日深夜のニコ生]では
「受付係やってて肖像権もくそもねえだろう。不特定多数を案内するのが受付係だろうが」
などと弁明していましたが、まったく意味不明です。まして、[http://blog.livedoor.jp/ryuopinion/archives/51513919.html:title=えっちゃんの素性が特定されればまきやすともから襲撃される可能性がきわめて高いことはクロダイくんも目撃してわかっている]はずであり、えっちゃんにすれば脅されているような気分になることでしょう。


まあ、[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20090301/p1:title=瀬戸弘幸サンもかつて裁判傍聴人の写真を勝手に撮り、素性を確認しようとしたことを得々と自慢]していたことがありますし、あちらの界隈の人間はこのへんの遵法意識や人権意識に根本的に欠けているのでしょう。そういえば、[http://pullman.blog117.fc2.com/blog-category-31.html:title=矢野・朝木両「市議」も傍聴人の写真を勝手に撮影(または撮影するふり)をして何度か議長から注意を受けた]ことがありますよね(2009年6月7日付〈[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20090607/p1:title=傍聴人を「毛ばり」に引っかけたと自慢する矢野・朝木両「市議」の異常な高笑い]〉も参照)。


最後に、クロダイくんが代表を務める日護会周辺で最近起きている騒動については詳しくフォローする気も起きないのですが、10月5日に信濃町の通称「クロダイハウス」で起きた事件の事実関係が、おおむね「[http://seaside-cult.at.webry.info/:title=落護会被害者の会のブログ(仮)]」に掲載された以下の反訳通りであることについては、[http://twilog.org/three_sparrows/date-101222:title=12月22日深夜のニコ生]で日護会側も認めていました。


反訳公表に対するクロダイくんらのリアクションも常軌を逸しており、相当の危険水域に達していると思われます。彼らを持ち上げてきた瀬戸弘幸サンや矢野・朝木両「市議」も少しは責任を感じて何らかの手を打つべきだと思いますが、それも期待できないでしょう。
怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ
とはニーチェの言葉だそうですが、怪物と戦っているつもり、深淵を覗いているつもりのクロダイクンたちでさえこんな状態に陥ってしまうのですから、自分を客観視することができない上に友人にも恵まれないというのは本当に怖いものです。

*1:12月24日付(2010/12/23 14:46:43)・12月25日付(2010/12/24 19:31:03)。

*2:【追記】(12月25日)芋の煮えたもご存じない〈「遺憾なんて」!? ──日護会・黒田大輔君の遵法精神〉も参照。なお、うっかり拾うのを忘れていましたが、クロダイくんはニコ生で「次回期日が設定されるってことはあ、当然、控訴した俺のほうがあ、えー、裁判所の心証よろしということになります」という迷言も吐いていました。