「意見書」採決のたびに退席する「無責任市議」


佐藤市議が、〈9月議会が終わりました〉(9月30日付)という記事で議会の報告をしてくれています。


気になったのが、意見書(議員提出議案)の採択状況に関する報告で、「草の根はなぜか採決前に毎回退席するので、全会一致で可決。但し今回は21号のみ共産以外の賛成多数で可決」(太字は引用者=3羽の雀)と書いてあったこと。


あいかわらずなんですね?


矢野・朝木両「市議」がこのような行動(意見書採決時の退席)をとることについては、薄井市議も以前、〈反対する理由は何だろうか?〉(3月27日付)という記事で疑問を呈しています(当ブログ〈なんとかしようよ 草の根「市議」〉〔3月29日付〕も参照)。


9月定例会では13本の意見書が採択されていますが、矢野・朝木両「市議」はそれに賛成しなかったわけですから、


原油価格高騰に伴う支援対策の拡充」(議案13号)にも、
「学校耐震化」のための対策(15号)にも、
「介護現場の人材確保のため〔の〕待遇改善」(18号)にも、
「妊婦健康診査助成にかかる財政措置」(19号)にも、
障害者自立支援法の抜本的見直し」(20号)にも、


いずれも反対だということです。


おまけに、なぜ反対したのかについてはいっさい説明しない。いったい何のために「市議」をやっているんでしょうか。いやまあ、わかってはいるんですけどね。


それに、今回は、矢野・朝木両「市議」の事実上の本務に関わる重大な意見書もあったではありませんか。


多摩地域の「裁判所支部の本庁化」及び「裁判所八王子支部の存置」を求める意見書(12号)


東京地方裁判所八王子支部立川市の新庁舎に移転してしまったら、数え切れないほどの訴訟を抱える両「市議」にとっても不便になるのではありませんか? せめてこの意見書にぐらい、賛成してもよかったのに。
【追記】すいません、位置関係を間違えていました。あらためて地図で確認すると、東村山からは八王子よりも立川の方が近いんですね。じゃあ、この意見書にも反対でいいんだ。八王子周辺に住む人たちのことなど、どうせ考えていないでしょうから。


そんな嫌味はともかく、佐藤市議によれば、第八保育園の指定管理者に社会福祉法人ユーカリ福祉会を指定することについても、草の根は唯一反対し、矢野「市議」が反対討論を行なったそうですね。いったい、第八保育園をどうしたいのでしょうか。せめてその反対討論の内容ぐらいは、「東村山市民新聞」に掲載してもらえるのでしょうね。


議案にはほぼすべて反対し(りんごっこ保育園にとって直接の利益となる議案は除く)、他の市議や市民に対するいわれのない攻撃に明け暮れ、議会と裁判所のどちらにいる日数の方が多いのか不明な「市議」。5月7日付〈「見える議会」、一番いやがるのは?〉でも述べたように、「議案に反対した議員名とその理由」や「欠席した議員または自席にいなかった議員」が一目でわかるような報告の仕組みを、一刻も早く導入してもらいたいものです。


〔この記事は10月2日の午後7時ごろ書き上げたものですが、いろいろ取り上げるべきネタがあるので、1日付の記事として掲載しました。〕