「マスゴミ」の報道を引き合いに出して自分の発言を正当化しようとする西村修平


東村山市民新聞」は、「最終更新日」が1月24日付に修正されていました。ネタがあり過ぎて困ってるぐらいだから別にいいんですが、いつまで続けるんでしょうね。


他方、クロダイvsウルシマ裁判の第1回口頭弁論は、3月12日(木)にさいたま地裁川越支部で開かれることが決まったようです。クロダイvsチバ裁判の第1回口頭弁論は2月16日(月)に東京地裁八王子支部だそうなので、ちょっと順番が前後しちゃいましたね。
【追記】(1月28日)クロダイ側がまた移送申立てを行なったようなので、2月16日の口頭弁論は延期になりそうです。今回、「時間と費用の負担が大きい」とか「業務と日常生活に著しい支障が生じる」といった理由を挙げていないのは、「西村裁判の傍聴には来てるじゃん」とつっこまれないようにするためですかね。


西村vs千葉裁判の第2回口頭弁論(2月4日、東京地裁八王子支部)が近づいていることでもあり、いまさらではありますが、第1回口頭弁論(2008年11月13日)前に西村修平八王子駅前で行なった街宣の内容を検証してみます。動画は下の方に埋め込んでおきます。


ちなみに、この街宣については、凪論〈右も左も「プロ市民」は庶民を装う〉でも、批判的な視点で取り上げられていました。また、「創価学会の集団ストーカー」というブログでも、〈100万円の賠償金は痛い(西平修平氏訴えられる)〉という、西村修平が最も訴えたいことを的確に受け止めた小見出しで紹介されています。それにしても、あらためて街宣を聞いてみると、訴因を追加して損害賠償請求額を引き上げてもらうことを願っているとしか思えない内容ですね。


さて、西村修平は、万引きを「でっち上げ」とする根拠についてひとしきり述べたあと、次のように語っています(6分47秒あたりから)。

しかも私がいま話したことは、これは多くの大手のマスコミが報道したんですよ。雑誌で言えば週刊新潮、文春、現代、週刊ポスト、雑誌宝石、さらにTBSでも放送しました、10チャンネルでも放送しました、週刊朝日も放送〔ママ〕したんですよ。私は、いままで放送〔ママ〕されたその事実をありのまま述べたんですよ、これ。だったら千葉英司元副署長が告訴するのはTBSであり、週刊文春週刊新潮、TBSを損害賠償するべきじゃないですか。


確かこの界隈の人たちは大手メディアを「マスゴミ」などと罵るのが大好きだったと思うのですが、訴えられた途端、マスコミの報道内容をすべて「事実」扱いして自分の発言を正当化するわけですね。


みっともないですねえ。


凪論でも触れられていましたが、西村修平の弁護士は、西村の発言が「事実ではなかったとしても、事実であると考えるに至る客観的な事由はあった」という方向で争う方針のようです。第1回口頭弁論には、矢野絢也・元公明党委員長が『文藝春秋』に寄せた「告発手記」を証拠として提出するという意味不明の行動があったようですが、今後、当時の報道記事等のコピーも提出されるのでしょう。


しかし、周知のように、『週刊現代』の記事については創価学会から訴訟が起こされ、被告同士で「言った」「言わない」の争いが繰り広げられたあげく、講談社および朝木親子(大統・直子)の敗訴が確定しています。『週刊新潮』も、矢野・朝木両名からも証言を断られたあげく敗訴し、控訴することさえできませんでした(判決抜粋)。


こんなことはちょっと調べればわかる話で、いまさら“マスコミで報道された事実をありのままに述べた”という言い訳は通用しません。とっくに裁判で決着のついた話を何の検証もせずに蒸し返し、あげくに万引き被害者である洋品店の襲撃を主導した以上、「被害者を守れなかったという悔恨に似た思い」をいまだに強く抱き続ける千葉さんから訴えられてもしかたがないというものです(1月2日付〈弱きを助けるために矢面に立つ千葉英司さんの“男気”と、情報操作で他人の権利侵害を煽る矢野・朝木両「市議」の“下劣さ”〉も参照)。ついでながら、上記2つの裁判の経緯を見ても、矢野・朝木両「市議」の協力は期待しない方がいいでしょうね。


さらに、西村修平は次のような聞き捨てならないことも言っています。

千葉英司はね、今回ばっかりじゃないんですよ、いままで何回も同じような手口で、力のない国民から、裁判やるよって脅して、何十万も金をふんだくってるんだよ、この男は。


おやおや、これはまたすごい発言ですね。この後、「創価学会カルト教団とこの代弁者、千葉英司」とも発言しており、やはりどうしても訴因を追加してもらいたいようです。


千葉さん関連の裁判については2008年11月2日付〈千葉さん関連裁判で連戦連勝を偽装する矢野・朝木両「市議」〉でまとめておきましたが、千葉さんがこれまでに訴えてきたのは、基本的には矢野・朝木両「市議」が中心です。


他に、両「市議」の情報操作に乗っかって「謀殺」の宣伝をしてきた乙骨正生(まあ朝木明代と矢野穂積の「W不倫」の噂を本に書いちゃって直子サンに激怒されたりもしたようですけれども)、両「市議」の著書である『東村山の闇』を鵜呑みにしてコラムを書いた太田述正なども訴えていますが、いずれも「力のない国民」とは言えませんし、「裁判やるよって脅して、何十万も金をふんだくってる」という事実もない。


もちろん、他に私の知らない裁判もあるのかもしれませんが、悔し紛れに適当なことを言っていると考えて、まず間違いないでしょう。だとすれば、千葉さんは請求額を2倍に引き上げてもいいぐらいじゃないですかね。


〔この記事は1月24日の午前中にアップしたものです。〕


★2008年11月13日の八王子駅前街宣(西村修平